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2013年9月

2013年9月30日 (月)

橋下さん、国政から退いたら…一足のワラジ履き切れ

 橋下さん、大阪市民でも堺市民でもないから、申し上げます。

中途半端なかっこうで国政に携わるのはお辞めになったらいかがですか。

大阪市政にすべてのエネルギーを注いだ方がいいでしょう。

もう、あなたがどんな政治を、改革をやりたいのか分からなくなりました。 

 

 今回の堺市長選の敗北は、どんな言い訳もできないほど決定的です。

橋下さんや日本維新の会を支えてきた無党派層からすっかり見放されてしまった。

細りに細った維新の会支持層を固めるだけで精いっぱいだったでしょう。

外に向かって伸びてきたベクトルが完全に内向きになってしまった。

そのベクトルを再び拡大基調に変えるのは今は困難でしょう。

 

その支持層減衰の原因は従軍慰安婦発言など、橋下さん、あなたにあります。

そこへもってきて石原慎太郎共同代表との意見の擦れ違いは致命的です。

今回の堺市長選だって争点の大阪都構想にあれだけはっきり反対を叫んでいた。

2人の代表が真っ向対立では市民は嫌気がさします。離反します。

知り合いの青年も会社をやめあなたの塾に参じたが泣く泣く戻ってきました。

 

 未来を案じ礎になろうとする次代の担い手たちを裏切ってはいけない。

水と油のような2人の代表が並ぶ会見は若者には分かりにくいんです。

石原さんという特異な個性にあなたの持ち味がかすんでしまった。

それを何とかしようとする時、あなたはいつも虚勢を張る。

あなたの発言や発想に切れ味が全く感じられません。

 

橋下さん、あなたはまだ若い。やり直しの時間はいくらもある。

ここはいったん国政の場から離れて、大阪市政に専念されるのがいい。

そこでこそあなたの生涯の政治命題「改革」の核心が見えてくるのではないか。

そこから再び活動を起こしても十分間に合うでしょう。

あなたに将来を負託した大阪市民もそれを望んでいると思います。

一足のワラジを履き切ることをまずやったらどうですか。

 

 

 川柳「朝囀」 若さゆえ 取り返せない こともある  ()

 

2013年9月27日 (金)

3社長に無罪、司法も常識から脱線だ

 国鉄の分割民営化に伴ってJR西日本のドンにおさまった元会長、その意を汲んだ後継の2人の社長たち…スタイルは異なっても君臨し続けた。

その命を受けて社員たちは身も心も粉々になるほど頑張ってきた。

何かが起きたときはドンたちが責任を取ると信じて耐えた。

 

だが、神戸地裁はその何かが起きたときの責任を3人に問わなかった。

乗客106人と運転手が死亡、562人が負傷した尼崎JR脱線事故で業務上過失致死傷罪で強制起訴されたドンたちは全員無罪となった。

威張りたいように威張り、やりたいようにやってきた、その先で起こった大惨事だったのに何の責任もないのだという。

 

 事故は会社の各層がかかわって起きるので個人を処罰対象とする今の刑法での立証は困難なのだという。個人と言っても責任ある経営者じゃないか。

現場カーブの危険性は各社長在任中、社内で検討されたことがなかった。3人は速度超過による脱線事故を具体的に予見することが出来なかった。現場カーブへの自動列車停止装置を設置すべき注意義務は3人になかった。

だから、無罪なんだと判決骨子は述べている。

 

 判決骨子の論旨はちょっとおかしくないだろうか。

現場カーブの危険性の検討を怠った。速度超過による脱線の危険を掌握し、事故防止のために自動停止装置の設置を指示すべきだった。

それをすべて怠ったのは経営トップの責任を果たしていない。

だから、有罪だという判決になるべきだろう。

 

 具体的な危険性を予測していなかったことが無罪判決の根拠になると判決骨子は言っているが、それは逆だろう。

自ら危険性を察知し事故の可能性を予測して手を打ってこそ経営者ではないか。

部下を信じて任せていることと、現場の状況に無関心で、危険性を自ら掌握することを怠っていることが同じ法の上で論じられたらすべて無罪になってしまう。

 

経営者のやりたい放題を許してしまう。

判例主義の司法は正義から遠い。

そこでは人命の尊さがあまりに軽んじられている。

裁判委員制度や検察審査会制度の導入など司法の市民目線化が叫ばれているのに、一方では法の壁をタテに逃げの姿勢が続いている。

こんな司法では犠牲者は浮かばれない。

 

川柳「朝囀」 司法まで 常識線から 脱線し  ()

 

2013年9月26日 (木)

大阪桜宮顧問は有罪でも体罰は絶えない

 大阪桜宮高校で高校2年生の男子バスケ部主将が顧問の体罰を苦に自殺した暴行傷害事件は、顧問に執行猶予付きながら懲役1年の有罪判決が大阪地裁から下された。事件は顧問の懲戒免職処分を含めて一つの区切りを迎えた。だが、教育の現場では体罰が依然続いておりやわい体と心が痛めつけられている。

 

