« ついに40年記念式も中止 | トップページ | 維新との融合めざした自民党 »

2012年9月26日 (水)

野田さん、辞任しかない

 国との友好関係をズタズタにした首相の失政を国民や役人がなり直しに追われている。こんなあべこべな話があるだろうか。中国にしても韓国にしてもちょっとやり過ぎではないかと考える人たちが多いだろうが、立場が逆になったらどうだろう。やっぱり同じように激しい対抗措置、対決行動に出るのではないか。野田首相の短慮は見過ごせない。

 

 首相の短慮は明白だ。石原東京都知事が尖閣諸島を東京都が買って管理すると言い出したら、すぐに自分対する非難だと早合点し、「ヨシ、その前に国で買ってやる」と身構えた。自分の非を指摘されるとすぐ反発する。石原知事の言動が計算し尽くされた挑発であることはすぐ分かるのに、それを分別する余裕もない。

「国で買って、都知事を出し抜いてやるぞ」と一か月もしないうちに心に決め、藤村官房長官らに伝えている。その背景には「オレはその辺の政治家のように口ばかりではない。必ずやると言ったらやるぞ」と「決められる政治」に酔っていた。

その後はもう外交オンチ、政治オンチそのものだ。外務省幹部は東京都に購入と管理は任せ、国は距離を置く方がこじれた時に話がしやすいと主張したにもかかわらず、「いや、国が購入して管理した方がすっきりする」とゆずらなかった。一気に進めれば石原都知事をギャフンと言わせることもできると考えたのだろう。

「一自治体がやっていることだ」と言って中国側を押し返せたのに、国が買って「国有化」しちゃったら一挙に国対国の領土問題なっちゃうと考える知恵も経験もなかったのだ。つまり、ひと言でいえば野田首相が一人合点して売っちゃった喧嘩なのだ。

 

それなのに国連総会に出席のため訪問した米国では対話の必要を言い出し、同行記者団に「時間がかかっても話し合いで解決したい。大局を見失わないようにしたい」などと悪びれず言っている。いきなり相手の頬っぺたをぶん殴っておきながら、自分から「話し合いだ」「対話だ」なんて人間性を疑われちゃうね。とっくに自分が大局を見失ってるじゃないか。

国家間の友好、信頼は築くのに100年を要し、崩れるには1年もかからない。国会詰め記者も長くやり多くの政治家を近くで見てきたが、野田首相が外交や国際交流・友好でどんな活躍をしたのか知らない。聞いたこともない。その苦労は分からないのだろう。

産業、経済、文化、教育、観光、そして人の交流とあらゆる面で友好関係崩壊の流れを強めている。首相が想像する何倍、何十倍もの負の結果を招いている。

そのなり直し、関係修復に産業界を含めた国民と役人が駆り出されている。工場や店舗を焼き打ちされ破壊された企業関係者はほとんど現地での事業再開をあきらめなければならないと言っている。その怒りと嘆きは野田首相は聞いているのだろうか。

持久戦を覚悟しなければならない情勢だが、首相自ら解決の前面に出て、そこでこそ「決められる政治」を見せてほしい。さもなくば即刻、引責辞任を求める。

« ついに40年記念式も中止 | トップページ | 維新との融合めざした自民党 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 野田さん、辞任しかない:

« ついに40年記念式も中止 | トップページ | 維新との融合めざした自民党 »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