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2013年10月

2013年10月31日 (木)

赤ん坊3人も捨てた夫婦逮捕…命を何と考えているのか

 

 

公園に生まれたばかりの赤ん坊を放置した夫婦が東京で逮捕された。

東京・大田区の32歳の夫と31歳の妻で、夫婦は以前にも2人の子どもを民家の玄関に放置したという。3年前に放置された女の子は保護され無事だが、11年前に放置された男の子は所在不明だという。

 

8月には埼玉・新座市で生後間もない男の子がマンションのごみ置き場から見つかった。病院に保護され助かったが、生んだのは中3女生徒だった。

昨年8月には静岡・焼津市では生まれたばかりの赤ん坊がメッタ刺しにされた後駅のトイレのごみ箱に捨てられているのが見つかった。生んだのは隣り町に住む23歳の女性だった。

 

こんなむごい事件が多くなった。

育てる経済力がない。育てる自信がない。望まない妊娠だった…理由は様々だ。

産んでしまえば何とかなると周囲に相談もせずきたが、隠し切れなかったというのもある。でも、どんな理由があろうが、生まれてきた子どもには罪はない。

後先のことも考えない身勝手な人々の犠牲だ。

 

 わが子がかわいくない親はいない。だが、子育てはつらいものだということが分かっていない。子育ては楽しいと育児書が書きまくる。

そのすき間に金さえやれば楽しい育児を保障できるという政治が登場した。

子育てに対する間違ったイメージをまき散らす評論家が増えた。

それが粘り強く耐える子育てを放棄させている。

 

その乱れる世相の中で神から授かった命を守ろうという人たちもいる。

熊本・慈恵病院もその一つだ。“こうのとりのゆりかご”、赤ちゃんポスト。

自分では育てられない…でも、どうしてもこの子を助けたい。

そういう事情の親の思いを受け止め、代わって育てる。

赤ちゃんを捨てるのではない。

 

 スタートから6年、これまでに92人の赤ちゃんをあずかった。

8割は熊本県外からの赤ちゃんだという。東京の夫婦もここに相談すればよかったではないか。名を伏せてあずけることだってできるのだ。

一つ一つの命は地球より重い。この社会が抱える結婚、出産、子育てをめぐる混乱を今こそみんなで真剣に考えないといけない。

 

 川柳「朝囀」 負うた子に 愛の重さを 教えられ (誠)  

 

 

 

2013年10月30日 (水)

除染、中間貯蔵の費用免除…東電にまた大甘支援

 

 

 国から公費5兆円も支援を受けている東電が除染費用の支払いを拒否している話を紹介したばかりだが、これからの除染費用や中間貯蔵施設の費用は免除する方向で経済産業省が検討しているという。

負担を軽減して東電の経営再建を後押ししようというのだが、国も東電も最初からそのつもりだったのではないか。

 

確かに除染にしても汚染水対策にしても費用が増すばかりでそっちに資金を投入する状態が続けば、被災地への補償などに支障が出るだろう。

また一方除染が進まなければいつまでも生活環境の回復は遅れ、住民の帰還はほとんど不可能になってしまう。

除染の加速は優先しなければならない。

 

だが、東電のこれまでの取り組みをみれば無条件でというわけにはいかない。

汚染水の処理にかかるつまずきはあまりにも頻繁過ぎたし、出たとこ勝負とも思えるような取り組みから生じた失策が多すぎた。

作業を下請け関連企業に任せたまま実態を把握していないケースもあった。

そのおざなりな姿勢では納得できないのだ。

 

総額5兆円と見込まれる除染費用を全額免除するよう内々に経産省に働きかけていたというではないか。「最後は泣きつけばいい」と考えているフシがある。

与党、自・公に示した資料では「土地や建物への賠償に加えて除染や中間貯蔵費用の負担では二重払いになる」と開き直っていたという話もある。

政府、与党は分かってくれるかもしれないが国民にはなかなか理解しがたい。

 

その一方で電気料金の値上げは予定通りやるつもりだろう。

私たちは被災地の救援、復興は是非急がなければならないと考えている。

東電の負担軽減はそのためにはある程度仕方がないとも考えている。

だが、その費用免除が東電への支援でとどまって被災地救援につながらないようなことになっては困るのだ。

 

 東電の支払い義務をこれまでの実施分4700億円で限り、この先の費用はすべて免除するというが実態は丸々国が抱える話だ。

除染だけで5兆円というのだから4兆5300億円もチャラにしてやる。

中間貯蔵施設まで加えるとどれだけ多額になるか分からない。

それをみんな税金で賄う。反発があるのは当然だ。

 

 川柳「朝囀」 東電が 泣き止んだ後 われら泣く (誠)  

法科大学院准教授の麻薬事件、なぜ大新聞は地方版扱いか

 

 

 法律家を育てる法科大学院の先生が麻薬使用所持の疑いで逮捕されたというのに、大新聞は地方版、ローカルページでちょこっと書いてるだけだ。

役場の職員や議員が酒を飲んで喧嘩した話と同じじゃないだろう。

全国版のページにしっかり見出しを立てて問題にすべきじゃないのか。

 

 静岡大学法科大学院の准教授がフロンガス入りスプレーを吸引して車を運転し停車中の車に接触する事故を起こした。車内から麻薬を含む液体が見つかった。

法を説く先生が自ら法を破り、それも重罪の麻薬の使用所持だ。

こんな先生が育てた法律家がまともな法曹人になるんだろうか。

そんな弁護士や検事や裁判官にかかったら正義も何もないだろう。

 

大学側も「申し訳ございません」と頭を下げるだけでは済まないだろう。

聞くところでは准教授から事故報告を受けた大学側は口頭注意しただけで、そのまま教壇に立たせていたという。

准教授からの報告は、スプレーを吸い事故を起こしたという内容だったのに、事の重大性を認識しなかった大学側にも問題がある。

 

静岡大学法科大学院は定員の半分も埋まらない状態が続いており、今年の司法試験合格者はわずか1人と全国公立大学のブービーだった。

元々、法学部がない中で何とか地元で法曹を育てようと協力してきた弁護士会は今度の事件で二重に裏切られたかっこうだ。

よほどの覚悟で取り組まないと大学そのものにダメージが広がってしまう。

 

 それにしても全国紙はどうしたんだろう。

法を説き法曹人を育てる先生が自ら麻薬に手を出していた。ゆゆしきことだ。

全国版で大々的に警鐘を鳴らし事の重大さを問うべき話ではないか。地方版でちょこっと扱って事足れりという話ではないだろう。

こんなことをやってるから新聞は指導性を疑われるんだ。

 

  川柳「朝囀」 逆さまに 読むと分かるよ ニュース価値 (誠)

2013年10月29日 (火)

みの降板で菅元首相が恨み節…まるで妄想狂だよ

 

 

 

みのもんた司会者が次男の窃盗事件で報道番組を降板したことで、菅直人元首相が原子力ムラの陰謀だとネット上で騒いでいるというので、氏の公式ブログ「今日の一言」を開いて読んでみた。

 ほんとうだった。いろいろ書いてある。でも、ほとんど妄想に近い。

常人だとは思えない。

 

 菅氏の言葉をできる限り原文に忠実に再録してみる。

「みのさんは汚染水問題など原発問題で東電と安倍首相を厳しく批判していた。

このことに対して原子力ムラがみのさん追放を仕掛けたのだ」。

「(福島第一原発事故で)海水注入をやめさせたのは菅総理だというウソの情報を原子力ムラに流された」。

 

 「それを安倍首相が2011年5月20日付けの自らのメルマガに書き、新聞がそのウソの情報を載せた」。

「原発ゼロにカジを切った私を辞任に追い込む原子力ムラの陰謀だった」。

「地域独占企業である電力会社は競争がないのだから、コマーシャルの必要はない。それにもかかわらず膨大なコマーシャル費用を使ってきたのは、マスコミに対す

る支配力を確保するためだ」。

 

 「電力業界が都合の悪いことを言う役者やコメンテーターをテレビ番組から外したのはコマーシャル費用の力だ」。

「そして電力業界のテレビコマーシャル費用は発電のための原価として電力料金に上乗せされてきた」。

「原発ゼロ実現のためには原子力ムラのマスコミ支配をまず打ち砕かなくてはならない」。

 

 そんなことを書いている。もう、原子力ムラに対する恨み節そのものだ。

証拠があってのことかどうか知らないが、見事につじつまを合わせている。

テレビ各社、メディア界は濡れ衣を着せられて黙ってるわけにはいくまい。

肝心のみの司会者はどう思ってるだろう。

それにしてもこんな妄想じみたことを書くような人物が一国のリーダーだったことを思うとゾッとする。怖い、怖い。

 

  川柳「朝囀」 みの借りて 恨みを晴らす へぼ宰相 (誠)