 体を鍛え、強い心を育てるためには多少のことはあってもいいという親がいる。

生徒や指導者の中にもそれを受け入れる人たちがいる。

スポーツを実践してきた秀でた選手の中にも受容する人たちがいる。

文部科学省を中心に作成し配った体罰なき指導マニュアルをせせら笑っている監督、コーチたちがゾロゾロいる。

 

社会も教育界も高2少年の死の叫びから何も学んでいない。

学ぼうとさえしていない。2020年五輪の東京招致がメダル至上主義をよみがえらせ、スパルタ強化が体罰受容論を舞い戻らせる不安もある。

体罰が生まれる背景をみんなで探ろうとしていたのに頓挫してしまう。

誰もが金メダリストになれる式の騒ぎがこわい。

 

 勉強がダメならスポーツで頑張るしかない…こんな乱暴な教育こそ敵だ。

日本列島にまん延しているこの二分化教育、いや二分“狂育”が元凶だ。

どんなに頑張っても一流に届かない生徒たちには地獄だ。

それが大学や会社への推薦制にはめ込まれてはどうにもならない。

それは一方で監督や顧問に大きなプレッシャーになる。

 

そこに体罰の平手打ちやビンタ、竹刀によるムチ打ちが生まれる元がある。

必死で推薦枠にはめ込んでもらいたい生徒たちはそれに耐えるしかない。

耐えられない者はすべてをあきらめて脱落するか自死しかない。

そのことをしっかりと見極めて対策を練ってほしかった。

のど元過ぎれば熱さ忘れる…それでは少年の死は生かされない。

 

 

川柳「朝囀」 理不尽だ それも伝えず もどかしい  ()

 

 

また年金が削られる…何が福祉大国だ

 介護サービスの自己負担が現在の1割から2割に引き上げられる。

審議会で検討段階だというが、新聞、テレビが詳しく報道するということは厚労省が説明したということだから、ほぼ決定だ。

記者たちも老親がその苦しめられる側にいるのに反対1つ唱えない。

不思議な国だね。

 

年金収入280万円以上が基準で5人に1人が対象になるという。

全員に網をかぶせるような乱暴な負担増ではないというかもしれないが、やるなら政治家の報酬を減らしてからにしてほしいね。

納税者たる国民、それも介護を必要とするほど弱ってしまった人に負担増を求めるとはよくよくのことにしてもらいたい。

 

政治の本質は慈しみだ…なんて説教したって分かるような政治家はいないし、大体そういう心の持ち主は政治家にはなっていない。

政治家、つまり議員になるということは地方なら県市町村議会に、国なら国会に就職したような感覚の人たちばかりで、四六時中、大衆のことは忘れてる。

それに媚びて保身を図っているのがお役人だ。

 

 負担増を検討する審議員たちはお抱え教授やお抱え評論家たちばかりで、お役人に喜ばれるような意見を提供する。

そのシワ寄せは大衆、それもお世話になって老後を過ごさなければならない、弱い立場の人たちなのだ。

こんな弱い者いじめの実態を「福祉」なんかと呼べるのか。

 

 年金は収入には違いないが純粋な所得とは違う。

汗水たらして働いて稼いだ収入の一部を貯えてきたものだ。

ささやかでも人生の集大成を夢見て身を削って貯えてきたものだ。

ろくに政治らしい政治をしなくても決まって保障される地方議員、年間1億円を超える報酬や補助金が保障される国会議員…その違いはあまりに大きい。

 

介護制度を持続可能なものにするには仕方がないだろう。

そういわれるとわれわれ大衆はなかなか反対できない。

自分もやがてそのお世話にならなければならないことが分かっているからだ。

それをいいことにいきなり2倍の負担増を押し付けてくる…ひどいじゃないか。

審議員さん、お役人さん、あなたにも田舎には老親がいるでしょう。

 

 

  川柳「朝囀」 待ったなし また年金が 削られる  ()

2013年9月24日 (火)

本当に医者に殺されちゃうよ!!

 「医者に殺されないために」なんていう本が書店に並ぶ時代だから、びっくりしちゃいけないのかもしれないが、うかうかしていると本当に殺されてしまう。本を買ってまじめに自己防衛を講じないといけない。

 

 熊本大学の医学部付属病院で50代の女性の健康な肺の一部を誤って切除してしまった。手術前の検査で、がんが見つかった80代の男性患者の検体と取り違えてしまったのだという。双方に謝罪し、原因を詳しく調べるそうだが、謝ったくらいで済む話じゃないだろう。

 

 いずれも肺がんの疑いがあって、たまたま同じ日に組織の一部を採取する検査を受けた。検体は患者番号とバーコードを貼って分かるようにしていたが、複数の検査技師が同時に作業したため取り違え、医師には入れ替わった検体が渡ったらしい。

女性は男性患者の検体で診断され、肺の3分の1を切り取られてしまった。

その切り取った部位を調べたらがんが見つからず大騒ぎになったという次第だ。

 

