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2012年10月24日 (水)

月もコオロギも被災地を応援している

ひんやりとした空気が心地良く感じられると思ったら朝夕は寒さを感じる。季節のうつろいを惜しむように夜の庭ではコオロギが美しい声を響かせている。澄んだ空気が鳴き声を一段と美しくしている。オスの前翅(まえばね)に発音器があって、それをこすり合わせて鳴くのだそうだ。からだが楽器だなんて神秘ではありませんか。

 

私たちの近くにいる演奏家はオカメコオロギやエンマコオロギだが、昔はコオロギを「キリギリス」と呼んだこと知ってますか。詩や俳句の世界では秋に鳴く虫を総称して「コオロギ」と呼んだそうです。空を見上げれば、中空に月が浮かんで見えます。澄みきった空気を際立たせるようにくっきりと浮かんでいます。月齢を重ねるのが速い…日に日に満月に近づいています。鋭くシャープな弓型はかげをひそめてしまいました。

 

若いころはコオロギの鳴き声が美しいだの月が神々しいだなんてシャレてる暇はなかった。働きづめだった。坂本九ちゃんは「♪上を向いて歩こう」と歌った。菅原都々子さんは「♪月がとっても青いから、遠回りして帰ろう」と歌った。働き通しの疲れたからだと心を慰めてあげよう…と歌ったんだろう。しがない新聞記者だった私はなぜかこの初秋の候と事件の張り込み取材が重なって思い出される。

 

犯人…今はそう呼ばない…容疑者と呼ぶが、その容疑者が立ち回りそうな先を電柱の陰や生け垣の中で張り込んで待つんです。記者に逮捕権があるわけではないから、望遠レンズで写真を撮ったり、誰と接触するかを確かめるくらいしかできないが、それが記者教育の一つだった。犬にほえられ、住人に交番へ通報され職務質問されるということもあった。その深夜の張り込み取材はなぜかこの初秋のころが多かった。

 

生け垣の中で聞いたコオロギの声や電柱の陰から見た月光が記憶のすみに残っている。いやな張り込み取材のお蔭ということになる。世の働きバチたちも今はコオロギだ月だなんて言っているゆとりはないだろう。激務と安月給にコオロギならぬ、自分が泣いている。でも、「♪涙の数だけ強くなれるよ」っていう歌もある。「♪見上げてごらん夜の星を、小さな星を、小さな幸せを…」って坂本九ちゃんの歌が聞こえてくる。

 

小さな幸せ…って言えば、気がかりは東日本大震災の被災地の人々のことだ。間もなく冬将軍がやってくる。もう、暖炉に火を入れただろうか。不自由な仮設暮らしはつらいでしょう。仮設暮らし同士で励まし合い、声掛け運動を始めたという話を聞きました。老人家庭や独居老人家庭への巡回運動の話も聞きました。日曜、祭日、それもお義理でやってくる国会議員なんかアテにはならない。つらいけど地域で助け合うしかないんです。

 

復興予算のいい加減な使いよう、あきれてしまいます。復興増税、復興増税…って国会で騒いだけど、何のことはない。被災地のみなさんをダシにして税金を掻き集めたんです。それを被災地と関係ないことに使うなんて許せない。現政権の欺瞞的体質そのものです。

でも、コオロギもお月さんもみなさんを応援しています。私たちもちゃんと見ています。今度こそ本当に被災地のことを考える政治家や政党を選び出します。私はささやかながらブログで応援します。もう少しです、頑張ってください。

このブログが震災地の皆さんに届くといいなあ…

 

川柳「朝囀」 愛の声 虫の音に聞く 月夜かな    (誠)

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