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2013年9月26日 (木)

大阪桜宮顧問は有罪でも体罰は絶えない

 大阪桜宮高校で高校2年生の男子バスケ部主将が顧問の体罰を苦に自殺した暴行傷害事件は、顧問に執行猶予付きながら懲役1年の有罪判決が大阪地裁から下された。事件は顧問の懲戒免職処分を含めて一つの区切りを迎えた。だが、教育の現場では体罰が依然続いておりやわい体と心が痛めつけられている。

 

 体を鍛え、強い心を育てるためには多少のことはあってもいいという親がいる。

生徒や指導者の中にもそれを受け入れる人たちがいる。

スポーツを実践してきた秀でた選手の中にも受容する人たちがいる。

文部科学省を中心に作成し配った体罰なき指導マニュアルをせせら笑っている監督、コーチたちがゾロゾロいる。

 

社会も教育界も高2少年の死の叫びから何も学んでいない。

学ぼうとさえしていない。2020年五輪の東京招致がメダル至上主義をよみがえらせ、スパルタ強化が体罰受容論を舞い戻らせる不安もある。

体罰が生まれる背景をみんなで探ろうとしていたのに頓挫してしまう。

誰もが金メダリストになれる式の騒ぎがこわい。

 

 勉強がダメならスポーツで頑張るしかない…こんな乱暴な教育こそ敵だ。

日本列島にまん延しているこの二分化教育、いや二分“狂育”が元凶だ。

どんなに頑張っても一流に届かない生徒たちには地獄だ。

それが大学や会社への推薦制にはめ込まれてはどうにもならない。

それは一方で監督や顧問に大きなプレッシャーになる。

 

そこに体罰の平手打ちやビンタ、竹刀によるムチ打ちが生まれる元がある。

必死で推薦枠にはめ込んでもらいたい生徒たちはそれに耐えるしかない。

耐えられない者はすべてをあきらめて脱落するか自死しかない。

そのことをしっかりと見極めて対策を練ってほしかった。

のど元過ぎれば熱さ忘れる…それでは少年の死は生かされない。

 

 

川柳「朝囀」 理不尽だ それも伝えず もどかしい  ()

 

 

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