 誤りに気づかず、「転移の心配もありません」などと言われて退院していたなんていうことになったらまるで漫画だ。軽率だったでは済まない。

 医師をはじめ医療従事者の養成や処遇には特段の税金が注ぎ込まれている。

医療の基本である安全・安心を確かなものにしてほしいからだ。

それを悪くもない部分を切り取ってしまうとは裏切り行為だ。

 

平成11年横浜市立大学付属病院でも心臓手術の患者と肺臓手術の患者を取り違え、患部でない部位を切開しちゃったことがあった。

そのわずか1週間前にそこで心臓のバイパス手術を受けた友人が「神の加護で間一髪助かったよ」と電話してきたことを思い出した。

多分、全国で似たようなことがいっぱい起きているんだろう。

 

だから、「医者に殺されないために」なんていう本がベストセラーになるんだ。

冗談でなく、これから病院に世話になる時は「あなたの病院は患者や幹部を取り違えて手術したことはないか」しっかり確かめないといけない。

 1つしかない命を検査室のお皿の上で消されてはたまらない。それもナケナシノ税金を提供している国立大学の付属病院でやられたら泣くに泣けない。

 

 

川柳「朝囀」 ねえ、先生 鼻じゃなく耳 わるいのは  () 

 

2013年9月19日 (木)

やっと辞めるか、無用コミッショナー

 5年あまりその職にありながら、それらしい仕事をしたのかどうか知らないが、加藤良三プロ野球コミッショナーが辞任を発表した。

統一球導入問題をめぐる大チョンボの責任を取ってのことだが、オーナーたちもただ首を切ればいいわけじゃない。経歴や肩書で人選するとこういうことになるという戒めを素直に受け止めよ。

 

 各球団が個別に契約していた球を統一にしたのは良かったが、それが飛びやすいような仕様になっていた。統一球に自分の名前まで刻印させた。

ところが飛びやすくなったことは選手やファンに伝えなかったから問題になった。

するとぬけぬけと「知らなかった」「事務局が教えなかったからだ」と開き直った。

町内会役員でもそんな恥ずかしい言い訳はしない。

 

 今春の第3回WBCでも日本代表監督の選考を12球団から一任されながら人選が遅れに遅れ、3連覇を逃がす一因をつくった。

年間2400万円という高額報酬はドブに捨てたようなものだ。

でも、考えてみれば日本プロ野球機構は金持ちだから人品骨柄を良く調べもしないでコミッショナー就任を要請したんだろう。

 

外務官僚出身でそれも駐米大使までやった「大物」だ。

野球のことはさぞ詳しいんだろうと思ったら、その駐米大使時代に大リーグのコミッショナーらと親しくなって始球式をやったことがあるだけだ。

米国では連邦裁判所の裁判長や司法界の大御所がコミッショナーに就任しているからそれをマネしたのだろう。

 

外務省時代のこの人の評判はすこぶる悪い。

「拉致被害者の家族会が早期救出の陳情に行くと、ニガムシをかみつぶしたような顔をして、また来たか、早く帰れ…と言わんばかりだった」と家族会の人々を悲しませた人なのだ。そんな人物を選んだ球団オーナーたちのミスキャストだ。

このブログがオーナーたちの目に触れることはないだろうから、後任もまた同じ選び方をする…同じ轍を踏むことになるだろう。

 

 川柳「朝囀」 大物も 素人以下の 苦手あり  ()

 

「死の商人」巧みに隠すプーチン

 シリア攻撃突入寸前のオバマ大統領をプーチン大統領が救った。

そんな声が国内外でまことしやかに伝わっているが、ゆつばだね。

シリアに兵器を提供してきた自らの「死の商人」ぶりをごまかし、併せてオバマに貸しをつくるロシアの陰謀そのものじゃないか。

 

 シリアの化学兵器を国際管理下に置くというロシアの提案は、一見人道的な配慮に映るが、サリンなどという非人道兵器を使用したアサド政権に逃げ道を与えようという巧妙な戦略だ。アサド政権は自ら兵器を持たない一般市民を大量殺戮してきたことを帳消しにできるのだから、これまでに見られないほど素早くそれを受け入れた。アサド大統領には元医師だという人間味は微塵もない。

 

 国連調査団の実地調査でもアサド政権の攻撃着弾地からロシア(旧ソ連)の刻印がある砲弾が多数見つかり、サリンを運ぶことが可能な大きなロケット弾だったことが明らかにされている。ロシアも逃げられない。

アサド政権とプーチンのロシアがうまく連携して「犯行隠し」を狙ったのだ。

それをプーチンがオバマを助けたなんてよくぞ言いけりだ。

 

確かにシリア攻撃の態勢をいち早く決めたものの最大の同盟国イギリスに反対され、自国の議会からも賛同が得られず、オバマは一種の窮地にあった。

アフガンやイラク介入など人命、財政打撃を被った米国社会は「世界の警察官」としての行動には慎重になっている。

だが、人権、人道を無視したシリアのアサド政権の暴走をゆるしたわけではない。

 

 アサド政権はそれを狙っているだろうが、理不尽な大義によって人を人とも思わぬ化学兵器で未曾有の人々を葬り去った狂気を不問に付すのか。

「死の商人」の素顔を隠し平和と人道の使者になりすましたロシアを放免するのか。

国連はどうしたのだ。安保理も人権委員会もお飾りか。

潘基文事務総長1人にすべてを背負わせ尾を巻いているのは醜いぞ。

国際世論を導く大新聞のオピニオンリーダーたちよ、いつ動くのだ。

今でしょ!!

