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2012年11月 7日 (水)

横浜では生徒が成績を書き換えられる?

小中学生をお持ちの全国のお父さん、お母さん、みなさんはどう思いますか。横浜市の教育委員会が成績通知表を父母はもちろん、児童生徒本人に事前に見せるよう各学校に通知していたという問題です。通知から3か月の間に実際に児童生徒や父母に見せ、成績への不満が寄せられたという。批判を受け急きょ撤回したが、もうお話にならない。

 

成績通知書、特に学業成績については学校が守らなければならない最重要な秘匿事項であることは言うまでもない。それを事前に児童生徒や父母に見せるという異常事態になったのは、昨年11月から今年10月の間に計235校、2916人の通知表に誤記載が見つかったのが理由だった。その原因などを市教委や校長で編成したプロジェクトチームが調べた結果、各学校での点検を徹底するとともに、成績や出席日数を児童生徒、父母が事前確認する方針を決定、市教委が市内506校に通知したという。

 

当然、そんなことをすれば児童生徒や父母、市民から批判が出る。学校は自分たちの責任を放棄したのか。先生は使命感の欠片もないじゃないか。そんな厳しい声が市民や市議たちから市教委に集中した。通知表を見た父母から自分のこどもの成績への不満が持ち込まれたという。中学2年生3年生にしてみれば高校受験の内申書に書き込まれる成績だから1ランクでも2ランクでも上が欲しい。人間誰も欲目があるのだから、成績に不満をぶっつける父母がいても不思議はない。

 

そういう不満をどう処理したのだろうか。市教委も学校も明らかにしていないから分からないが、それで評点やランクを上げたような例があるなら言語道断だ。それじゃあやり得になってしまう。そんなことで高校受験の内申書が作成されているとすれば全市民の信頼を失ってしまう。市教委は厳しい批判にさらされたために今週月曜日に急きょ通知方針を撤回したが、すでに大部分の小中学校でやってしまった後で不祥事の汚点は拭えない。市教育長が「批判を真摯に受け止めたい」とコメントするだけでは済まない。

 

全国の市町村教委がいじめ死事件をめぐる処理で不手際を連発しているが、基本的な教育処理もまともに行われていないのかもしれない。単に横浜市教委だけのことではないのではないかという疑いさえ抱いてしまう。ただ、今回、62小学校、15中学校は事前確認をしていなかったことが分かった。その理由は十分な点検で誤記載を防げたという一方、市教委の通知に違和感や不信感を抱いたからやらなかったという。その通知を無視したことに疑念を差し挟む向きもあるだろうが、市教委の通知でも疑いのあるものには従わないという主体性に救いを感じる。さて、文科省はどうする。

 

 

川柳「朝囀」 ご自由に 書き直しても 公正と     ()

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