 

 

 

減反廃止だって? やっと過ちに気づいたか

 

 

2018年をめどに減反を廃止する案が政府で検討されているそうだ。

5年間にコメ作りを続けるかどうか農家に判断してもらうのだという。

減反を廃止し、農業の大規模化を進め、競争力を高める…言うまでもなくTPP交渉妥結による安い農産物流入に備える政策転換であることはいうまでもない。

 

 生産規模の拡大、競争力の強化…バラ色のイメージを与える。

大量生産、機械化、効率的生産…役人が机上で描いた夢、いや妄想だ。

そんなに願ったり、かなったりになるわけがない。役人は負の側面を無視する。

大規模経営にするには機械を買ったり土地を借り上げたり金がかかる。

採算がとれるようになるまでには時間がかかる。

 

農家が競争力を発揮するまで自然は待ってくれない。

突如として襲う低温害、冷害で苗床や栽培地が全滅することもある。

それを補って生産を続けるために借金を重ねる。それをカバーする実りがすぐあれば何とかなるが、冷害が重なって借金の山を抱える。

減反政策や専業農家育成政策の先で哀れな自殺者を生んできた。

 

減反で父祖伝来の田んぼを荒れ地にしたことを嘆いての自殺者もあった。

米価の暴落によるコメ農家の苦境と農政の板挟みで自殺した役人もいた。    

あらゆる面で悲劇をもたらしたことを政治家も役人も思い起こしてほしい。 

「TPP」の登場前は農家に金を与える農政に甘んじていたではないか。

民主党は農家に所得補償の直接助成をする政策で政権を取った。

 

政治は国の基幹としての農政でなく「票」のための農政しかやってこなかった。

田植えもしたことがない頭でっかちな役人がそれを支えてきた。

兼業農家、零細農家は田畑の資産価値にすがって金に換えた。

それを支えてきた農協が信金、銀行呼ばわりされる筋合いはない。

国家の生命線たる農政をおざなりにする政治は間違いなく国を滅ぼす。

 

  川柳「朝囀」 農政が ノー政と呼ばれる 神の国  (誠) 

 

2013年10月28日 (月)

盗聴はメルケル首相の携帯まで…きわどい話は?

 

 

米国の電話盗み聴きはドイツのメルケル首相の携帯電話にまで及んでいた。

メルケル女史は聴かれて恥ずかしくなるような話はしていないだろうか。

俗人はそっちの方が先に気になるが、オバマ大統領、どうことをおさめるのか。

債務不履行の危機から脱したばかりなのに、気が休まりません。

 

 それにしても電話の盗聴って諜報活動としては一番えげつない。

それはそうだよ、誰にも聞かれず話ができる唯一の手段だとみんな思ってる。

だから、話はかなりきわどいところまでしゃべっちゃう。

それを盗み聴きされたんじゃあ、たまらない。

聞かれたら困るような話は月に10や20、誰もある。

 

ニクソン大統領の失脚と世界から不信を買うことになったあのウォーターゲート事件にも全く懲りていない。そこまでやらないと情報の核心に迫れないということだろうし、世界の警察官も大したことない。

大体、政府に堂々と情報を盗み取る情報機関があること自体がいい加減だ。

国家安全保障局というそうだが、その字の通り国の安全を守るための機関らしい。

 

人が無警戒に交わしている話を盗み聴く…重大な人権問題だ。

よその国の権力による人権抑圧には声を荒げて批判し、臆面もなく「人権外交」などと強がっているのに、「非人権外交」の見本じゃないか。

いくらメルケル女史が欧州で信頼を集め存在感を増しているとはいえ、その電話のやり取りを直接盗み聞きとはヤンキー気質そのものだ。

 

 この分じゃまだまだ被害者が出てきそうだ。

報道によれば盗聴に狙われた世界のリーダーは35人ともいわれる。

米国が情報を盗み取らねばならないと考える重要人物ということになるが、菅官房長官はわが安倍首相については「全く心配ない」と会見で明らかにした。

盗聴の対象にもされぬ存在だというのではさびしい限り…

喜ぶべきか、悲しむべきか。

 

  川柳「朝囀」 盗聴の マトにもされず あなさびし  (誠)

 

除染費用払わぬ東電、怒らないメディア

 

 

 東電が巨額の国費を投入してもらっているのに、原発事故の後始末の除染事業の費用支払いを拒否していると朝日新聞がすっぱ抜いた。

真にけしからんことなのに他の新聞、テレビは小じっかり追いかけようともしない。東電の身勝手さにも腹が立つが、メディアのテイタラクには失望してしまう。

 

他社の特ダネを追いかけないのがメディアの意地だなんてくだらないことを言ってるな! 健全な世論形成のために情報を提供するのが真のジャーナリズムなのだというくせに、その実は後追いの恥をさらしたくないだけじゃないか。

そんな負け犬根性のメディアが朝から晩まで、国民の知る権利だ、取材・報道の自由だのと大騒ぎしているのはおかしい。

 

汚染水処理をめぐる混乱にしても言い訳ばかりで東電の当事者責任の乏しさは目にあまる。東電が国から支援を受ける公費は5兆円。そのうち除染予算は1・3兆円に上る。だが、東電は国が立て替えた149億円のうち74億円の支払いを拒否しているというのだ。住民をわが家、ふるさとから追い出しておきながら用立ててもらった公費も支払わないとはひどい話だ。

 

このまま支払いを渋って、最後には税金での穴埋めを狙っている疑いがある。

国も支払いを強く求めるでもない。国民の汗と涙の結晶である税金投入で埋めればいいと考えているらしい。

財務省は東電が電気料金からねん出して支払えばいいという考えらしいが、それとて最後は消費者、国民にしりぬぐいさせようという無責任さだ。

 

結局は、当事者意識と責任感がまるでない東電、これまた何でも国民の税金で片づけようとする国・政治家が加担した“無責任の2段重ね”だ。

これでは除染は進まないし、住民がわが家に帰還できる日はいつまでたってもやってこない。住民は、私たちは日に日に棄民の不安さえ感じていると嘆いている。東電も国もしっかり耳を傾けてほしい。

 

  川柳「朝囀」 文句なら 電気を止めて 聞くと言い  (誠) 

2013年10月27日 (日)

政治家の「身を切る」のウソ

 選挙制度改革で自・公・民3党が話し合いを始めるにあたって、民主党の岡田克也元副総理が、「消費税率引き上げで国民に負担増をお願いするのだからわれわれも相応の痛みを受け止めなければならない」と言っていた。

議員定数や選挙区の改編は自分たちに痛みであると本気で考えているらしい。

 

 多分、国民も政治家の身を削るものだと考えているだろう。

その認識は間違っている。政治家には痛くも痒くもない話なのだ。

定数を削ることは選挙の競争率がきつくなると思われがちだが、衆院選はどこまでいっても定数1人の小選挙区中心だから大して変らない。

参院選も定数1人の選挙区選挙が基本だから削減しても影響は小さい。

 

 政治家は国民の声を政治につなげるのが仕事だ。

より多くの国民の声を反映させるには出来るだけ多くの政治家がいた方がいい。

その声のつなぎ手である政治家を減らすのは国民の痛みなのだ。

だから、政治家が多すぎる、数を減らせと迫ることは一つの矛盾でもある。

問題は仕事もしないで高禄をはんでいる政治家が多すぎるということだ。

 

議員定数を減らすことが身を切る痛みのような話はもうしないでもらいたい。

もっと勉強してきちっとした仕事をしてもらいたい。国民の側もそこをきちっとわきまえて要求するようにしないといけない。

見習い、研修生みたいな政治家を税金で養うなんてもうご免だ。

委員会や本会議で拍手したりやじったりするだけで年間1億円も懐に入れられたんじゃたまらない。

 

 企業献金を約束通りやめるか、政党交付金を廃止するか、ケジメをつけてほしい。

国会議員に1人年間1200万円も支給される文書通信交通滞在費も廃止すべきだ。

非課税で使途報告の義務もないウラ歳費の存在は国民だって知らない。

そういう闇の金を廃止して、もっと仕事に見合った歳費にすべきだ。

それでこそ本当に身を削る改革になるじゃないか。

 

 民主主義の基盤を勝手にいじって、それも痛くもかゆくもないことを難儀しているかのように時間をかけて…痛みを受け止めるなんて言わないでもらいたい。

こんな話を何回書いても響きもしない。

この国には良識常識がないのか。

大人の常識力が世界一なんて信じられない。

 

 川柳「朝囀」 民主主義 政治家ばかり 太らせる  (誠)

 

2013年10月26日 (土)

甘えがのぞいた、みの司会者のケジメ会見

 いさぎよさは微塵も感じられない会見だった。

番組出演を自粛している間の心痛を聞かされたってどうにもならない。

長い人生を派手やかに飾ってきた司会者業だもの頓挫するのはつらいだろう。

もしかすると引退に追いやられるかもしれない。

それを考えればくやしいだろう。

 