 

 川柳「朝囀」 いつの日か 人道亡んだ 地球号  (誠)

2013年9月17日 (火)

本当に五輪招致はどうでもよかったのか!

 もう一度取り上げることにする。五輪招致のプレゼンテーションで安倍首相が原発の汚染水漏れに関して述べた言葉への批判についてだ。いや、国会で追及するんだと天邪鬼政党が息巻いていることについてだ。

 

影響はない、状況はコントロールされている、と語ったが東電自身がコントロールできていないといっているのだから、首相発言は真実を歪曲している。ウソだ。そう息巻いているのだ。

仮に汚染水対策は困難を極めているのが事実だとしても、ウソだと言えるのか。

天邪鬼政党のみなさんならあの段階でどう答えたでしょうか。

 

 招致が失敗しようがどうなろうが構わず、解決のめども立っていない、不安でいっぱいです。そう答えたというのでしょうか。

招致が決定した今だから、そう言えるかもしれない。いや、国民の人気取りに熱心だから、もっとIOC委員たちの心を掴むようなことを言ったかもしれない。

ただ、IOC委員たちが信用するかどうかは別ですけど…

 

 あなたたちは鳩山由紀夫首相の時に現実に招致に失敗しています。国民の期待を裏切っておきながら、わびの言葉一つありませんでした。

だから、今回も招致に失敗し安倍政権が批判にさらされるのを期待したんですか。

随分、了見が狭いじゃないですか。

五輪招致を勝ち取る必要はなかったというのですか。

 

 ひるがえって安倍首相の発言は本当にウソですか。詭弁ですか。

あなたたちはその手の発言をしたことは絶対にありませんか。

2009年、政権を奪った総選挙のマニフェストは違いますか。

子ども手当、7万円最低保障年金…子育て世代から老人世代まで一網打尽にしておきながら、満足にやれなかった。あれはウソじゃないですか。

 

 そこまで言いたくはなかったけど、あまりに身勝手だから…

政治的発言…抵抗があるけど政治の現実の中であなたたちもよくやられる。

国会で決意や覚悟を強調する時、よくお使いになる。

「五輪開催に影響は与えない」「日本のリーダーとして保証する」と述べたのは安倍首相の覚悟、決意でしょ。

 

 安倍政権がその覚悟、決意を実現するよう尻をたたき督励してこそ国会議員だ。

福島原発事故被災者たちの心情をあおって敵失を狙うなんて卑怯です。

それも原発事故発生当時の政権担当者でありながら汚染水対策、除染対策にメドもつけられなかったではないか。

政局がらみの戦略を被災地の人々が喜ぶとは思えないのだ。

 

 川柳「朝囀」 天邪鬼 自分の無策 棚にあげ () 

 

2013年9月14日 (土)

五輪招致を返上しろというのか!

 2020年五輪東京招致のプレゼンテーションで安倍首相が原発の汚染水漏れの影響はない、状況はコントロールされている、と語ったことを国会で問題にするんだと民主党が騒いでいる。

 

 あれだけ海外メディアの質問攻めにあって、招致危うしの状況下で民主党ならどういう答えをしたのだろう。それを示してからにしたらどうか。

招致できなくなっても構わない、暗中模索、不安の真っただ中だと答えるのか。

五輪招致を勝ち取る必要はなかったというのか。

招致が決まったあの瞬間に喜びを感じはしなかったのか。

 

 「五輪開催に影響は与えない」「日本のリーダーとして保証する」。

そういう決意、覚悟を首相は強調したのだ。

それだけの覚悟で招致プレゼンテーションに出席したのだ。

ウソを言ったわけではない。黒を白と言いくるめたわけでもないだろう。

あれだけ国民の期待を受けてはその決意をいやが上にも語らざるを得ない。

 

原発事故に苦しめられている被災地のことを無視したわけではない。

安全だ、コントロールされている、という答えは招致への強い思いだ。

被災地にむごいと分かってる。だからこそ首相は必ず責任を果たすと繰り返した。

その思いを踏みつけにしてウソだ、デマだ、こじつけだと騒いでどうする。

決意を揺さぶって五輪開催を危うくするのが望みなのか。

汚染水を制御して安全を勝ち取るよう背中を押してやるのが人情だろう。

 

大体、民主党は汚染水対策に批判の大声をあげられるのか。

原発事故の発生当時の政権担当者ではなかったか。

それも1年9か月もの間、政権党らしい責任を果たしたと言えるのか。

阿鼻叫喚の危機迫る必死の現場にくちばしを入れ邪魔ばかりしてきたではないか。そのことをすっかり忘れてケチだけつけようというのか。

 

