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2013年2月18日 (月)

橋下さん、それでも3足のわらじですか

大阪市長の橋下日本維新の会共同代表は、夏の参院選の戦略を既得権の打破と地方分権に絞ると相変わらず威勢のいいことを言っているが、足もとは目も当てられぬような出来事が相次いでいる。同情を禁じ得ないところだが、ご当人はその参院選に出馬して3足のワラジを履こうとしている。こなせるんだろうか。

 

桜宮高校バスケットボール部主将の体罰自殺の後始末だってまだ片づいていない。体育科入試中止に対する受験生や親たちの不安、不満だってまだおさまってはいない。体罰漬けともいうべき学校の体質をどう改めるのか。体罰を見て見ぬふりをしてきたような教師たちに改革の意欲や覚悟があるとも思えない。体罰受容の空気さえ残る中で橋下市長のいう再生ができるのか。

 

体罰自殺問題で教育界が震撼しているところへ小学5年男児が廃校を悲しみ、抗議して快速電車に飛び込んで自殺するといういたましい事件が起きた。4月から別々の学校に別れていく友だちのことや思い出が詰まった学校が消えてしまうことにこれほど心をいためる子どもがいる。行政上の都合を押して一方的に廃校を決めたことに問題はないのか。大人の鈍感さに冷水を浴びせた事件だ。

 

大阪住吉区では6歳になっているはずの女児を出生直後に死亡させたまま児童手当、子ども手当をだまし取っていた両親が詐欺の疑いで逮捕された。小学校入学前調査で判明した。何という親だろう。子どもに対する手当を売りにして政権を取った政治集団がいたが、そんな手当が両親を惑わせたというなら大変だ。そんなことはないと信ずるが、人の心を惑わすような政策は厳に慎んでほしい。

 

東大阪市では死亡した97歳の母親の遺体を自宅に放棄していた61歳の息子が逮捕された。母親は車いすに座った姿勢のままで死んでいた。母親の年金が出たら葬式する積もりだったと言っているそうだ。大阪生野区では91歳の母親と68歳の長男が死んでいるのをたずねてきた長女が見つけた。2人とも病弱で病死らしいが地域社会はどうしたんだろう。声掛けはしっかりできていただろうか。

 

何も大阪市やその周辺だけでなく、日本は今やどこも多かれ少なかれ同じような出来事が相次いでいる。幸せを求めて頑張ってきたのに、その結果がこんな姿なのだ。誰も望みもしなかった姿だ。こんな状況下で橋下市長は「第三極」の柱になる国政政党を率い、自ら国会に乗り込んでいくという。高い志があってのことだろうが、身の回りはそう生やさしいものではない。

 

 

川柳「朝囀」 木漏れ日が 命の軽さ 泣いている   ()

 

 

 

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