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2013年3月28日 (木)

また始まったぞ! 朝令暮改

拙速癖のこの国でまた一つ朝令暮改が始まった。

社会の隅々にまで法の支配をと高邁な理想を掲げてスタートした「法曹3000人計画」が10年そこそこで撤廃だという。

いつものことでその理由が「いい加減」なのだ。

司法試験をパスできるような人材が育っていないとか、弁護士になったのに働く場がないというのだ。

 

ふざけちゃ困る…法科大学院をそれだけ厳格な規格で制度化しましたか。

教場も教授陣も急ごしらえ、いや、間に合わせじゃなかったか。

社会人枠なんて言ったって法学系大学以外の卒業者にはたやすくない。

社会の隅々までなんて言ったって田舎にそんなに仕事があるわけない。

大体、弁護士がそんな仕事もない地方へ自ら進んで出ていくわけがない。

都市部に偏在し就職難を作り出すのは当然じゃないか。

 

そんなことは始める前から分かっていたはずだ。

司法制度改革を議論した人たちは一体どういう社会を描いていたのだろう。

欧米の訴訟社会…よく映画に出てくる辣腕弁護士たちの晴れやかな世界でも構想していたのだろうか。

確かに生活の中にも法の力が必要なことが多くはなった。

でも、まだ日本は圧倒的に当事者間解決の国だ。

 

国際取引や知的財産の越境でグローバルな対応が必要になりつつある。

とにかく弁護士を増やせば、その中からグローバルな人材が育つだろう。

そんな甘い期待で始めたのだろうか。

そうじゃあないだろう…今の学部や大学院教育を充実させることが先だ。

司法試験に耐えられる教育は、大学や大学院じゃなく、市中の塾でなければ期待できないというではないか。

 

司法制度を論ずる人たちがもっと責任を持たないといけない。

弁護士が主人公の映画の夢の世界では改革なんか無理だ。

司法の担い手めざして頑張っている人たちにこの朝令暮改をどう説明するのか。

中途半端な考えの人々のつじつま合わせの議論や提案で制度がいじりまわされるのでは不安でしょうがない。

国だけでなく、審議会や委員会に丸投げ行政の地方も同じだ。

 

川柳「朝囀」 シナリオが 完結しない おエライさん  ()

 

 

 

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