そんなだから国民から見放される。

民主党の総括流に言えば、国民から拒否されてしまうのだ。

ウソだ、詭弁だと攻め立てて外国が騒ぎ出すことを期待しているのではあるまい。国際オリンピック委員会に対して2020年招致の返上でもしろというのか。

福島や被災者を引き合いにして政局の芽をうかがうとは卑怯だ。

 

 

 川柳「朝囀」 収束と 言った総理の 党はどこ? () 

 

2013年9月12日 (木)

校長名公表、ダメ教委あぶり出す

 校長に晒しの刑が待っており(東京都 みわみつる)

朝日新聞の12日付朝刊の川柳欄で見つけた秀句である。

もちろんくどくど説明はいらないだろう。

川勝静岡県知事が全国学力テストの成績下位校の校長名公表を宣言した問題だ。

 

子どもの成績が極端にふるわないのはどこに責任があるか。

先に発表された全国学力テストの小学6年国語Aで静岡県は最下位になった。

過去に悪くても中位にとどまっていたのが予想もしない最下位とはショックだ。

学校現場をはじめ教育界、親たちも動揺したままだ。

そこまで落ちるには原因、要因があるはずだ。

 

かつてさまざまな審議会、委員会で教育改革に参加してきたわが身の至らなさまで思いをめぐらし苦悶した。たまたま出来が悪かったのかもしれない。正解率の平均値でランク付けしているが、個々には高い正解を得ている分野もあるはずだ。

いや、文章の読解力に赤信号が出たというのは、じっくり文意を理解させる授業や作文教育が軽んじられている結果かもしれない。そんなことを案じた。

 

そういう授業のあり方に背景があるとすれば校長を先頭に考えないといけない。

学校間で学力格差があって下位校が足を引っ張ったとなればその学校の責任だ。

普段、教室でどんな授業が行われているか知ろうともしない校長の責任だ。

現場の教師たちを鼓舞できない校長もいなくはない。

教育理念を集大成できない校長ならそれを任用した教育委員会の責任だ。

 

そういう責任構造を考えれば誰が一番責任が重いか分かるはすだ。 

川勝知事はそういう極端な下位校の校長名を公表するとほのめかした。

いきなり校長と名指ししたことに教育界は反発しているがそれは勘違いだ。

教育・授業につながる責任を追及する意味で校長を名指ししただけだと解釈する。

それを煎じ詰めると県市町の教育委員会、教育長の責任を問うているのだ。

 

それも分からず市町教委は「公表の制度改革が必要」と逃げ腰で、県教育長に至っては「来年度以降は、市町教委が学校名公表すべき」と自らの保身だ。

こんな教育長では知事も拍子抜けだろう。

川上が濁り切っているのに下流に清き流れを期待なんてできない。

権力・階層原理の一翼に座ることに恋々としている教委幹部があぶり出された。

ダメ教委あぶり出しの秘策にまんまと引っかかった。

 

 川柳「朝囀」 ネズミ追い 思いがけずに クマを射る  () 

 

 

2013年9月11日 (水)

本当に被災地を忘れたことなかったか

 テレビ局のリポーターにマイクを向けられた10人中10人が東日本大震災のことは「忘れたことがない」と答える。

失礼ながら、一瞬、本当だろうかと思ってしまう。

本当は「忘れたことがない」ではなくて「覚えている」ではないのか。

 

 「忘れたことがない」という表現は積極的な思いが込められている。

だが、「覚えている」という表現にはそれほど強い意思が感じられない。

ことばは悪いが、その程度ではないのか。

それも聞かれたから思い出した、答えたというところだろう。

「3・11」の風化は想像以上に進んでいる。

 

 例えは不適当化も知れないが、衆院選挙や参院選挙の前に「今度の選挙には関心ありますか」「投票には行きますか」と聞かれると10人中8、9人までが「関心がある」「投票には必ず行く」と答える。

だが、実際の投票日には半分程度しか行かない。

この落差が大震災への意識の風化に似ているように思う。

 

「3・11」から2年半たった11日、あなたは被災地にどんな思いを伝えたか。

あの悪夢の時刻、午後2時46分に何をしましたか。

黙祷し、被災地の人々と心を1つに亡き人たちの冥福を祈りましたか。

放射能汚染水の漏出が深刻な問題になり、海外からも厳しい批判を受けています。

国の対応遅れを改めさせなければならない。

 

それを国に受け止めさせ行動させるために具体的に何かをしましたか。

愚痴る程度で、自分の思いを政治につなげるところまでいかなかった。

声なき大衆、サイレント・マジョリティーの一人ではなかったか。

そういうお前はどうなんだという声が返ってくるでしょうが、私は何度か被災地に足を運び人々を励ましてきた。下手なブログを発信し大震災への思いを風化させてはならないと訴えてきた。

 

だから、偉そうに言っているのではない。

私たち1人ひとりが何をすべきかを考えなければならないのだ。

私たちは一つの運命共同体の中に生きている。

他人の苦しみ悲しみは自分の苦しみ悲しみだからだ。

1人ひとりの言葉が被災地を勇気づけ、1人ひとりの祈りが復興につながる。

そういう普通の国でありたい。

 

川柳「朝囀」 「絆」とは 傍観者たち よく使う  ()

