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2013年10月23日 (水)

アサド退陣せず…支える大国、新しい冷戦体制だ

 シリアのアサド大統領が来年の大統領選で3選をめざすという。

内戦を主導、兵器を持たない市民や老人子どもを死に追いやった責任を問われ、和平会議で退陣を迫られることに先手を打って立ち向かった。

冷酷な権力者に踏みつけにされる無垢の民のことを思うと言葉もない。

 

政権側と反体制派の間で和平会議が11月下旬にも米ロ主導で開かれる。

そこでは中立的な移行政府の樹立がテーマになる。

反体制派や米国、アラブ連合はアサド退陣を迫るのにアサド寄りのロシアや中国がそれに対抗するかっこうになるのは明らかだ。

アサド退陣が実現しなければ移行政府なんか樹立できない。

 

その予兆はすでに9月から見えている。

米国のシリア攻撃直前にシリアの化学兵器を国際管理下に置くというロシアのプーチン提案が飛び出し、それを米国オバマ大統領が受け入れたからだ。

化学兵器使用の咎めを逃げ延びたアサド大統領は、国際協調にすり寄った。

いや、それどころか国際社会との交渉力を手に入れてしまった。

 

 中、ロの救いの手で生き延びたアサド大統領は内戦終結の主導権を狙っている。

アサド大統領の化学兵器使用の真偽をうやむやにし、シリアに兵器を売り渡してきた自らの「死の商人」ぶりを覆い隠そうというプーチンの陰謀が描き出した図だ。

プーチンの陰謀に乗せられたオバマの弱腰が、結果としてシリアの窮状を一段と深めてしまう恐れがある。

 

 大国が不安定な国家の乱れに介入して勢力や利害の対立を深める。

世界を巻き込んで核兵器による破壊力を競った冷戦構造の再来を思わせる。

指導者が入れ替わっても身勝手な大義を振りまわす大国の狂気は変らない。

そこにアサド大統領のような権力亡者がからめば絶望的になる。

これ以上大国の暴走をゆるしてはならない。

国際世論は、一体、いつ動くのだ。

 

 

 川柳「朝囀」 いつの日か 歩んだ道に 逆戻り (誠)

 

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