成人した息子の罪に責任が生ずるかどうかなんて論ずるメディアもおかしい。

法的にその責任は発生しないのは言うまでもない。

みの司会者の場合はそれだけではない…社会的に影響力のあるポジションにいる。

現にブラウン管を通して世の不明、悪業を切りまくってきた。

著名な女優の息子の覚醒剤事件では女優にズバリ進退をせまったじゃないか。

 

政治家を呼びつけてしかり飛ばしたこともある。

こともあろう総理大臣に政局の揚げ足取りをしたこともある。

いい気になっている、と咎められても仕方がないと映ることもあった。

でも、率直にやり過ぎを注意してくれるような厳しさはその世界にはない。

むしろ“大物”に仕立ててそこにぶら下がろうとする世界だ。

 

それに気づかず、ちやほやされてきたのではないか。

あなた自身の朝番組の本番でのセクハラ疑惑だってその一端にある。

キチッと説明してケジメをつけるべきだったのにテレビ局はうやむやにした。

あなたに降りかかったセクハラ疑惑は闇のままです。

それがかえってあなたの身の処し方を中途半端にしたように思います。

 

 司会業は自分の天職だとまでおっしゃった。

そんなに愛着のある仕事なら一切を洗い流してまた出直せばいい。

世間がそれを清々しい思いで迎えてくれるように頑張ればいい。

でも、正直言ってまだまだ甘い。甘えてる。

謝罪の席で、息子に向けて「バカヤロウ」を叫ぶなんて甘えそのものだ。

 

 そんなことで世間の同情を買おうなんておかしい。

自分はそのつもりじゃないというかも知れないが、そう映ってしまうのだ。

ここまでケジメの場を引き延ばしたことも間違いだ。

息子の事件処理を待ったのだろうが、それはあなたのケジメとは別問題だ。

テレビ局の判断の遅れも後味の悪いものにした。

 

 川柳「朝囀」大中で わが子を咎めて しおらしく (誠) 

 

 

 

 

民主党が遮水壁白紙の検証結果を発表…今ごろ何で

 民主党が自らの政権下で起きた福島原発事故で遮水壁による汚染水対策が計画されながら見送りになった経緯の検証結果を発表した。

検証といえば責任の所在ぐらいは明らかにするだろうが、それはない。

それになぜ今ごろになって発表したのか。

民主党のやることは本当に理解できない。

 

汚染水漏れを防ぐための凍土式の遮水壁設置を提言したのは馬淵澄夫氏だった。

当時、菅直人内閣の首相補佐官で汚染水の遮蔽計画の政府側の責任者だった。

原子炉建屋を取り囲む遮水壁の設置を提言し東電側に早期実施を求めていた。

しかし、いつまでたっても着工せず半年後には白紙になってしまった。

東電が当時約1千億円と見積もられた建設費用に難色を示したためとされてきた。

 

せっかく早い時点で汚染水対策が着目されながら放置されたことは明らかだ。

事故対策より会社を守ろうとする東電経営陣の責任感の乏しさ、事故の責任を東電に浴びせるだけで国費投入を決断できなかった菅首相の危機管理能力の乏しさとが負の相乗効果を生んでしまったと考えざるを得ない。

その時点でキチッとした対策をとっていれば今のような混乱は防げただろう。

 

この事実をもってしても民主党は汚染水をめぐる混乱について現在の安倍政権を真っ当に批判、追及はできないだろう。今ごろ検証結果を発表したのは改めて東電の当事者責任を公にして、安倍政権への批判、追及の足場づくりをめざしたとしか思えない。事実関係の調査だけで、誰の責任かは調べていないと白状しているところなど、あまりに無責任ではないか。

 

東電は計画を白紙に戻した背景について、遮水壁は技術的な課題がたくさんあって実現が不透明だったからだと説明しているが、汚染水をめぐる状況が最悪をきわめていることに深刻になってもらいたい。

それに民主党の政権責任は何も果たされておらず、その責任を今も背負っているという自覚を持ってもらいたい。

 

 人のこと、他党のことになると批判は厳しいが、自らの責任については甘いという政党では国民の信頼を得られない。辛酸をなめさせられ続けてきた国民は見え透いたパフォーマンスには簡単には乗せられない。

汚染水といっても単純な濁り水とは違う、見えない恐怖放射能に汚染された水だ。口先のつじつま合わせで責任逃れはできない。日本国内だけでなく、世界が厳しく見守っている。責任逃れの検証発表など姑息過ぎる。

 

 

 川柳「朝囀」またも出た 悪いのはほら そっちです (誠) 

2013年10月24日 (木)

首相に交されチョン、野党のブロック攻撃

 野党が臨時国会で首相のクビを取ると息巻いていた福島原発汚染水ブロック発言への追及は、安倍首相の置き換え答弁にあっ去り交わされた。

臨時国会のヤマ場にしてやると大みえをきっていたのがまるでウソのよう。

新聞記事の切り抜きに頼った追及では仕方がない。

勉強不足、準備不足の野党は、被災地の人々までも裏切った。

 

9月のIOC総会で安倍首相は関心が集まった福島原発事故の汚染水懸念に「完全にブロックされている」と証言、2020年東京五輪開催を勝ち取った。

野党は「ブロックはされていない」「国際社会にウソをついた」と声をあげ、政局の芽にしようと意気込んだ。被災地にも反発の火をつけて怒りの声をあげさせた。

臨時国会は政局の火が燃え上がって安倍政権立ち往生かと思わせた。

 

臨時国会の幕が開いてみると新聞記事の切り抜きをなぞる質問ばかりで、「汚染水による影響は原発の港湾内の0・3平方km範囲内で完全にブロックされている」「健康問題は今までも、現在も、将来も全く問題ないと約束する」と言っていた証言は「完全に」を抜き、さらには「健康への影響は完全にブロックされている」と首相に言い換えられ、うまく交わされてしまった。

 

「健康への影響に力点を置いて発言した」「不安をしっかりと払拭していくことが大切だと考えた」と首相から決意発言だったことを強調され締めくくられて、野党は追及の手がかりを失った。

健康被害が完全にブロックされているというなら、最悪、被害が出た場合にどう責任を取るのか追及すればいいのに、そこまで攻めの手が回らない。

 

 野党は、ことがらの核心をとらえることなく答弁から攻め口を見つけようという安易な国会論戦を繰り返しているからこういうことになる。何より五輪招致が失敗しても構わなかったという覚悟をみせて追及するのでなければ、追及が及び腰になるのは当然だ。国会論戦に魂の欠片も込められていないことをさらした。

コケオドシのような騒ぎで国民をたらし込む政治を野党は慎んでもらいたい。

 

 

 川柳「朝囀」 政権を ブロックもできず みえばかり (誠)

 

2013年10月23日 (水)

アサド退陣せず…支える大国、新しい冷戦体制だ

 シリアのアサド大統領が来年の大統領選で3選をめざすという。

内戦を主導、兵器を持たない市民や老人子どもを死に追いやった責任を問われ、和平会議で退陣を迫られることに先手を打って立ち向かった。

冷酷な権力者に踏みつけにされる無垢の民のことを思うと言葉もない。

 

政権側と反体制派の間で和平会議が11月下旬にも米ロ主導で開かれる。

そこでは中立的な移行政府の樹立がテーマになる。

反体制派や米国、アラブ連合はアサド退陣を迫るのにアサド寄りのロシアや中国がそれに対抗するかっこうになるのは明らかだ。

アサド退陣が実現しなければ移行政府なんか樹立できない。

 

その予兆はすでに9月から見えている。

米国のシリア攻撃直前にシリアの化学兵器を国際管理下に置くというロシアのプーチン提案が飛び出し、それを米国オバマ大統領が受け入れたからだ。

化学兵器使用の咎めを逃げ延びたアサド大統領は、国際協調にすり寄った。

いや、それどころか国際社会との交渉力を手に入れてしまった。

 

 中、ロの救いの手で生き延びたアサド大統領は内戦終結の主導権を狙っている。

アサド大統領の化学兵器使用の真偽をうやむやにし、シリアに兵器を売り渡してきた自らの「死の商人」ぶりを覆い隠そうというプーチンの陰謀が描き出した図だ。

プーチンの陰謀に乗せられたオバマの弱腰が、結果としてシリアの窮状を一段と深めてしまう恐れがある。

 

 大国が不安定な国家の乱れに介入して勢力や利害の対立を深める。

世界を巻き込んで核兵器による破壊力を競った冷戦構造の再来を思わせる。

指導者が入れ替わっても身勝手な大義を振りまわす大国の狂気は変らない。

そこにアサド大統領のような権力亡者がからめば絶望的になる。

これ以上大国の暴走をゆるしてはならない。

国際世論は、一体、いつ動くのだ。

 

 

 川柳「朝囀」 いつの日か 歩んだ道に 逆戻り (誠)

 

2013年10月22日 (火)

尖閣国有化、事前に中国に伝えていた?

