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2013年8月28日 (水)

汚染水対策国が前面へ…出来レースだ

 「東電だけでは対応できない」と麻生財務大臣が口を切れば、茂木経産大臣が「国が前面に出るひつようがある」と呼応する。

そこに世論が「汚染水対策と除染は先延ばしならん」と輪をかける。

こう言うのを「出来レース」という。

 

東電福島第一原発の放射能汚染水問題は遂に血税の無条件投入となった。

ここまで来るのを東電は待っていたのではないか。

今ごろになって社長直轄の対策本部立ち上げとはふざけている。

高濃度の放射能汚染水が大量に海に流れ出た騒ぎの最中は何を考えてたんだ。

「どこから漏れてるか、量も分かりません」などと他人事だったじゃないか。

 

 東電はあまりにも原因者意識、原因者責任が乏しい。

それはすべてが大地震、大津波が原因であり、どんな企業だって対応しきれないのだとタカをくくっているからだ。

だから、汚染水対策だって東電だけの責任じゃないと考えているのだろう。

悪くいえば、国が自らの責任と言い出すのを待っていたのだ。

 

次から次へと、よくもまあこんなに問題が出てくる。

その対応、対策はいつもその場限り、場当たり的だ。

汚染水からは法定基準1リットル当たり30ベクレルの約300万倍という高濃度汚染のストロンチウム90が検出された。

自分の家族や身内だけ放射能に侵されなければいいというのか。

 

 放射能の総放出量はストロンチウム90が最大10兆ベクレル、セシウム137は20兆ベクレルに達すると試算された。

国際的な尺度で言えばレベル3「重大な異常事象」の危険だという。

東電はこれまで、タンクの汚染水は海に漏れていないと言ってきた。

結果的にウソをついたということになるだろう。

 

それでも国は自らの責任で汚染水の海への漏出防止を進める。

それは漁民や消費者への危険が予想されるからだ。

このままでは漁業者の試験操業中止はいつまで続くか分からない。

魚介類の放射能汚染に対して終了宣言、安全宣言が出るのはいつか分からない。

東電は東北の歴史の歯車を止めてしまっていることを分かっているのか。

 

 

  川柳「朝囀」 しりぬぐい 国から言い出す めでたさよ () 

 (朝のさえずり)

 

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