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2012年11月21日 (水)

恩知らずばかりなんですよ

鳩山由紀夫元首相が、次期衆院選への出馬を断念、引退するという。2年前いったん引退宣言した後、またノコノコ出てきたような人だから、まだ、この先事情が変わることがあるかもしれないが、中途半端な政治家が多い中でも徹底していい加減な人だったから、辞めるとなるとちょっぴり寂しさもある。でも、今回はそういうやり直しは絶対にないようにしてほしい。これ以上政治嫌いな人を増やさないでもらいたいからだ。

 

かつて弟の邦夫氏(衆院議員)とともに自民党に絶縁状を叩き付けて離党、新党「さきがけ」の結成に参加した。祖父、一郎氏(元首相)が保守合同の上で作った自民党だったが、「おじいちゃん、もう僕の体にも心にも合わなくなったよ」といって弟とともに見捨てた。米国嫌い、親ロシア派の祖父の教えだけは体から抜けなかった。反米、反体制の菅直人氏と組んで民主党を結成しリーダーにおさまった。党内の支持を固めるためにザクザクと資金を注ぎ込んだ。自ら金づるとなったのだ。

 

そこに策士、小沢一郎氏(国民の生活が第一代表)が一族郎党を引き連れて参入、政権交代を成し遂げるとその初代首相にまつりあげられた。例の14億4500万円という実母からの巨額献金の使途の一端がそこにあるのだろうが、鳩山金脈が民主党の資金源になったことは否定できない。どんなにおかしな言行があろうが党内から鳩山氏追い出しのノロシは上がらなかった。沖縄の米軍普天間飛行場移設問題に関する失態でも党はかばった。でも、米大統領を直接愚弄した「トラストミー」発言の責任からは逃げられなかった。

 

後ろ髪を引かれる思いで退陣した。首相だった者はその影響力を残し過ぎてはいけないといって、政界引退を表明したが、半年で撤回し、政界に戻った。私が創った民主党だ、私が育てた民主党だという思い入れを切れない。特に野田首相の頑なな党運営がゆるせない。野党が出した内閣不信任案に何回か賛成をチラつかせ野田氏を揺さぶった。そして今回、次期衆院選の公認条件にTPP推進などを突き付けられ追い出しにあった。

 

乾いたノドをうるおす時、井戸を掘った人を想い、恩義を忘れるなといわれる。民主党の窮状に直面し、何よりも結束が欲しい時、党を創った人を想い、恩を新たにする。それが普通の人だが、野田首相は違う。わが身の傷は自ら治癒せよ、わが過ちは自らを責めよという冷酷さなのだ。鳩山氏がどんなに心血を注ぎ、大金を注ぎ込んだにしてもそれは天下の公党であり、私党、個人の持ち物ではないというのだろう。

 

川柳「朝囀」 いまさらに 戻ってみても 椅子はなし    (誠)

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コメント

このヒトのことですから、参院選にでもでてくるんじゃありませんかね。

クルクルーピーのヒトの考えることはわかりませんからね(笑)

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