 尖閣諸島の国有化を閣議決定前に中国側に伝えていた―。

首相補佐官だった民主党の長島昭久衆院議員が著書で明らかにしたそうだ。

えっ、何だって! 第一感、そう思ったが、本当だろうか。

日中関係がこんな混乱状態になってしまった今ごろ、なぜだろう。

 

 長島氏が著書で明らかにしたところでは当時の野田首相が国有化の方針を決定し閣議で決定する前に中国外務省の張志軍次官らにつながるルートで伝えた。

そして暗黙の容認を引き出す確かな手ごたえを得るまでになっていたという。

ところが、中国政界の権力闘争の中で潰されてしまったのだという。

そんな話、これまでに聞いたこともない。初耳だ。

 

 領土の変容は隣国に事前通告するのが常識だが、野田政権はその禁を破った。

いきなり隣人のほっぺたを殴り飛ばしケンカを売ったという話になっていたが、そうじゃないということになる。そんな重要な話をなぜ今ごろになって、日中の軍艦の間でレーダー照射、領海、領空侵犯まで及んでいる一触即発の段になって明かすんだろう。長島氏の意図が分からない。

 

政治家がよくやる「今だから話そう」式の暴露なら軽率極まりない。

この話が本当なら今の国会に野田元首相と長島氏、それと交渉に直接参加したとされる外務省当局者の出席を求めて証人喚問すべきだ。

長島氏本人は日中国交断絶に至るかもしれない大問題だからこそ今ごろ書いたのだろうが、自慢ばなしとして政治利用されたんじゃたまらない。

 

 首脳会談で当時の胡錦濤主席から国有化自重を求められた2日後に野田元首相は国有化を強行した。当時の石原東京都知事の尖閣購入構想を受け胡主席は自重を求めた。当時、丹羽宇一郎駐中国大使も国有化強行を強く批判しており、野田首相の事前の根回し交渉がうまくいっていたとは考えられない。

外交の失敗を取り成して手柄ばなしにしようとはふてぶてしい。

 

 

川柳「朝囀」 失敗を 手柄と繕う 手品あり  (誠)

2013年10月19日 (土)

情けない! 国会は熟議どころかあげ足取りだ

 国会の質疑を聞いていると「いい加減にしろ」と叫びたくなる。

民主党の海江田代表が安倍首相にぶっつけた「汚染水問題はコントロールされている発言は軽すぎる」はそのままお返ししたい。

それを責めるなら、五輪招致を望まないと明言してからにしたらどうだ。

 

ここまで混乱したのは民主党政権がきちっとしなかったからじゃないか。

初動対応をちゃんとすればこんなにはならなかった。 

「政治なんかアテにならん」「国会議員は要らん」と嘆いた被災地の声を忘れたか。

それをタナにあげて現政権のあげ足取りをする。良識ある人々はあきれている。

民主党の中にさえ恥ずかしいという声もある。

 

事故現場近くの井戸水の放射能濃度が急上昇しているという話もある。

汚染水が地中に染み込み深い井戸に達しているとすれば最悪の事態だ。

その汚染水の漏出防止、浸透防止と取り組んでいる下請け作業員は命がけだ。

分厚いコンクリートの壁で放射能から守られ、深々とした赤じゅうたんの国会でひとごとのようなことを言い合っていていいのか。

 

先例のない、安全神話崩壊の原発事故…わが国に突き付けられた試練だ。

その試練を切り抜けることは1企業、1政権の頑張り、責任を超えている。

全政治家、全国会議員に課せられた重責だ。駆け引き材料にして恥ずかしくないか。

政治家は常に「今、何をすべきか」を考えて行動すべきだ。

ふるさとを追われ、わが家を失った人々は人生設計もできず途方に暮れている。

 

寒さがやってくる。老人世帯はどうして暮していけばいいのだ。

仮設住宅に押し込んでおくつもりか。励ましの言葉を掛けたことがあるか。

国のため生涯を捧げた英霊や戦争犠牲者に哀悼の心を手向けるのは被災地の人々を救済した後でも許してもらえるだろう。黒ずくめの集団でなければ哀悼の心は伝わらないのか。「1票」を託した地元の人たちはそうしろと言っているのか。

 

政治は示威ではない。大切なのは心だ。

その慈しみの心の上に現実から逃避しない行動が大切にされなければならない。

IOC総会での首相発言は軽い、国際社会へのウソの公約だ…などと国会であげ足取りをするより、汚染水対策の国家プロジェクトを立ち上げるのが先だ。

そのために全国会議員は手を携えるべきだ。国難じゃないか。

 

  川柳「朝囀」 ポーズだけ 赤じゅうたんで 熟議とか (誠)

2013年10月17日 (木)

オバマ債務不履行回避も対立再燃の恐れ

 与野党対立で1か月にわたって世界をハラハラさせ続けた米国議会は瀬戸際で妥協が成立し、債務不履行の危機は回避された。

オバマ大統領にしばしの安堵が生まれる。

1兆1300億ドル(110兆円)の米国債を抱えている上、アベノミクスが軌道に乗りかけたばかりのわが安倍首相もようやく安心して眠れるだろう。

 

しかし、ご両人とも枕を高くして寝るところまではいくまい。

土壇場で生まれた妥協は、追加の借金が認められるのは来年2月7日までで、暫定予算も来年1月15日までだ。

実際のところは「当面」、息をつなげられるということだ。

同時に取り組む財政健全化の話し合い決裂するようだとまた混乱再燃だ。

 

それにしても米国の上下両院の「ねじれ」のせめぎ合いはものすごい。

世界同時不況の恐れまで踏み込んでの駆け引きだ。国の威信までかけている。

その通りオバマ大統領は威信どころか、かなりの部分で指導力を失った。

東南アジア歴訪や国際会議のキャンセルで中国に名を成さしめることになった。

その前にシリア問題でプーチン大統領の戦略に乗せられたのも痛い。

 

シリアに兵器を輸出しているプーチンのロシアは化学兵器の国際管理化という奇策によって自らの「死の商人」ぶりを覆い隠し、同時にオバマ大統領の国内外の威信を失墜させることにまんまと成功した。

結果的に米共和党もオバマ与党を苦しめることによってプーチンに塩をおくったことになるかもしれない。

 

内政重視の共和党が共助の精神に立脚する医療保険改革に反対するのか。

オバマ大統領に百年の課題解決を献上することにメンツ丸つぶれを恐れたのか。

いや、前にも触れたように国民の幸福よりも自らの権力、政権に目がくらんだ勢力が共和党の大層を占める時代になったのか。

もしそのために予算を人質にしたのなら米国の民主主義もたいしたことない。

 

本欄は前回、この混乱解決には共和党のベイナー下院議長のすげ替えをするしかないと少々乱暴なことを書いたが、彼の戦略は結果的に何も生み出してはいない。

議会闘争の名手として名を残すことはないだろう。

ギリギリのところで妥協したのは、共和党に対する国民批判の声が強まったからだ。こういう戦術はわが永田町の住民にはまねしてほしくない。

 

 

  川柳「朝囀」 ねじれなら 中尾彬の ねじねじで ()

 

 

 

新聞週間…もっと地方議会、地方政治の報道を!

新聞週間で新聞各紙が「読者とともに」だ、「真実に迫る」だのと少々力み過ぎとも思える評論、特集記事を展開している。

「第4の権力」などと揶揄される新聞が自己反省やわが振りを見直す機会を持つことは必要だし結構なことだと考える。

ただ、ややパターン化しているように思えてならない。

 

 外交防衛、生活福祉、教育文化を俯瞰した大上段の評論も大切だが、1人ひとりの国民を政治や行政がどう守っているか。原点ともいうべき対象に新聞はまず最大の報道エネルギーを注ぐべきだと考える。

現下の報道姿勢はその命題に答えているだろうか。

残念ながら、とても合格点をもらえるレベルではない。

 

 住民に一番近いところで展開されている政治、行政…道路を作るか作らないか、公園を改修するかしないか、下水路のフタをするかしないか…取材する記者も紙面づくりを考える編集者も食指を動かさない。

日々の人々の暮らしにとっては国会やG20、世界蔵相中央銀行会議、APECなどとは比べものにならないほど大切な話なのに…だ。

 

 記者が取材分野によってランク付けされ、記者自身も外国ニュースや国政ニュースを取材する記者が格上のように思っている。同じ政治、行政ニュースでも中央ネタが尊重され、地方ネタは軽視されてしまう。

地方議会に関する報道は余程でないと登場しない。年間3、4回、各10日間ほどの定例議会の内容が全く報道されないところがある。

 

 これでは一般市民が議会や行政についてほとんど知ることが出来ない。

特別秘密保護法をめぐって「国民の知る権利」保持に注文づけが行われながら、日々のことについて市民に知らされていないという矛盾をさらしている。

議会報は議会の宣伝が主で市民の知りたいことに十分答えているとは言えない。

傍聴取材など記者の目が届ない議会はおざなりになってしまう。

 

 地方主権だ地方分権だと宣伝ばかりが先走っている。

すでに国政選挙ばかりか地方選挙まで投票率50%時代に突入している。

その根底におざなりな地方議会報道があるという疑いを払しょくできない。

市民に議会への関心を求める前に新聞がまず率先すべきだ。

新聞人、報道陣の心の中から「地方」への蔑視感をぬぐい去ることだ。

 

  川柳「朝囀」 習慣は 週間程度じゃ 直らない (誠)

小泉元首相原発ゼロに豹変…安全神話は作り話だった?

