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2012年10月21日 (日)

また世襲候補騒ぎですか

正直、こんなことを書いてもどうにもならないかもしれない。書いたからって変わるわけではないし、最後は押し切られてしまうのだし、選挙区の人たちだってさして考え方が変わるわけでもなく、次々と世襲議員が誕生してしまう。

本当に答えがあったら教えてほしい。どうしたらいいか教えてほしい。

 

いきなり情けない話になってしまったが、次期衆院選に向けてまたぞろ世襲制が問題になっているからだ。だって、これまでに何十人、何百人の記者が、私もその一人として書き続けてきたが、改まってはいない。世論や批判の声が相当な勢いで追い詰めたこともあるが、うまいことを言って逃げられてしまった。公約にまでしながら時が過ぎればまた元の木阿弥ということになる。

 

次期衆院選に向けて引退の意向を表明している衆院議員とその後継に予定されているのは、自民党では福田康夫元首相が長男に、中川秀直元幹事長が次男に、武部勤元幹事長が長男に、大野功統元防衛庁長官が長男に、田野瀬良太郎元総務会長が次男にそれぞれ世襲させる方向で準備を進めている。民主党では今期限りで引退を表明している羽田孜元首相が長男で参院議員の羽田雄一国交相が後継者に取り沙汰されている。

 

まあ、世襲は地盤(支持基盤)・看板(知名度)・かばん(資金力)の「3ばん」をそっくり受け継ぐことになるのだから選挙ではずっと有利だ。極端なことを言えば名前だけを変えて出るわけだ。どう考えたってスタートラインで絶対的な優位に立って戦える。自民党が大惨敗で議席数が3分の1に激減した2009年衆院選で勝ち上がった議員の半数は世襲議員だったことを考えれば、世襲、非世襲の格差は計り知れない。

 

こんなことをしていれば選挙は楽だが党は活力を失っていくことになる。世論だって厳しい批判を募らせることは当然だ。このため自民党は2009年衆院選の公約に引退議員の配偶者や三親等以内の親族が立候補する場合は公認しないことを盛り込んだ。だが、それも間もなく候補者の公募に当たっては地縁・血縁者であることを考慮すべきだとして世襲制限を事実上、骨抜きにしてしまった。

 

今回も引退議員の選挙区では対立陣営ばかりか自民党内からも批判の声が強まっている。このため党本部は公募制に党員投票を加える方針を示した。公募に応じた人が1人でも党員投票を行うとする党本部に余計な手間と経費をかける必要はないと地方が反発している。結局、それも骨抜きされて世襲制がまかり通ることになるのは明らかだ。

確かに世襲でも親以上の政治家になっている人もいるし、世襲批判に便乗して当選してもお話にならない議員だっている。結局はそれを選ぶ選挙民、国民の選択眼にかかっているのであり、善玉か、悪玉か、しっかり調べて投票しよう。どうにもならない政治家を養うために税金を提供する人生なんてもうまっぴらだ。

 

川柳「朝囀」 金バッジ つなぐためには 息ひそめ    ()

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