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2013年9月12日 (木)

校長名公表、ダメ教委あぶり出す

 校長に晒しの刑が待っており(東京都 みわみつる)

朝日新聞の12日付朝刊の川柳欄で見つけた秀句である。

もちろんくどくど説明はいらないだろう。

川勝静岡県知事が全国学力テストの成績下位校の校長名公表を宣言した問題だ。

 

子どもの成績が極端にふるわないのはどこに責任があるか。

先に発表された全国学力テストの小学6年国語Aで静岡県は最下位になった。

過去に悪くても中位にとどまっていたのが予想もしない最下位とはショックだ。

学校現場をはじめ教育界、親たちも動揺したままだ。

そこまで落ちるには原因、要因があるはずだ。

 

かつてさまざまな審議会、委員会で教育改革に参加してきたわが身の至らなさまで思いをめぐらし苦悶した。たまたま出来が悪かったのかもしれない。正解率の平均値でランク付けしているが、個々には高い正解を得ている分野もあるはずだ。

いや、文章の読解力に赤信号が出たというのは、じっくり文意を理解させる授業や作文教育が軽んじられている結果かもしれない。そんなことを案じた。

 

そういう授業のあり方に背景があるとすれば校長を先頭に考えないといけない。

学校間で学力格差があって下位校が足を引っ張ったとなればその学校の責任だ。

普段、教室でどんな授業が行われているか知ろうともしない校長の責任だ。

現場の教師たちを鼓舞できない校長もいなくはない。

教育理念を集大成できない校長ならそれを任用した教育委員会の責任だ。

 

そういう責任構造を考えれば誰が一番責任が重いか分かるはすだ。 

川勝知事はそういう極端な下位校の校長名を公表するとほのめかした。

いきなり校長と名指ししたことに教育界は反発しているがそれは勘違いだ。

教育・授業につながる責任を追及する意味で校長を名指ししただけだと解釈する。

それを煎じ詰めると県市町の教育委員会、教育長の責任を問うているのだ。

 

それも分からず市町教委は「公表の制度改革が必要」と逃げ腰で、県教育長に至っては「来年度以降は、市町教委が学校名公表すべき」と自らの保身だ。

こんな教育長では知事も拍子抜けだろう。

川上が濁り切っているのに下流に清き流れを期待なんてできない。

権力・階層原理の一翼に座ることに恋々としている教委幹部があぶり出された。

ダメ教委あぶり出しの秘策にまんまと引っかかった。

 

 川柳「朝囀」 ネズミ追い 思いがけずに クマを射る  () 

 

 

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