 ライオン宰相こと、小泉純一郎元首相が壇上から両手を上げて叫んでいる写真とともに「原発ゼロ」への転換を求めている講演の光景を載せた今朝の新聞を見て違和感を抱いた人たちが多かったのではないか。

 

 誰が考えたっておかしい話だ。

東電福島第1原発事故が起きる前とはいえ、自民党の総裁、首相として国のエネルギー政策の柱に原発を据えてやってきた張本人が、突然、原発をやめると言い出したのだ。それこそ豹変そのものだ。

生身の人間だから考え方や姿勢が変わることはあろう。あってもいい。

 

 だが、一国のリーダーだった人が180度方向転換するというには説明が要る。

小泉氏が言う通り政府や自民党が原発ゼロの方針を出せば、大方の国民は協力するかもしれない。世界も日本をモデルにするかもしれない。

しかし、それは当たるも八卦、外れるも八卦のたぐいの話だ。

原発政策を強力に推し進めてきた首相の言葉ではない。

 

 小泉氏は「原発はコストが高過ぎる」と言っているが、それだけじゃ説明になっていない。肝心なのは元首相が考え方を変えた理由だ。

原発の完全な安全対策を見通せないことや不安、恐怖を払いのけられないことが理由なら正直にそれを語ってほしい。

「コストが高過ぎる」政策は他にもいくらもあるじゃないか。

 

 不安な恐ろしい政策を続けてきてしまった。

つまり、原発に関する「安全神話」は人、政治の作り話だったと言えないのだろう。

そこが違和感の大元なのだ。

究極の安全が確保できていない、これからも確保できない、だから原発はやめる。

そう言えばいいじゃないか。

 

 東日本大震災のピンチをチャンスに変え、太陽光や風力など代替エネルギーの計画に参入しやすい政策をとるべきだと小泉氏はおっしゃるが、そんなこと誰も分かっている。そこまで言うなら具体的な提案を示してほしい。

原発ゼロでも十分に経済成長できるというならその根拠を教えてほしい。

ひと声で支持率を稼いだ昔の「ワンフレーズ・ポリティックス」時代の小泉流が戻ってきたような気がしてならない。

 

 

  川柳「朝囀」 オレ流が 政界にまで 復活し (誠)

 

 

2013年10月15日 (火)

狂気だ! 空から自転車が降ってくる

 高速道路に自転車を投げ込めばどうなるか。

それも分からないような人間が私たちの身の回りにいる。

兵庫県川西市の中国自動車道に自転車2台が投げ込まれた。

走ってきたトラックや乗用車7台が乗り上げたが、幸いけが人はなかった。

 

少し前にも投げ込まれたり陸橋の横断幕が切り落とされたりしているという。

明らかに走行車両に危害を加えようとする犯罪であり、看過できない。

高速道路にモノを投げ込む事件は全国あちこちで起きており、大過になっていないのがせめてもの救いだが、この世の中は間違いなく狂気を帯びている。

それに気づかないとすれば私たちはすでに麻痺してしまっているのだ。

 

 それにしても新聞、テレビはどうして命軽視の世相に警鐘を鳴らさない。

そんな報道をムキになってやっても読者や視聴率稼ぎにつながらないからか。

広告やコマーシャル獲得、スポンサー獲得につながらないからか。

それとも自分の身内が巻き込まれなければ何があっても構わないのか。

いくら騒いでも不法者、不心得者はなくならないと諦めているかのか。

 

 健全な世論形成を後押しするために情報を提供するのではないのか。

国民の知る権利維持のため消費税率引き上げに軽減措置を求めたではないか。

秘密保護法に知る権利、報道の自由を求めたのも背景は読者のためじゃないのか。

社会のため、国のためという考えはおかしいですか。

社会や国が壊れても自分や家族が幸せでいられるとお考えですか。

 

 警察捜査のつまずきに筆を立てマイクの音を上げるだけでいいでしょうか。

地域社会の安寧を守ることは地域社会に生きる者にも責任の一端はある。

ただ「絆だ」「共助だ」とお題目をとなえていれば安寧が保たれるわけではない。

高速道路に自転車を投げ込んだり、線路に針金を並べたりする不法者は突然生まれるわけではない。不健康な風土に時を刻んで育つのだ。

健全な風土を育てる支え役がそれを怠っている何よりの証拠だ。

 

 

  川柳「朝囀」 自転車も 人も空から 降ってくる  (誠)

 朝のさえずり

2013年10月14日 (月)

病院火災、また縦割り行政の犠牲だ

 この国では制度や法律はただ反省するためにあるのかもしれない。

福岡・博多の整形外科で火災が発生、10人が死亡した事故の調査が進むにつれて、また制度や法律の不備が浮かび上がってきた。

どんなに反省したって、失われた命は帰ってこない。

 

 今回の焼死事故でも防火扉が閉まらず、火や煙が広がってしまった。

その防火扉の点検は30年間も行われていなかったという。

その原因を聞いて2度びっくりである。

防火扉は建築基準法による設置指導施設だから消防法の点検対象ではない。

だから、消防署の点検がいくら行われても点検されたことはなかったというのだ。

 

 一体、何のための防火扉だというんだ。

火事が起きた時に火炎や煙が広がるのを防ぐために設置するものだ。

つまり、消防署が担う火災対策、延焼防止対策のための施設じゃないか。

それを消防署が点検の対象にしないなんてタテ割り行政の悪例じゃないか。

それでおかしいと思わないのか。

 

 それだけじゃない。

防火扉だってスプリンクラーだって設置基準が厳しくされてきている。

だが、その基準の決め方は誰が考えても理屈に合わない。

いたましい事故を繰り返しているのに基準を施設の大きさ広さで決めている。

火事は大きな施設だけで小さな施設では起きないとはいえないだろう。

 

 安全対策は入所者、入院者の安全を守るためじゃないか。

どんな理由があろうが、安全対策は最大限に厳しいものを求めるべきだ。

施設の設置者や経営者の財政力に配慮して基準が甘くなるなんて許されない。

施設の運営を優先し入所者、入院者の安全、命を後回しでは言語道断だ。

制度や法律の谷間で生涯を断たれたのではたまらない。

 

 

  川柳「朝囀」退院が 地獄に暗転 鉄とびら  (誠)

2013年10月12日 (土)

話題にこと欠かぬ今年のノーベル賞

 今年のノーベル賞は話題にこと欠かない。

モノづくり県静岡を象徴するように浜松ホトニクスが最後の素粒子を発見した物理学者ピーター・ヒッグス氏の技術基盤を支えたのは何よりうれしい。

2002年に宇宙ニュートリノの観測成功で物理学賞を受賞した小柴昌俊東大名誉教授の技術基盤を支えたのに続く快挙だ。

 

 世界広しといえどノーベル賞研究を2度も支えた企業は後にも先にもない。

それもほとんど無報酬に近い献身的支えが乏しい研究基盤をカバーしている。

そのヒッグス氏自身もエピソードを残した。

自身がノーベル物理学賞に選ばれたことがテレビニュースで報道された後も知らなかった。外を歩いている時に女性から「ニュースを見ました。おめでとうございます」と祝福され、「えっ、何のニュースですか?」と聞き返したという。

 

 ノーベル賞委員会にとって悩みは受賞決定の本人通知がうまくいかないことだ。

ヒッグス氏ばかりか平和賞に決まったOPCW(化学兵器禁止機関)にも連絡が取れないまま、ハラハラドキドキの授賞発表に及んだ。

インターネットの短文投稿サイト、ツイッターで「連絡ください。お知らせしたいことがあります」と書いた上、会見中も「連絡をください」と呼び掛けた。

 

