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2012年11月 6日 (火)

まとまるのか、「第三極」

その気になって見るからだろうか、石原慎太郎前東京都知事と「第三極」連携の話し合いをした後の橋下徹日本維新の会代表はげっそり老け込んでいる。いっぺんに5歳も6歳も年を取ってしまったように見える。それだけ「暴走老人」の毒っ気というか気迫というのが凄いのだろう。あの橋下代表にしてそうなんだから、石原知事にくっついている若い記者たちが立ち向かえるはずがない。変なところで納得してしまう。

 

東京都知事の職を突然放り出し新党結成と国政転身を発表した会見で記者席から「80歳という高齢で…」と質問されると、ムッとして「そうだよ、80だよ。若い者、しっかりしろよ」と逆襲していた姿が目に浮かぶ。トゲがある話しっぷりがこの人の持ち味だろうから、記者たちはあまり気にならないらしいが、はじめて聞いた人はびっくりする。新聞記者協会から招かれゲストスピーチした石原氏に質問した友人が「質問が悪いって叱られちゃったよ」と困惑していたが、そんなのは珍しくもない。

 

そんな石原氏に橋下代表らが魅かれる、いっしょにやっていきたいという気になるのはなぜだろう。薩長連合して既成政党を打ち砕こうとするところは同じだとしても、30年代の原発依存ゼロや消費税の地方税化を唱える橋下維新の会に対して石原氏は原発維持・消費税賛成とかなり隔たりがある。はっきり言って2人は水と油だ。

だから、石破自民党幹事長からは「そういう2人が一緒になれるのか。そういうのを日本語で野合という」なんて揶揄されている。

 

橋下代表も戦略に長けた人だから頭の中では計算ができているのだろう。水と油でも石原氏の人気、集票力を利用できると踏んでいるのだ。石原氏の方は橋下氏の実行力と国民の期待値を使えると判断しているのだ。だから石原氏は持論の「憲法破棄」を「憲法改正」に軌道修正したりして、「暴走老人の狂言」(田中真紀子文科相)「年寄りの火遊び」(中野寛成元衆院副議長)「市長風情に持ち上げられ、まな板で料理されるだけだ」(亀井静香元国民新代表)などという批判にも我慢している。

 

橋下代表が「たちあがれ」を軸にした連携に戸惑っているのはその高齢さにあるといわれるが、誰だって年を取る。若いくせにだらしのない輩より余程増しだ。生き残りをかけてあっちの党、こっちの党と渡り歩く輩ばっかりじゃないか。今や「第三極」はばらばらになっていく「散極」、党を食べ散らかす「蚕極」、計算が先立つ「算極」、金力の傘下にぶら下がる「傘極」だとか言われる。本欄は、政界は今や志も意欲も失ったみじめな「惨極」だと断じよう。

 

川柳「朝囀」 太陽が かすんで見える 季節です    (誠)

 

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