470億円、東電の責任逃れにするな!
安倍首相が本部長を務める原子力災害対策本部が、福島原発の放射能汚染水漏えいに対処するため、国費470億円の投入を決定した。
被災地の人々のことを考えれば正直言って遅すぎる。
また東電の当事者意識が薄れる心配もあるが、早く実効ある対策を進めてほしい。
遅すぎると苦情を申し上げたが、それもこれも無為無策の民主党政権に当事者責任がある時に起こってしまったという不幸だ。
新聞、テレビはそこに目をつぶった偏向報道しかしていない。
ジャーナリズムの精神が東電と同じようにぼけてしまったゆえんだ。
それに重ね重ね苦言を専門家と称する人たちに申し上げたい。
原発事故が発生した直後にはこんなにもたくさんいるのかと思われた専門家たちが、その後どこへもぐってしまったのか、いなくなってしまった。
安全神話の崩壊が日本で起きてしまったのに、その責任さえ頬かむりだ。
何十年にわたって研究に没頭してきたはずなのに、指針さえ示せない。
どこかへ姿をくらましてしまうとは盗賊みたいなもんだ。
研究人生を支えてくれたのはどこの誰だろう。
あくせく働いた人々が堪えて、耐えて納めた血税じゃないか。
過日も書いたように国難ともいうべき時にその恩返しをしなくてどうする。
専門家としての心根を見せるのは、いつなのだ…今でしょ。
新聞、テレビは相変わらず対応が遅れたツケは国民に回った。東電まかせだった不作為のバチがあたったんだと結果論ばかりだ。
五輪招致がからまなければ見て見ぬ振りだったのか…なんて騒いでいる。
こういう対策が良い、こういう方法があるとついぞ提言さえしたことがない。
文句をつけるなら対案を出せ! そのまま新聞、テレビに言葉を返してやりたい。
東電の取り組みは納得できないと被災者らが福島県警に刑事告発した。
放射能汚染水の漏出経路や漏出量さえ正確に発表できないなんていい加減だ。
それでも責任追及する世論は盛り上がってこない。
「私たちは見殺しですわ」…被災者のくやし涙を思い出す。
そんな冷酷な国にいつ、どうしてなってしまったんだろう。
川柳「朝囀」 緊張の 回路が壊れた 大和国 (誠)
(朝のさえずり)
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