 こんなことは今までになかった。

それというのも今年は目下、話題に包まれている人や団体が多数、受賞候補になっていて、なかなか絞り切れないという背景があったからだ。

OPCWの受賞はその一つで、目下、進行中のシリア情勢が絡んでいる。

選んでしまってから状況変化もあり得るからだ。

 

 その平和賞の候補で最後の最後まで揺れたのは女子教育の権利を訴え、イスラム武装勢力の銃撃で負傷したパキスタンの少女、マララ・ユスフザイさんだった。

最終的には選から漏れたが、イスラム武装勢力は受賞から漏れたことを喜び、「マララは大したことをやっていない」と扱き下ろした。

ロシアもOPCWの平和賞を否定し、プーチンによこせと難くせつけた。

人の栄誉を素直に喜べない人間どもがまだいる。

平和は遠い。かなしい話だ。

 

 

  川柳「朝囀」 あやかって 言ってみたいな 「何の賞?」 (誠)

2013年10月11日 (金)

社会保障3党協議に戻る民主党、何で今ごろ…

 社会保障制度改革の3党協議の場から離脱していた民主党が復帰するという。

政権党として発議し、野党だった自民・公明両党を呼び込んでおきながら勝手に離脱した無責任を忘れて舞い戻るとはどういうことだろう。

正直いって、ノコノコとよく戻れるものだと思う。

 

自・公両党が抜本的な制度改革をやらないからと離脱理由を説明していた。

具体的には民主党が掲げる月7万円保障年金がテーマにないということだった。

2009年総選挙で子ども手当とともに民主党が政権奪取カードにした政策だ。

政権与党として実現できなかったのに政権交代で野党に陥落しながらその実現を迫ったという厚かましさなのだ。

 

改革の内容を協議しているのは民主党が主張して実現した国民会議だ。

しかも、そのメンバーの人選にも民主党は直接参加した。

つまり、民主党の意向に沿った協議が行われてきたはずで、自・公両党の意向だけが反映された話し合いではなかった。

国民会議の議論にあがってこなかったのはやはり現実的でないという判断だろう。

 

離脱した理由は他にあったのではないか。

自・公両党と一緒になって消費税増税など負担増路線を描くのは党の路線に反するし、衆院選や参院選に不利だと判断したのだろう。

今回、復帰の方針に一転したのは安倍内閣の消費税増税方針が国民に受容されていることから、反対勢力のイメージは得でないと判断したのだろう。

 

一方、自・公両党はなぜ民主党に復帰を働き掛けたのだろう。

勘ぐるところこうだ。臨時国会が召集され消費税率引き上げが論戦の対象になる。その時に民主党を同じ土俵に引き込んでおけば議論の衝突は幾分なりとも減る。

それどころか税負担増路線の責任の一端を民主党にも背負わせておこうという思惑なのだ。キツネとタヌキのだまし合いなのだ。

 

だましたはずが騙され、騙された側がだましに回る。

政治の世界は誠に奇妙キテレツ、摩訶不思議なのだ。

終わってみなけりゃ分からない。分かった時には時すでに遅しだ。

何も知らされず、疑うことさえも知らず、信じ切っている国民。

そんな政治のためにナケナシの税金をはたいている。ばかばかしい。

 

 

 川柳「朝囀」 見ず知らず 見せず知らせず 民主主義 ()

 (朝のさえずり)

 

 

2013年10月10日 (木)

みのもんた司会者、このままずるずるか?

 みのもんた司会者は報道番組出演こそ自粛しているがショウ番組は出ている。

週刊誌は、みの司会者の復帰をブロックしようと厳しい批判を浴びせている。

「ちょっとした有名税だ」と早期復帰を主張していたお仲間の芸能人は沈黙だ。

報道陣を前に人生訓を開陳…オレは大物なんだと振る舞われたようでもある。

さて、みなさんはどうお考えになりますか。

 

他人のキャッシュカードを盗み現金を下ろそうとした実の息子。

成人とはいえ責任の一端を親として担うべきか。その必要はないのか。

いや、司会者といえども時に権力者に向かい、世相に向かって批判や諌言をろうしてきた警世の人でもある。それもかなりの影響力を持っている。

「有名税程度に考えればいい」という芸能人のエールには違和感を覚える。

 

そこには妙な特権意識に酔った空気があることを否定できない。

有名人、影響力がある人だからこそつまずきを恥じ厳しく身を処すべきだろう。 つまり、一般人が息子の犯した犯罪にどう身を処すかの問題とは自ずから異なる。

みの司会者にはその前に自分自身のセクハラ疑惑がある。

女性アナのお尻に手を伸ばし撥ね退けられた映像の説明はないままだ。

 

「事実はないが、紛らわしかったから番組関係者を注意した」がテレビ局の弁明だ。

番組関係者を叱ったということは、そんな場面を大衆に見せちゃダメじゃないかという意味のお叱りだろう。なぜ本人を叱らない。CM中の談笑の映像が本番で出てしまった…テレビ局の弁明はかえって疑惑を深めてしまった。

CM中はいつもそんなことをしているのかとの疑いを持たせたのだ。

 

みの司会者本人からしっかりしたケジメが示されないのが何よりおかしい。

政治家、総理大臣まで呼びつけて政界のテイタラクを攻めたてる人だ。

女性のお尻に手を伸ばした映像が茶の間に流れ、おまけに実の息子が窃盗犯罪で警察に逮捕されたとあれば、番組の中で地方料理をほおばっておどけているわけにはいかないだろう。みの司会者が自らケジメをつけるべきだろう。

 

 大勢の記者、カメラマンを前にして息子を信ずる、警察も信ずる…あの言葉は一体どういう意味だろう。警察に圧力を掛けたつもりなんだろうか。

市井は一生懸命働いてもみの司会者のギャラの滴ほどしか報われない人ばかりです。そんな人たちに砂をぶっかけたんです。みの司会者からしっかりしたケジメが示されない限り列島の茶の間はしめったままです。

 

 川柳「朝囀」 つまずきを 苔にし太る 人もいる ()

 

 

 

 

 

 

2013年10月 9日 (水)

じゃじゃ馬ならし、一体、誰がやるの?

 人や情報の交流が盛んな現代は、元首の出会いは一種の祭りだとかつて宮沢喜一首相が言っていた。その祭りも心なしかこのところ随分子どもっぽくなった。

それはどうも元首たちが未熟で勝手な大義を振り回すようになったためらしい。

特にアジアの外交舞台は子どものいじめ以下だ。

 

 インドネシアのAPECD首脳会議の席で安倍首相と中国の習近平主席が握手を交わした写真報道に中国外務省の幹部がわざわざ会見で「騒ぎ立てて、くだらないとは思わないのか」と不快感をあらわにしてみせる。

かと思えばブルネイの東アジアサミットに李克強首相が習主席に代わって出席するが、「アベ首相とは会談しない」「会談の必要もない」と刺激発言をする。

 

 一方では韓国の朴槿恵大統領が仕掛けAPEC会場で中韓首脳会談、さらにはプーチンロシア大統領まで引き込んで中ロ首脳会談をやる。中韓の蜜月ぶりを見せつけて日中、日韓の冷え切った状態をことさら晒して安倍政権の孤立イメージを国際社会に印象付けようというわけだ。経験不足、強がりばっかりの朴大統領に国民の反日・非日気運を慮った習主席、プーチン大統領が応じているわけだ。

 

 そんな次元の低い元首の交わりに何を怯えているのか民主党が北京詣でをする。

敵に国を売るような愚かな行為だということに気づいていない。

そんな中で唯一の救いは、わが安倍首相が「東アジアサミットでは中国の李克強首相とも韓国の朴大統領とも意見を交わしたい」と語っていることだ。

堂々と正面突破をめざそうという心意気だ。

 

その決意こそ尊い。支持したい。

太平洋を隔てたワシントンでは中国の崔天凱駐米大使が、「日本の一部の政治家は第二次世界大戦が終結したのはアメリカの原爆投下によるものと信じ、アメリカさえ怒らせなければいい、ほかの国の懸念に配慮する必要はないと考えている」と講演したそうだ。ばかばかしい話だ。菅官房長官は「論評に値しない」と吐き捨てたそうだが、当然だね。

 

 

  川柳「朝囀」 じゃじゃ馬を ならす調教 ご勘弁  ()

信じられない…大人の能力、世界一?

 これを皮肉と言わずして何と言えばいいんだ。

日本の大人の能力が世界1、それも読解力と数的思考力で突出だという。

高校生は先進国の中で最低、小中学生は読解力で劣るという別の調査結果もある。何とも皮肉過ぎるではないか。

 

 OECD加盟国を対象にしたこの調査は社会生活の能力を問うものだ。

社会に氾濫する情報を理解する能力、いわば常識力を問うものだ。

読解力は500点中平均296点で参加24か国平均273点を大きく上回った。

へ~え、常識力、読解力が世界のトップねえ…

あなたはこれを信じられますか?

