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2012年12月19日 (水)

若者に希望さえ与えられぬ政治

結局、自分もさして変わらない大人なのかと思って恥ずかしくなってしまう。選挙が終わって、どっちが勝ってどっちが負けた。その背景はどうの、国民の心理はどうの…と、好き勝手なことを言っている。やがて1か月、2か月もすればまた政治の運びをあれこれと理屈をつけて嘆いているだろう。

 

そんなことで世の中がよくなるわけがない。国民の目もいつの間にか政党の勢力争いや駆け引きに向けられ、日本列島は失望と嘆きのるつぼと化してしまうに違いない。政治のリーダーシップが大切なことは言うまでもないが、それに劣らず新聞、テレビ、評論家と称する人たちに指導力を発揮してもらいたい。つじつま合わせの理屈なんかより、どうすればいいのかを示してもらいたい。

 

オバマ米大統領ではないが、私たち大人は次代の担い手たる若者や子どもたちのことを本当に考えているのか。若者たちがどんなに大人社会に失望しているか。政治家のみなさん、ご存じですか。学生や青年たちが今回の選挙に何を期待したか聞いて回った結果、暗然たる思いになった。ひと言でいえば「期待なんかしていない」「期待なんかできない」という言葉に凝縮されたんです。

 

政治家がいろいろ政策を掲げて声を枯らしたが、すべて自分たちの当選、生き残りのためだけだ…という見立てだ。どんな国を引き継がれるのか見当もつかない。大体、結婚できるような暮らしなのか、子どもを育てられるような経済状況なのか、何も示していないという指摘だ。「未来を指し示すことが政治の原点だ。その目鼻立ちさえ示せない。そんなの政治じゃない」という。

 

「少なくとも『国会議員』というなら国の形、国の姿くらい自信をもって示してほしい」。政治家のみなさん、この若者たちの嘆きに答えてください。落選閣僚のみなさん、みぐるしいじゃないか。敗戦の弁、いや、嘆き節は恥ずかしい。田中文科相、「野田首相は独り善がりで、人の意見も聞かず、他人の土俵に乗ってしまった。自爆テロ解散だった」とは何ですか。

 

城島財務相、「有権者にマニフェストを理解してもらう時間がなかった」とはどういうことですか。民主党のマニフェストはまがい物だと国民は十分理解していました。まだ騙し続けるつもりだったんですか。そんな政治集団に政権を担った経験を生かせ、建設的な責任野党になれ、政権のブレーキ役になれ…なんて言っている新聞もある。ますます分からなくなってしまう。

 

川柳「朝囀」 こわし屋を ドジョウにゆずり 未来屋に   (誠)

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