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2012年12月24日 (月)

これで政治がよくなるだろうか

総選挙から1週間…当選者は早くも次の決戦の時をめざして陣容の再確認に全力投入、落選組は支援すじをたぐって捲土重来の可能性を探るのに懸命です。選挙戦で訴えた政策や公約はもとより、国民のためにどんな汗をかくのかも頭から抜け落ちてしまっているようです。

 

今、始まったことではない。ずっと昔からそうでした。まさに戦い済んで日が暮れて…の態です。これだから政治は変わらない。日に日に政治は、いや、国会は国民から離れていってしまう。そして国民の目が届かない国会では駆け引きがはじまる。自分たちがいかに安心して金バッジを胸に付け続けることができるかをめぐる駆け引きです。国民の幸せなんか一番後回しのようです。

 

何よりも早く解決しなければならない「一票の格差」是正なのに、いつ手をつけるかも分からない。違憲状態のままで解散・総選挙に及んだ。国会が憲法を踏みつけにしているという恐れさえなかった。それで国権の最高機関たる国会で正義や信義を論ずることができるのか。違憲状態のまま総選挙に突入したことによって「一票の格差」は2・42倍まで広がってしまった。

 

いや、そういう不埒が続く元は政治家よりも私たち国民の側にあるのかもしれない。違憲状態下の総選挙を私たちがボイコットすればよかったのです。それを国民運動にすべく活動したら公職選挙法違反か何か罪になるだろうか。まさか憲法を守るよう活動することが罪になるわけがない。社会の過ちに鋭く反応し改革をぶち上げる橋下大阪市長がどうしてそういう声をあげないのか不思議です。

 

憲法を守るといえばもう一つ重大な問題がある。憲法が保障する基本的人権としての選挙権です。誰の一票も無駄にしてはならない。だが、今回も小選挙区では議席に結びつかない、いわゆる「死に票」が山のように出ました。全300小選挙区で3730万票、全投票数の56%が紙くずになった。国民が投じた票の半分以上が紙くずになる。これは民主主義への冒涜です。

 

理屈っぽい話ですが、政治のゆがみの根幹になっている大きな障害です。分かりにくいといって私たちが放置してきたから今日の政治漂流を招いている。政治不信が深まっている時だから、なかなか食いついてもらえないが、みんなで政治家に改善を働きかけよう。不平や不満をこぼしているだけでは政治家を動かすことはできない。みんなで立ち上がろう。

 

 

川柳「朝囀」 やせがまん 善人ぶって 後で泣く    (誠)

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