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2013年2月 9日 (土)

厄介ものを追いやる福祉でいいのか

認知症の高齢者が家庭的な介護を受けながら暮らすグループホーム…長崎市の施設で火災が発生し女性4人が亡くなった。

認知症ケアの切り札だと言われるのになぜ悲劇が相次ぐのだろう。

高齢者福祉、認知症対策…政治が政権交代までかけて議論している社会保障改革って何なんだ…視点が外れてしまっているのではないのか。

 

おかしいじゃないか。

認知症の高齢者が暮らす、何があっても逃げやすい、救出しやすいところでなければならないだろう。

それなのに、3階という逃げにくい高層建物に住んでいる。

かつて学生寮だった建物を改築したのだともいう。

避難、救出に支障はなかったのか。

 

もっと残念なことに防火対策のためのスプリンクラーが未設置だった。

2006年の同じ長崎県大村市の7人死亡火災を教訓に設置が求められるようになったのに、その基準面積より小さいということで設置されなかった。

建物の面積じゃなく、痴ほう症の高齢者が入所する施設だということや職員を十分に配置できないとすれば、基準面積以下でも設置を義務付けるべきだろう。

 

厚労省はスプリンクラー設置の補助金制度があるというが、制度があるならそれを生かす努力をしなければ補助金制度はないに等しい。

厚労省に限らず認知症対策を思考する役人にも年取った親がいるだろう。

その親がスプリンクラーもないような施設で過ごすのを眺めていられるか。

施策に心がこもっていないじゃないか。

 

すべての年寄りが肉親家族に守られて自宅で暮らせるような社会でありたいものだが、それはかなわない。

見慣れた顔もない、家族から離れたところで老後を送らなければならない人たちがどんどん増えていくような社会は福祉社会ではない。

この国の社会保障政策、高齢化対策は何か目の前の厄介ものを目に入らないところへ押しやっているだけではないのかと思えて仕方がない。

 

川柳「朝囀」 若者よ こんな社会は 真似るなよ   ()

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