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2013年8月 8日 (木)

海は廃水タンクじゃないぞ!

 福島原発の高濃度放射能汚染水の海への大量流出は事故直後からずっと続いていた可能性が強いという。1日300トン、並みな量ではない。

今ごろ何を寝言みたいなことを言ってるんだというのが実感だが、東京電力の危機意識の薄弱さ、生命軽視の経営倫理を示す何ものでもない。

 

 海の近くに生まれ育った身からすると、またまた人間は汚れや危険を海に捨てようと企んでいるのかと怒りを覚える。

工場廃水、農薬の汚染水、さらにはシ尿まで捨てられ海は人間社会の廃水タンクのようにされた時代が長かった。

それが人命尊重と環境対策がうるさくいわれ救いの手が加えられた。

 

それもつかの間で今度は放射能による汚染がしのび寄っている。

海とともに生きる漁業者や海洋業者を除けばさほど世間の関心は感じられない。

東電も政府も海に放射能汚染水が流れ込むことを予想していたのではないのか。

地下水は重力、水圧によって地中深く浸透する。

放射能で汚染された土壌の間を浸み込んでいく時、地下水も汚染される。

 

それが地下深いところから海に染み出ていくことは素人にも分かる。

原発敷地の地下を箱型に固めてしまわない限り汚染水の漏出は防げない。

技術的にも経済的にもそんなことができるわけがない。

原発施設を取り囲むように土を凍らせて地下水が流れ込むのを防ぐ工事を考えているようだが、そんなことができるのか。

 

その費用は数百億円に上り、東電で賄い切れないから一部国費を投入する。

一企業の責任を国費で賄うことはできないから、研究費名目で出すという。

研究費目的で…と裏事情を明かしている政府にメディアから異論も出ない。

事故の収束を急がなければならないのは当然だが、国費といえども税金だ。

巨額の税金を注ぎ込んだ後で「効果がありませんでした」なんて言わないで欲しい。その恩恵によほど東電は感謝してもらわないといけない。

当然だと言わんばかりの会見を繰り返されては困る。

 

 

 川柳「朝囀」 困ったら 国に頼れと 社是にあり  () 

 (朝のさえずり)

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