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2013年10月14日 (月)

病院火災、また縦割り行政の犠牲だ

 この国では制度や法律はただ反省するためにあるのかもしれない。

福岡・博多の整形外科で火災が発生、10人が死亡した事故の調査が進むにつれて、また制度や法律の不備が浮かび上がってきた。

どんなに反省したって、失われた命は帰ってこない。

 

 今回の焼死事故でも防火扉が閉まらず、火や煙が広がってしまった。

その防火扉の点検は30年間も行われていなかったという。

その原因を聞いて2度びっくりである。

防火扉は建築基準法による設置指導施設だから消防法の点検対象ではない。

だから、消防署の点検がいくら行われても点検されたことはなかったというのだ。

 

 一体、何のための防火扉だというんだ。

火事が起きた時に火炎や煙が広がるのを防ぐために設置するものだ。

つまり、消防署が担う火災対策、延焼防止対策のための施設じゃないか。

それを消防署が点検の対象にしないなんてタテ割り行政の悪例じゃないか。

それでおかしいと思わないのか。

 

 それだけじゃない。

防火扉だってスプリンクラーだって設置基準が厳しくされてきている。

だが、その基準の決め方は誰が考えても理屈に合わない。

いたましい事故を繰り返しているのに基準を施設の大きさ広さで決めている。

火事は大きな施設だけで小さな施設では起きないとはいえないだろう。

 

 安全対策は入所者、入院者の安全を守るためじゃないか。

どんな理由があろうが、安全対策は最大限に厳しいものを求めるべきだ。

施設の設置者や経営者の財政力に配慮して基準が甘くなるなんて許されない。

施設の運営を優先し入所者、入院者の安全、命を後回しでは言語道断だ。

制度や法律の谷間で生涯を断たれたのではたまらない。

 

 

  川柳「朝囀」退院が 地獄に暗転 鉄とびら  (誠)

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