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2013年4月 4日 (木)

いじめ死に鈍感すぎる教育界

「訓告」といわれても一般の人にはよく分からない。

漢字の意味からすれば教えを告げることだ。

2度と過ちを犯すことのないよう留意して職務に当たってほしいと告げる。

それを紙に書いて手渡すのが「文書訓告」ということになる。

もちろん職責が降格されたり減給されたりすることはない。

 

浜松の中学校で昨年6月中2男子生徒が自宅マンションから転落死した事故は第三者調査委員会の調べで「いじめによる自殺」と判明した。

「いじめ」のあるなしを学校が判断できないことも情けないが、学校関係者に対する教育委員会の処分にも合点がいかない。

校長が文書訓告、教頭2人が口頭訓告、学級担任と部活顧問教諭を口頭厳重注意としたという。

 

公表対象の厳戒処分ではないとして教育委員会は発表もしていなかった。

訓告の文書によるものと口頭によるものとどこがどう違うのか。

口頭による厳重注意とはどこがどう違うのか。

いずれも「いじめ」を防止、早期発見できなかったことを処分理由としている。

地方公務員法上の懲戒処分にしなかったのは「故意に(いじめを)見過ごしたのではなかったから…」と市教委は説明している。

 

故意にいじめを見過ごすような教師や幹部がいるわけないだろう。

1人の生徒が13歳で自ら生涯を断った「いじめ死」をどう受け止めているんだ。

悼み、悲しむ気持ちはそんな説明では伝わってこないじゃないか。

男子生徒の父親は、「仲間うちだけの処分でなれ合い。処分のうちに入らない」と憤りをあらわにしたそうだが、当然だろう。

 

学校は言うまでもなく安全、安心が命だ。

そこであたら子どもたちが命を散らすような事態が起きる。

教育者たる者はその異常さにもっと深刻にならないといけない。

処分が公表対象かどうかは学校側の都合で決めていることじゃないか。

子どもの死、いじめというあってはならない事態に関してはすべて公表すべきだ。

いんぺい体質から脱しない限り子どもらの幸せはない。

 

川柳「朝囀」 こころ無に 薄幸の子ら うろたえる  ()

 

 

 

 

 

 

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