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2013年2月 7日 (木)

野田さん、解決の糸口探るのはあなただ!

民主党政権下の尖閣などの領土問題の混乱を自民党が「外交敗北だ」と批判していたが、細野幹事長が中国軍艦による自衛隊護衛艦へのレーダー照射をめぐって「自民党政権でも状況は変わらないじゃないか」と批判したそうだ。混乱を招いた張本人が自らの政権だったという認識がまるでない。

 

中国軍艦による自衛隊護衛艦へのレーダー照射問題で、中国側は緊張関係を作り出したのは日本側だと徹底して主張している。「尖閣諸島を国有化した時に事態がエスカレートするとは考えなかったのか」という声に代表されるように尖閣国有化が直接の根っこにあると強調している。昨年9月に国有化を強行した野田前首相はどんな思いで聞いているだろう。

 

ここまで影響することを考慮していただろうか。党首会談で胡錦濤前主席から慎重姿勢を求められた直後に購入・国有化に踏み切っており、外務省当局が東京都による購入・管理という、いわば弾力措置を見守るよう進言したのも無視した。外交判断は微塵もなく「決められる政治の実践者」という功名心しかなかった。

 

周恩来や鄧小平ら中国の歴代指導者が、日本の実効支配を認めた上で、拙速な決着を回避してきたという歴史的背景も無視した。さらに野田氏は展望を見失うと米国に対して中国への牽制を頼み込み、国連演説によって諸外国の援護を期待する手に出た。だから、中国は今、「中国を刺激しておいて米国の懐に入ろうとする行為だ」と反発を強めている。

 

こんな混乱を招きながら、政権交代があったとはいえ、野田氏は対話の糸口をさぐる汗さえ流していない。山口公明党代表と習近平総書記との会談で対話による解決への流れが見えていただけに残念だ。中国の野蛮な行為は許されないが、誘発した野田氏が高見の見物ではおかしい。レーダー照射は野田氏の国有化前にもあったなどというまぜっ返しの記事なんか読みたくもない。

 

 

川柳「朝囀」 張本人 柱の陰で のぞいてる   ()

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