 

大震災から2年半、同情ばかりで前へ出ず

 

 

 東日本大震災から2年半だ。

今もなお約10万人がプレハブ仮設住宅に暮らしている。

いや、暮らしているのではない。風雨をしのいでいるのだ。

東京五輪招致は嬉しい…でも、その準備のために莫大な財源が必要になる。

そっちに予算を取られて復興はまた遅れるかもしれない…その心配が先になる。

 

 2年半…わが家へ帰る日を待つ人々にはとてつもなく長い。

悲しいかな人間は生身だ…あの日の悲しみや恐怖は薄れる。

被災地はそれをひしひしと感じとる…私たちは棄てられると心を痛める。

その悲痛な思いを癒し、明日に希望をつなげさせるのが政治だ。

そして全国から寄せられる励ましの声だ。

 

 でも、残念ながらそのいずれもかぼそい。

節目、節目に新聞やテレビが報ずる特集記事は政治を動かす力がない。

ましてや暖衣飽食でゆるみ切った世論を喚起する熱がない。

それを肌で感じ取る被災地の人々は棄てられているとの思いを強くする。

悲しみに二重三重の追い打ちをかけているのだ。

 

 わが家を追われ仮設暮らしを続ける人たちの自殺には言葉もない。

家族を失った悲しみに加えて働く場もない。相談する先もない。

気持ちがふさぎ、心を病み、最悪の選択に走ってしまう。

若い人たちの見回り活動にも限界がある。見回りの空白になった時に悲しい結末を迎えてしまうことが多い。

 

 阪神大震災の時だってそうだった。

それなのにその教訓を今回、また生かせないでいる。

「被災地」「被災者」という言葉にあきらめのような概念を込めてしまっている。

励まし、希望を与えなければならないのに、言い逃れのように使っている。

これからは「被災地」「被災者」でなく「東日本の仲間」と呼ぼう。

そしてみんなで生きる望みをよみがえらせよう。

 

 

  川柳「朝囀」 2年半 同情ばかりで 前に出ず  ()

 

 

 

 

2013年9月10日 (火)

不起訴は当然、菅さんそんなに威張れますか

菅さん、「不起訴は当然だ」なんて、そんなに威張っていえるんですか。

刑法という法の壁を超えられなかったけど、1人の人間として、いや、命がけで被災者を救うべき一国のリーダーとしてのあなたのお粗末な資質は嫌疑を逃れられるものではありません。

 

政治家、総理大臣たる者が法の裁きに引き出されること自体が大きな落ち度です。

政治家は最高の道徳律でなければならないんです。

それを「不起訴は極めて当然のことだ」なんて勝利者然として威張っている。

わが家、故郷を追われ避難生活を続ける人々を前にそんな虚勢をよく張れる。

法で裁かれる前にすでにあなたは敗者でした。

 

福島原発事故の直後、あなたは現場視察に飛びました。

国家の危機管理者であることを忘れたのか放り出したのかどちらかです。

このことだけであなたは法以前の段階で失格者だったんです。

大学時代に学んだわずかな知識をひけらかし、現場の初動対応に口出しを続けた。

国会の事故調査委員会は「現場に過干渉を繰り返し、最低だった」と断じました。

 

 このことはどうしても重ねて書いておきたい。

あなたが現場視察に飛び立った後の当時の枝野官房長官の会見です。

(東電からは)原子炉格納容器の圧力を下げるベント(緊急弁の開放)のお伺いはきているが、総理が専門的な知識をお持ちなので後で指示するか、視察途中で指示があると思います」…つまり、ベントの先送りを犯したんです。

 

 その後、原子炉建屋が爆発し、負の連鎖が続いたんです。

そこが全ての原点だったんです。

大地震、大津波発生の予見性は東電関係者には問われるかもしれませんが、菅さん、あなたに問われたのは原子炉の爆発防止や住民の避難指示などを十分に果たせなかったことが問われたんです。

 

 検察当局は、そこをはき違えて捜査、検証をしたんです。

あなたは事故後の対応でつまずき通しでした。事故調査委員会は「事故は限りなく人災だ」と断罪しました。あなたの学友だった今は亡き吉田昌郎前福島原発所長が全てを知っているはずです。

吉田さんに、誓って私は無実だ…瑕疵のない陣頭指揮をしたと言えますか。

政治家に課せられる結果責任の重さを改めて知っていただきたい。

 

川柳「朝囀」 不起訴でも 清々しない 民主党  ()

2013年9月 5日 (木)

IOCロゲ会長、日本の政治を叱る

 7年後の状況を考えて選ばれるべきだ。

2020年夏季五輪の開催地についてIOCのロゲ会長がそう発言した。

多分、ブエノスアイレスでの会見で福島原発の放射能汚染水をめぐって質問が相次いだことを受けて、不要な騒ぎになることを鎮めようとしたのだろう。

 