 

 大銀行が暴力団へ融資、歴代役員が放ったらかしにしてきた。

取締役会で何度も話題にされながら対策1つ取らなかった。

反社会的な集団だって稼ぎになるなら融資しちゃえ…これぞ数的思考力だ。

乗客106人の命を奪った電車脱線事故、歴代3代の社長が脱線事故対策も放置してきたのに裁判では全員無罪だ。

 

 原発事故を起こした電力会社の経営陣は、放射能汚染水対策という事後処理の入口で失態続き、「申し訳ありません」とオームのような会見を続けている。精神陶冶を掲げる柔道連盟の76歳の理事が人目を避け地下鉄のエレベーターで女子選手に無理やりキスをしたり、ジャーナリズムの大本山のようなことを言っている新聞社の週刊誌編集長が立場を利用して若い女性にセクハラ行為に及び解雇される。

 

 こんなのが常識力世界トップの大人たちなのだ。

子どもたちの読解力が劣る、計算力が弱い…そんなこと問題にできる立場か。

学力テスト全国最下位に陥落、知事の校長名公表の爆弾宣言に慌てた県教育長が「優れた教育実践校」発表制度の新設で知事に媚びた。自らの保身に走る指導者に子どもたちの読解力を高める教育ができるとは思えない。

 

 

  川柳「朝囀」 6・3制 子どもを駅に 積み残し  ()

2013年10月 8日 (火)

ベイナー米下院議長をすぐすげ替えよ!

 その昔、わが永田町政治が意に沿わぬことをやり始めると米国がCIA密使を送り込んできて政権を交代させるとまことしやかに囁かれた。

ウソかホントか知らないが、もしそれが出来るなら直ぐにでも共和党のベイナー下院議長の首のすげ替えをやってもらいたい。

 

 与野党の対立というより、どこかの国でも希有な権力亡者が衆参「ねじれ」を政局に利用しウソの公約をばら撒いて無茶な政権交代をやったことがあるように、野党共和党の「ねじれ」戦略のせいで、政府機関の閉鎖が続いている。

それだけならまだしも10日後には大混乱が待ち構える。

債務上限額の拡大が合意されないと債務不履行で世界の米国債が紙くずになる。

 

 わが国が保有する米国債はざっと1兆1300億ドル(110兆円)だ。

それが紙くずになったらまず保有銀行が多額の損失を抱える。

傾く程度じゃない、多分、即死状態だろう。

それがそのまま企業への融資ストップでバタバタと連鎖倒産になる。

ギリシャ危機だ、イタリア危機だと騒いでいたご本尊が世界混乱の震源地になる。

 

米国だけが痛手を被るならどうぞご勝手にというところだが道連れは困る。

歴代政権がゴールできなかった医療保険改革・オバマケアは成立寸前まで来た。

それをやらせては内政重視の共和党のメンツが丸つぶれというわけで、口から先に生まれてきたようなベイナー議長が立ちはだかる。

オバマ大統領だって予算を人質にしたきたない手には妥協できまい。

 

こっちはアベノミクスがようやく軌道に乗りかけたところだ。

関門の消費税率引き上げも第1段階の露払いが終わったばかりだ。

それに水をぶっかけられるようなことになったら大変だ。

オバマとベイナー…♪2人のため世界はあるの♪冗談は歌だけにしてもらいたい。

クリントン時代にならってベイナー下院議長の退陣で収拾を急ぐべきだ。

 

  川柳「朝囀」 あっちでも こっちでもねじれ 首絞める ()

 

 

大物がぞろぞろ北京詣で…不可解な民主党

 ここではもう何回も書いている。

東京都知事だった石原慎太郎氏の煽動に引っかかって尖閣諸島を買い取り国有化にカジを切ってしまったのは、当時の民主党、野田首相の大罪だ。

断絶状態になってしまった日中間に対話の糸口さえ作れず、息をひそめ、国会の壁の陰から不安そうにのぞいている。

 

鳩山由紀夫元首相の失態を持ち出すまでもなく外交なんかまるで下手な政党だ。

外交はテーブルを挟んだ戦争だと言われる。何手も先を用意してかかるべきだ。

それなのに東京都知事に先を越されては政権の沽券にかかわるとばかり、計算もなく尖閣買い取りに突っ走ってしまった。

子どものころからただただ人に負けたくないだけの点取り虫そのものなのだ。

 

 直前に当時の中国のリーダー胡錦濤主席から慎重な対応を求められたら、それだけでムキになって買い取り国有化に直情した。

外務省当局は東京都による購入というクッションを見守るよう進言したのに、それも振り払って暴走した。外交判断なんて何もない。

「決められる政治の実践者だ」なんてお門違いなことを言っていた。

 

 中国に人脈もなく、話し合いもせず、いきなり頬っぺたを殴りつけた。

断絶状態になると米国に中国牽制を頼み込み、国連演説で諸国の援護を求めた。

貧すれば鈍する…とはこういうことだろう。

中国は「中国を刺激しておいて米国の懐に入るのか」と反発した。

この混乱だけで野田さんは政治家として万死に値する。

 

それなのに海江田万里代表や江田五月元参院議長ら民主党の幹部がこれからぞろぞろと訪中する準備を進めている。

もちろん、与党が状況打開に窮している時に困らせてやろうということらしい。

人が困っている時にその敵に媚びて点数稼ぎをしようという、いやな政党だ。

それも自分たちのかつてのリーダーがしでかした失政じゃないか。

 

その民主党大物連を迎える中国もえげつない…韓国と蜜月ぶりを見せつけているように、民主党を歓迎して安倍与党の孤立イメージをあおろうというわけだ。

そんな見え透いたオベンチャラに乗る民主党もどうかしてる。

敵に国を売るようなことまで平気でやる。そこまで意気地がなくなったのか。

つまらないことをしゃべって言質を取られないようにしてもらいたい。

 

 

 川柳「朝囀」 得意ワザ 敵の国から 矢玉撃つ  ()

2013年10月 7日 (月)

本気でやるの? 選挙制度改革

 自・公・民3党が選挙制度改革の話し合いをはじめたと言うので、やっと動き出したかと思ったら、1年、2年前の話のぶり返しじゃないか。

「改革」なんていう心意気はさらさらない。

党利党略のさぐり合いであり、大して期待できそうにない。

 

 昨年「1票の格差」をめぐり全国の高裁から「違憲」にまじって「無効」判決が出た時、安倍首相は改革の最後の切り札として第三者機関の設置を提案した。

政治家同士では党利党略、個利個略を主張し合って何も決まらないから、政治家の手を離れ公論に任せるべしと腹をくくったのだ。

だが、民主党がケチをつけ、無視して話をはじめてしまった。

 

消費税増税で国民に痛みを求めるから政界もそれ相応の痛みを受け止めよう。

言うことはなかなか立派だが、本心は自分はもちろん自分の党はできるだけ痛みを受けないように議員定数を減らしたり、選挙区を動かそうというわけだ。

そんなことをやってもらおうと選挙で選んだわけではない。

そんなことに多額の報酬や手当を与えているわけではない。

 

いきなり小選挙区比例代表並立制は維持すると決め込んではじまった。

一体、誰にことわったのか。小選挙区制を維持するって誰が許可した?

昨年末の衆院選で議席に結びつかない「死に票」は何と56%に上った。

国民が投じた票の半分が紙くずになってしまう異常な選挙制度じゃないか。

政権交代や大臣のイスが近ければそれでいいのか。

 

定数を20減らす、30減らす…なんていう話に騙されちゃいけない。

民主主義の原点、国民の利益や権利なんて二の次の謀議を許してはならん。

新聞、テレビ、政治ジャーナリズムはなぜ怒らない。なぜ糾弾しない。

お追従報道ばかりじゃどうにもならない。

いや、民主主義を骨抜きにして政治を堕落させる側にメディア自身がいるのだ。

 

 

川柳「朝囀」 政治とは 国民を痛める ブーメラン  ()

2013年10月 6日 (日)

疲労の色濃いオバマ…不吉な予感も

 オバマ米大統領の表情に疲労の色が濃くなってきた。

与野党の対立雪解けは見えず政府機関の閉鎖は長期化の様相だ。

会見でも滅多に下を向くことがない大統領だが目を落とす表情が多くなった。

今、自らがこの大国のリーダーであることにどんな思いだろう。

 

政治は妥協だ、民主主義は妥協だ、そういう。

だが、今、米国は上下院ともその民主主義の原点を見失ってしまった。

そこまで政策論を詰めるのが真の民主主義だとブラウン管で評論家が言ってる。

そうじゃない。米国でも国家より権力、政権に恋々とする政治家が増えたのだ。

わが日本の政治家もよく見ておくがいい。

 

