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2013年9月19日 (木)

「死の商人」巧みに隠すプーチン

 シリア攻撃突入寸前のオバマ大統領をプーチン大統領が救った。

そんな声が国内外でまことしやかに伝わっているが、ゆつばだね。

シリアに兵器を提供してきた自らの「死の商人」ぶりをごまかし、併せてオバマに貸しをつくるロシアの陰謀そのものじゃないか。

 

 シリアの化学兵器を国際管理下に置くというロシアの提案は、一見人道的な配慮に映るが、サリンなどという非人道兵器を使用したアサド政権に逃げ道を与えようという巧妙な戦略だ。アサド政権は自ら兵器を持たない一般市民を大量殺戮してきたことを帳消しにできるのだから、これまでに見られないほど素早くそれを受け入れた。アサド大統領には元医師だという人間味は微塵もない。

 

 国連調査団の実地調査でもアサド政権の攻撃着弾地からロシア(旧ソ連)の刻印がある砲弾が多数見つかり、サリンを運ぶことが可能な大きなロケット弾だったことが明らかにされている。ロシアも逃げられない。

アサド政権とプーチンのロシアがうまく連携して「犯行隠し」を狙ったのだ。

それをプーチンがオバマを助けたなんてよくぞ言いけりだ。

 

確かにシリア攻撃の態勢をいち早く決めたものの最大の同盟国イギリスに反対され、自国の議会からも賛同が得られず、オバマは一種の窮地にあった。

アフガンやイラク介入など人命、財政打撃を被った米国社会は「世界の警察官」としての行動には慎重になっている。

だが、人権、人道を無視したシリアのアサド政権の暴走をゆるしたわけではない。

 

 アサド政権はそれを狙っているだろうが、理不尽な大義によって人を人とも思わぬ化学兵器で未曾有の人々を葬り去った狂気を不問に付すのか。

「死の商人」の素顔を隠し平和と人道の使者になりすましたロシアを放免するのか。

国連はどうしたのだ。安保理も人権委員会もお飾りか。

潘基文事務総長1人にすべてを背負わせ尾を巻いているのは醜いぞ。

国際世論を導く大新聞のオピニオンリーダーたちよ、いつ動くのだ。

今でしょ!!

 

 川柳「朝囀」 いつの日か 人道亡んだ 地球号  (誠)

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