会長発言が実際の選定過程でどう影響するか分からない。

五輪東京誘致に賛成の人たちは「いい時に言ってくれた」と大歓迎だろう。

見えない恐怖、放射能のことだからいくら大丈夫と言ったって不安はある。

もし影響が拡大,浸透してしまったら大変だ。五輪どころじゃない。

その不安の広がりを抑える発言になったと歓迎するのは当然だろう。

 

 一方、反対の人たちは「それ見たことか」と勢いを得た思いだろう。

「IOCが会長を先頭に放射能汚染水の影響を気遣ってる証拠だ」。

「不安が残ったままの7年後に開催が可能かどうかの懸念を表明したんだ」。

「IOCは万が一のことを本当に心配しているんだ」。

反対派はそんな風に受け止めている。

 

 でも、7年後のことなんか分からない。来年のことだって分からない。

政府が国費470億円も投入して始める汚染水対策だって実験を含めた話だ。

7年後に本当に「安全」になっているのかどうかは分からない。

首相やJOCが「責任もって解決する」と言ったって不安を打ち消すのは困難だ。

東電はもちろん初動段階で無為無策だった民主党は深刻に受け止めるべきだ。

 

 福島原発事故から1年9か月も政権の座にありながら決め手になる放射能汚染対策をやれなかった菅、野田政権は責任から逃れられない。

特に野田政権は政治戦略ばかりにこだわり何と原発事故の収束宣言までやった。

そんなことに一言もふれることなく、五輪誘致合戦に「勝つか」「負けるか」だけで騒いでいるメディアは恥じらいがない。

 

 いずれにしろ五輪を誘致する以上、放射能不安は解決しなければならない。

世界が納得するまで実情を報告し信頼を取り付ける責任がメディアにある。

「臭いものにフタ」「課題先送り」の政治にバチがあたった。

その政治を叱ることもできない能天気メディア。

ロゲ会長がそれに代わってわが国の政治を叱ったのだ。

 

 川柳「朝囀」 収束を 問い詰められて 大あわて  () 

 (朝のさえずり)

2013年9月 4日 (水)

バカ正直に隠れてる民主党の不誠実

 正直と言えば、その上に「バカ」がつきそうな民主党だ。

予定通り先の参院選総括に「国民から拒否される政党になっている」と記した。

昨年末の衆院選で政権の座から引きずり下ろされ、参院選では改選議席44に対して17議席しか取れなかった。完敗だ。

 

 確かに国民から拒否された結果だろう。

「総括」というのは反省を含めてのことだろうにそれがない。

財源保証もないバラマキ公約で政権をだまし取ったことをなぜ謝罪しない。

「拒否される」という言葉には国民有権者に対する恨みが込められている。

自虐の裏返しとしての腹いせ言葉なのだ。

 

 そういう腹の底がすぐバレてしまうようなことを平気でやる。

衆院選の敗北、政権の座からの陥落が影響して党員・サポーターが3分の1減って21万人に落ちてしまった。当然の結果だ。

党幹部はさぞショックを受けているだろうと思ったら大畠幹事長は「この状態で、よく21万人も残ってくれた」と語っている。

 

正直と言えば正直だが、ちょっぴり脳天気だ。

何のための総括だったのかちっとも分からない。

政権党だったのがそこまで落ち込んでしまったのだから普通なら頭を抱える。

国民有権者から拒否されたどころか見捨てられてしまったのではないのか。

小じっかり反省できないから自虐に走るのではないか。

 

それでも元政権党、野党第1党、あるいは判官びいきなのか新聞、テレビの中には民主党の復活、復権を期待する評論を続けているところもある。

それがどこまで続くのか知らないが、バカ正直だけでは応えられないだろう。

ひいきの引き倒しになることも分からないメディア…。

1度の権力に酔いしれたダモレスクの祝宴を忘れたのか。

 

 

 川柳「朝囀」 正直の 化粧をしてる 不誠実  ()

 (朝のさえずり)

2013年9月 3日 (火)

470億円、東電の責任逃れにするな!

 安倍首相が本部長を務める原子力災害対策本部が、福島原発の放射能汚染水漏えいに対処するため、国費470億円の投入を決定した。

被災地の人々のことを考えれば正直言って遅すぎる。

また東電の当事者意識が薄れる心配もあるが、早く実効ある対策を進めてほしい。

 

 遅すぎると苦情を申し上げたが、それもこれも無為無策の民主党政権に当事者責任がある時に起こってしまったという不幸だ。

新聞、テレビはそこに目をつぶった偏向報道しかしていない。

ジャーナリズムの精神が東電と同じようにぼけてしまったゆえんだ。

それに重ね重ね苦言を専門家と称する人たちに申し上げたい。

 

 原発事故が発生した直後にはこんなにもたくさんいるのかと思われた専門家たちが、その後どこへもぐってしまったのか、いなくなってしまった。

安全神話の崩壊が日本で起きてしまったのに、その責任さえ頬かむりだ。

何十年にわたって研究に没頭してきたはずなのに、指針さえ示せない。

どこかへ姿をくらましてしまうとは盗賊みたいなもんだ。

 

研究人生を支えてくれたのはどこの誰だろう。

あくせく働いた人々が堪えて、耐えて納めた血税じゃないか。

過日も書いたように国難ともいうべき時にその恩返しをしなくてどうする。

専門家としての心根を見せるのは、いつなのだ…今でしょ。

 