医療保険制度改革は確かに微妙な難題が絡む政策だ。

だが、歴代政権が悩まされてきた膨脹する国民医療費は何とかしないといけない。

解決を先延ばししてきたのはすべての政治家の責任だ。

メンツや体面にとらわれて意地の張り合いをしている時ではないだろう。

その結果が新年度の予算不成立、政府機関閉鎖では民主主義どころではない。

 

自宅待機の政府職員の給与が保障されることになったのは一つの安堵だが、政府が給付しなければならない金も出せない。借金も払えない。債務不履行で訴えられてしまうことになるのは目に見えている。

補助金、給付金を待つ民生、福祉、医療などの現場が窮地に陥る。

福祉、医療が傷ついては「アメリカの心」は事実上の崩壊だ。

 

国民批判を受けて共和党が軟化すると期待していたオバマの民主党だが、もう、ゆとりもなくなってきた。大統領の指導力に陰りが見える。

シリア問題でロシアのプーチン大統領の術中にはまったことが致命傷だ。

上下院の「ねじれ」も致命的だ。わが国でも衆参の「ねじれ」が政治漂流を招き、それが政権奪取につながったことも記憶に新しい。

 

「ねじれ」は国会における「熟議のチャンス」などとおどけていた首相がいたが、「ねじれ」は民主主義への冒涜だ。民主主義は「選択」のゲームなのだ。

言葉の魔力を失ったオバマが窮状を切り抜けることは難しい。

不吉な話だが、退路、退陣と引き換えに予算成立を取りつける以外に道はないかもしれない。アメリカの民主主義は最大のピンチを迎えている。

 

 

川柳「朝囀」 チェインジの 芽も見えてこず 大統領  () 

 

 

2013年10月 4日 (金)

政府閉鎖いつまで続く、オバマのアメリカ

 オバマのアメリカが政府機関の閉鎖に追い込まれたままだ。

医療保険制度改革法の扱いをめぐって与野党対決が解けず、10月から始まる新年度予算が成立しなかったためだ。

クリントン政権時代にもあったそうだが解決の見通しは立っていない。

 

 予算が成立しなければ政府の窓口を開いて仕事を続けるわけにはいかない。

政府の職員は自宅待機、働かないのだから給料ももらえない。

自宅待機が長引けば生活権にも影響が及ぶことになる。

日本では衆院と参院の議決が異なる場合は衆院の議決が優先し予算は成立するが、米国では予算の成立には上下両院の可決が必要であり厳しい。

 

そもそもの対立原因の医療保険制度改革は歴代政権に足かせになってきた。

オバマ大統領もそれを公約に当選したからどうしても実現にこだわる。

国民皆保険が実現していない米国では国民医療費が国家財政を圧迫しており、このままでは財政破たんだ。共和党も同じ姿勢だったのに今回は豹変した。

政策より政権…と考える戦略政治家が増えたためらしい。

 

 その背景はどうも2つあるようだ。

1つはオバマ大統領の指導力の減衰、威信失墜にあるようだ。

それもシリア問題における大統領の迷走に嫌気が走っているらしい。

軍事介入を示唆したのに英国の離脱で議会承認を求める方向に転換、それが難しくなると一転、ロシアの提案に乗っかった。

 

米国の国際社会における威信も著しく傷ついた。

オバマ大統領の発言に与野党とも耳を傾けなくなった。

連邦準備制度理事会、FRB次期議長候補のサマーズ元財務長官にさえ辞退された。

2つ目は大統領発言の魔力が失われてしまったことだ。

それが自分にも分かるから語り掛ける言葉に力も輝きもなくなった。

 

たった一つの救いは、大統領より共和党の方が悪いとみる世論の声だ。

長引けば長引くほど大統領に味方するだろう。

大統領は国民の間に共和党に対する反発が強まるのを待つしかない。

だから、政府閉鎖は長引くかもしれない。

そんな目にあわないで済む私たちは幸せだ。

 

  川柳「朝囀」 プラハから ひたすら下る 神通力  () 

 

2013年10月 3日 (木)

おかしな国だ…1億総天邪鬼だね!

 おかしな国だ。JR北海道が大規模な脱線事故を起こし、補修点検もいい加減なことが分かったから政府が経営陣のテコ入れに動いたら、民間企業に口出しとはけしからんとメディアが文句をつけている。

 民営化されたとはいえ、経営維持に公的資金・税金が投入されている。それより何より人命が損なわれてからでは遅い。テコ入れするのは当然だろう。

 

運転手を含めて107人も亡くなったJR尼崎線の脱線事故の記憶が冷めやらぬではないか。その訴訟だって遺族の頑張りで強制起訴まで行ったが、杓子定規の司法の前に3代にわたる社長はいずれも無罪で終わった。

ことばは悪いが犠牲者は本当に犬死に終わってしまった。

そんなことが繰り返されてはたまらない。

JR北海道への政府のテコ入れにはむしろ徹底してやれ!と喝を入れるべきだ。

 

 安倍首相の消費税率8%化と復興法人税の前倒し廃止にも、成長優先、景気好循環企業頼みだとまるで悪いことでもしたように批判している。

消費税率アップは社会保障改革に先送りが許されないところへきている。

それをやったがために回復軌道に入った景気の腰折れを招いてはならん。

成長路線を後押しして下支え、軌道に狂いのないようにしようというのだ。

社会の構成員として企業にも同調・協力を期待する…よくよくの決断だ。

 

 戦争でも仕掛けるというなら体を張って対決すべきだ。

時間的猶予のない中で社会保障とその財源の立て直しを迫られている。

明日にも破たんがあるかもしれない財政の立て直しも併せてやらねばならない。

あえて火中のクリを拾うような決断に声援を送ってこそ日本人だ。

安倍首相を先頭にした政権に国のカジ取りを負託したのは誰ですか。

 

暖衣飽食…豊かさが作り出した1億総天邪鬼だろうか。

何でも人のせいにすれば済んできた1億総平和ぼけのせいだろうか。

テレビや雑誌で愚にもつかんことをしゃべって小銭を稼ぐ輩ばかりになった。

お笑いタレントが政治学者をアゴで使って賑やかしの政治番組をやる。

それをそっくり真に受けて街の評論家たちがデパ地下政治談議だ。

劣化こそしてもこの国が正真正銘の先進国になるのは期待できない。

 

 

川柳「朝囀」 剣より 強いペンとは どこのこと?  () 

2013年10月 2日 (水)

悪評論ばっかり…首相決意なぜ評価しない

 先のことは分からない。心細い。不安だ。

だから疑いや猜疑心が生まれる。そこに無責任が生ずる。

今朝の新聞、テレビ、評論家の話はそろいもそろって無責任批判ばかりだ。

もちろん、安倍首相が法律に沿って来年4月から消費税率を8%に引き上げることを決断し発表したことに対する論評だ。

 

 並々ならぬ決意だ。

増税で得られた税収は全額、社会保障に使う。

あわせて景気回復の腰折れを防ぐため財政再建、成長政策を同時に進める。

特に復興特別法人税は1年前倒しで廃止し、それが賃金上昇につながっていくことを念じて12月中に結論を出したい。

ことばを選ぶように安倍首相は語った。

 

 政治家としての命運をかけた覚悟だろう。

しかし、新聞、テレビ、評論家はその決意を何ら汲み取らず、企業負担だけなぜ軽減する、景気回復の実感は今もないじゃないか、賃金上昇の確約なんかない…とネガティブな側面だけを強調した批判ばかりだ。

安倍首相が何か失政でもしたかのような報道ばかりだ。

 

 批判の向け先そのものも間違えている。

景気回復による収益をことごとく貯めこんでいる企業をなぜ責めない。

大手各社の内部留保率は何と8%、普段の4倍まで膨らんでいる。

上場企業の役員で年収1億円以上の高額所得者は何と300人に達した。

あっちにもこっちにも和製カルロス・ゴーンばっかりだ。

 

従業員、社員に給与として配分する責任を果たさない経営者ばかりだ。

批判や怒りの筆先、舌鋒を向けるべきはこの人たちだ。

経団連米倉会長さん、政権に盾突いてボスぶりを発揮しても国家の足もとを揺るがす側に回ってどうなるんですか。

連合古賀会長さん、首相のベア要請に「賃金は労使間で決めるもんだ」なんて混ぜっ返すとは、あなたはすでに労働貴族になり下がってます。

 

 政治にケチをつけたり混ぜっ返すだけなら子どもでもできる。

新聞もテレビも評論家も労使代表もそのレベルじゃないか。

批判するなら、たまには、それといっしょに対案代案を示したらどうだ。

国民をうならせるような妙案を発表したらどうだ。

何でも反対し続け風前のともしびとなった政治集団を知らないのか。

 

 

  川柳「朝囀」 正論と 政権たたきを 取り違え  () 

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