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2013年10月12日 (土)

話題にこと欠かぬ今年のノーベル賞

 今年のノーベル賞は話題にこと欠かない。

モノづくり県静岡を象徴するように浜松ホトニクスが最後の素粒子を発見した物理学者ピーター・ヒッグス氏の技術基盤を支えたのは何よりうれしい。

2002年に宇宙ニュートリノの観測成功で物理学賞を受賞した小柴昌俊東大名誉教授の技術基盤を支えたのに続く快挙だ。

 

 世界広しといえどノーベル賞研究を2度も支えた企業は後にも先にもない。

それもほとんど無報酬に近い献身的支えが乏しい研究基盤をカバーしている。

そのヒッグス氏自身もエピソードを残した。

自身がノーベル物理学賞に選ばれたことがテレビニュースで報道された後も知らなかった。外を歩いている時に女性から「ニュースを見ました。おめでとうございます」と祝福され、「えっ、何のニュースですか?」と聞き返したという。

 

 ノーベル賞委員会にとって悩みは受賞決定の本人通知がうまくいかないことだ。

ヒッグス氏ばかりか平和賞に決まったOPCW(化学兵器禁止機関)にも連絡が取れないまま、ハラハラドキドキの授賞発表に及んだ。

インターネットの短文投稿サイト、ツイッターで「連絡ください。お知らせしたいことがあります」と書いた上、会見中も「連絡をください」と呼び掛けた。

 

 こんなことは今までになかった。

それというのも今年は目下、話題に包まれている人や団体が多数、受賞候補になっていて、なかなか絞り切れないという背景があったからだ。

OPCWの受賞はその一つで、目下、進行中のシリア情勢が絡んでいる。

選んでしまってから状況変化もあり得るからだ。

 

 その平和賞の候補で最後の最後まで揺れたのは女子教育の権利を訴え、イスラム武装勢力の銃撃で負傷したパキスタンの少女、マララ・ユスフザイさんだった。

最終的には選から漏れたが、イスラム武装勢力は受賞から漏れたことを喜び、「マララは大したことをやっていない」と扱き下ろした。

ロシアもOPCWの平和賞を否定し、プーチンによこせと難くせつけた。

人の栄誉を素直に喜べない人間どもがまだいる。

平和は遠い。かなしい話だ。

 

 

  川柳「朝囀」 あやかって 言ってみたいな 「何の賞?」 (誠)

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