新聞、テレビは相変わらず対応が遅れたツケは国民に回った。東電まかせだった不作為のバチがあたったんだと結果論ばかりだ。

五輪招致がからまなければ見て見ぬ振りだったのか…なんて騒いでいる。

こういう対策が良い、こういう方法があるとついぞ提言さえしたことがない。

文句をつけるなら対案を出せ! そのまま新聞、テレビに言葉を返してやりたい。

 

東電の取り組みは納得できないと被災者らが福島県警に刑事告発した。

放射能汚染水の漏出経路や漏出量さえ正確に発表できないなんていい加減だ。

それでも責任追及する世論は盛り上がってこない。

「私たちは見殺しですわ」…被災者のくやし涙を思い出す。

そんな冷酷な国にいつ、どうしてなってしまったんだろう。

 

 

 川柳「朝囀」 緊張の 回路が壊れた 大和国  ()

 (朝のさえずり)

みののセクハラ、CM中ならいいのか

 「セクハラ行為があった事実はありません」「紛らわしい行為だったから番組担当など関係者を注意しました」。TBSは、みのもんた司会者のセクハラ騒動の幕引きに最もまずい選択をした。

 

 そういう判断をした責任者は生放送で全国の茶の間に流れた映像を自分で見たんだろうか。みの司会者が女子アナのお尻をさわり手を払いのけられた。みの司会者はニヤニヤしながら揉み手でごまかしていた…

紛らわしい行為どころか紛れもないセクハラだろう。

 

 「CM中に談笑している様子が本番に出てしまった」という局の説明こそ笑止だ。恥の上塗りだ。いつもCM中にそんなことをやっているのか。CM中ならセクハラは問題ないのか。談笑するって、言葉を交わして過ごすことでしょう。女子アナのお尻をさわることをこの局では談笑するというのだろうか。

 

生放送でなかったり、映像が流出していなければ「セクハラの事実はなかった」と言い逃れされてしまうこともあるが、全国の茶の間に流れてしまっている。

その後も再生映像が流布している。

映像メディアが視聴者の目にフタをしてしまおうというのは自殺行為だ。

みの司会者自身が取材攻勢に驚いているという報道にもびっくりだ。

 

 「セクハラ行為の事実はない」と言いながら、「紛らわしい行為があったから注意した」という局の発表は非常に分かりにくい。

それ自体が紛らわしいし、矛盾に満ちている。

こういう片づけ方をしたからには今後セクハラ報道の矛先が鈍るだろう。

いや、セクハラ報道なんかやれないだろう。

二重、三重に視聴者の信頼を失うことにつながる。

 

  川柳「朝囀」 気をつけろ みんな見えちゃう CM中  () 

 (朝のさえずり)

 

 

 

 

2013年9月 2日 (月)

汚染水対策も60人意見聴取をやれ!

消費税率引き上げについて60人もの専門家から意見聴取をするくらいなら、福島原発の放射能汚染水対策を専門家から集中聴取だってやれるだろう。

あすからでも始めたらどうだ。

やれないというならなぜかその理由を開示せよ。

 

 国は「前面に出る」と言って予備費の導入をはじめ国費投入を決めた。

だが、前へ出るのはおでこばっかりで行動が伴わない。

聞くところでは五輪招致にマイナスになるといけないからという理由だそうだ。

冗談じゃない、被災地の人々を後回しじゃないか。

一体、何を考えているんだ。

 

 被災地の人々がどんなにふるさと、わが家に帰る日を待っているか分かるか。

こよみをめくり、カレンダーに記しをつけてその日を待っているんだ。

タンクから、いや、溶接の不備から…汚染水の漏れ場所が日々違う。

それを知らされるたびに被災地の人々の心は折れている。

もうどうでもいいや…ほとんど発狂寸前だ。

 

つい八つ当たりしたくなるが、この様を専門家は見て見ぬ振りか。

国費、国民の税金を使って研究を続けてきたのじゃないのか。

国難ともいうべき時にその成果を生かし恩を返すべきじゃないのか。

国の要請が出る前に自ら声をかけ合って動き出すことはできないのか。

そんなに自信がないのか。

 

 国だってそうだ。

学者や研究者、専門家をいつ国家のために生かすつもりなんだ。

まさか学術、研究は国家の目的とは切り離され独立した世界とでもいいのか。

冗談もいい加減にしてもらいた。

好き勝手なことをやらせておくほど国の財布はゆとりがあるのか。

それなら消費税率の引き上げも負担増もお断りだ。

 

その道の専門家を至急選び出して要請しよう。

そして明日からでも意見聴取をはじめよう。

その聴取には民主党の菅、野田内閣の閣僚にも同席させよ。

汚染水対策をほとんど無為無策で放り出した責任を取らせるためだ。

もちろん、国が前面に出ることで東電の責任をあいまいにしてはならない。

 

 川柳「朝囀」 「前へ出る」後ろを向いて言ってるの?  () 

 (朝のさえずり)

 

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