« これで政治がよくなるだろうか | トップページ | 安倍内閣発足-有言実行の政治を! »

2012年12月25日 (火)

文科省は病める教師を救えるか

昨年度、うつ病などの精神的な病気で休職した教員は5,274人、10年前の2倍の深刻な状況が続いているという文部科学省の発表があった。4年連続5,000人を超えた。そのうち復職できたのは37%、引き続いて休職中は43%、20%が退職した。復職後に再発し再び休職に追い込まれた教員は12%もいる。

 

志半ばで教壇を去った者は無念だったろう。休職者は年齢が高いほど多く、50代以上が最多で39%、20代が最少で8%。50代は20代の5倍という多さだ。若い教員ほど経験が浅く、子どもの扱いに不慣れの上、親たちからのプレッシャーで苦しんでいると思われがちだが、実際は経験のあるベテランほど追い込まれている。

 

文科省は40代以上の教員に業務が集中しストレスを抱えていると分析、「学校現場の業務量が増え教員が多忙になっていることが背景にある」と言っている。よくもしゃあしゃあとそんなこと言えるものだなと思う。指導要領や手引きを頻繁にいじって研修をやるなど業務を増やしているのは文科省自身ではないか。

 

現場はたまったものじゃない。中学、高校のベテランは教科指導の他に進学資料の作成や就職指導などで124時間でも足りない時に講習や研修をやられ、時間を奪われてしまう。へまをすればダメ教師のレッテルを貼られる。まじめにやればやるほど追い込まれる。校長や教頭が無理解とくれば地獄だ。

 

教員の多忙感を和らげる方策を考えると文科省は言っているが、それを現場に徹底するといってまた研修や講習だろう。文科省はひまにまかせていろんなことを思いつくだろう。押し付けられる現場は逃げ場がない。心病まない方がおかしいくらいだ。文科省は地方に出向いて、御身大切の校長や教頭でなく、教壇に立っている教員の生の声を聞いてから方策を考えるべきだ。

 

 

川柳「朝囀」 言うことと やること逆さ 文科省    (誠)

« これで政治がよくなるだろうか | トップページ | 安倍内閣発足-有言実行の政治を! »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 文科省は病める教師を救えるか:

« これで政治がよくなるだろうか | トップページ | 安倍内閣発足-有言実行の政治を! »

2019年9月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30          

最近のトラックバック

無料ブログはココログ