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2013年11月

2013年11月30日 (土)

徳洲会マネーに百人の議員ぶら下がる?

 新聞を読んでいるとあるところにはあるもんだなと感心してしまう。

猪瀬東京都知事が徳洲会から無担保・無利子で5000万円も借用してたという話もそうだし、政治資金収支報告書の中身を見ると政治は金まみれだなと思う。

こんなことを続けていれば金銭感覚もマヒするだろう。

 

 「一票」と引き換えに金をくれてやる式の政策がまた目立ってきた。

子どもが中学生になるまで月2万6000円をあげるというあのばら撒きマニフェストで政権を奪ったかつての民主党小沢一郎代表の2012年分の政治資金収支報告書の解説記事が新聞にあったが、現在、生活の党代表の小沢氏は6つの政治団体を通じて3億6728万円を集めたそうだ。

 

個人献金が主体だそうだが、どんな人たちが寄金しているんだろう。

2009年には10億円を超えていたというので、小沢さんの集金力にもかげりが見えると記者は書いているが、サラリーマンが一生涯かかって、過労死などというどこの国にもないような病気をいとわず働いても稼げないような大金をたった1年で集めているんです。かげりなんて書かないでもらいたい。

 

 細るばかりの年金通帳を見ながらため息をつき、介護保険料や健康保険料の引き上げを嘆きながら暮らしている庶民の気持ちなんか分かんないだろうな。

その庶民の税金から毎年320億円も持っていって使ってる。

乞食とドロボーは一度やったらやめられないというけど、政治家はもっといい商売だね。1年に2億円、3億円盗もうとしても大抵その前に捕まっちゃう。

 

 それに記事を読んでびっくりするのは政治家は随分思い切った借入をしている。1億円,2億円、何千万円という金が簡単に動いている。猪瀬都知事が徳洲会から「お金なら貸すよ」といとも簡単に申し出を受けたように証言していたが、それはウソではないらしい。庶民は例え10万円でも20万円でも借りる前にまず返す方法を考えて思案してしまうが、そういうことはないのだろう。

 

 政治資金収支報告書が、政治家の金が正直に書かれているなんて信じている人は恐らくいないだろう。自主申告制で、不正や不明が指摘されたら修正申告すればいい。最初からごまかせるものはごまかして申告し、バレて元々、バレなければもうけもの…ぐらいの姿勢でやっている。それでも徳洲会マネーが100人近い国会議員にわたっていることをあばいた記者はよくやった。あっぱれだ。

 金で票を買うような政治家はあなたの近くにもいますぞ!

 

 

  川柳「朝囀」貸し借りは 議員になる前 やめておけ  ()

2013年11月28日 (木)

格差是正怠けるなら選挙ボイコットで対決しよう

 

 

 最大格差4・77倍だった今夏の参院選挙に「無効」判決を下した広島高裁岡山支部の片野悟好裁判長の顔をどこかで見たことがあると思ったら、昨年暮れの衆院選の訴訟でも「無効」判決を出した裁判長だった。

 判決の効力に猶予期間をおかず即時無効を言い渡したのは勇気がある。

 

 国民主権の原理、「1人1票」の原理を淡々と突き進めた結論だろう。

理屈をこねれば必ず国会は憲法を踏みにじっていることさえ正当化する。

きっとまだ上告という時間稼ぎがあるとズルける国会を先回りして叱った。

民主党の岡田克也元副総理、これでもまだ「第三者機関による選挙制度改革は国会の主体性を損ねる」と言い張りますか。

 

 「1人1票」が民主主義の原点だ。

だが、人口は動く。区割りをしている以上格差が生ずるのは当然だ。

それを党利党略、個利個略を交わしながら定数や区割りをいじりつじつま合わせだ。

それをどこまでが合憲で、どこからが違憲か、司法に判断させている。

それ自体が国会の不遜たるところだ。

 

 政治家にモロに利害が及ぶ問題を政治家に任せる。

バッジを外さなければならないような結果になることを受け容れるはずがない。

議席を一種の既得権にしてしまっている国の宿命だろう。

第三者機関による改革に道を開けない限り解決しない。

いつまでも司法の手のひらに自らをあずけているつもりなのか。

 

 米国では「1票の格差」が1・1倍でも1・2倍でもあれば是正に着手する。

それがなぜ私たちの国ではできないのか。

米国の友人に言わせれば、日本は国民が甘いからだという。

1票の平等、1票の等価値…が自分たちの基本的権利だという認識が薄い。

選挙改革を怠ける政界に選挙ボイコットで対抗するくらいの根性がほしい。

 

 

  川柳「朝囀」いつまでも あると思うな 国と票  ()

 

60年前の取り違え…もし、それが自分だったら

 

 60年前、病院で出生直後に取り違えられた男性のテレビ会見を聞いた。

生まれた日に時間を戻してほしい―静かな語り口にも悔しさがにじんでいた。

自分の意思とは関係なく実の親から引き離され、縁もゆかりもない、血もつながっていない親に育てられた…推理小説のような話だ。

もし、それが自分だったら…そう思うと胸がつぶれそうだった。

 

男性は13分後に同じ病院で生まれた別の男の子と取り違えられた。

2年後に父親が亡くなり母子家庭になった。働きながら定時制高校を卒業した。

男性が育つはずだった本当の家庭は経済的にゆとりもあり、取り違えられたもう一方の男の子と弟3人は全員大学を出た。育った環境はあまりに違った。

自分もそこで育てば大学も出してもらえた…男性の心は察するに余りある。

 

 男性を育てた母親は自分の子どもではないような気がすると漏らしこともあったそうだが、その頃はDNA鑑定などというものもなかった。

上の2人の子どもと同じように母親は愛情を注いで育てた。

取り違えられたことが判明したのは昨年1月だった。

会いたかった実の両親はすでに他界していた。

 

 だが、男性はそのくやしさ、悲しみをこらえて会見では育ての親や兄への感謝の思いを静かに語った。母は精いっぱいやってくれた…兄2人もかわいがってくれた。

会見を聞きながらその静かな語り口に救われる思いがした。

実の弟たちと飲みに行くこともあるという話には涙が止まらなかった。

60年分の落差を取り戻せるか…人生80年時代とはいえむずかしいだろうか。

 

取り違えた病院に男性の人生を狂わせてしまったという思いはあるだろうか。

賠償金をどんなに積まれても埋め合わせることが出来ないものを失った。

会見の中で当時を知る医師がベビーブームの渦中で産院が混乱していた実情を証言、致しかたなかったと言わんばかりだったのが気になる。

赤ちゃん取り違えの可能性数字を映し出したテレビ画面を疑った。

「人間は過ちをおかすものだ」という別の医師の証言に言葉を失った。

 

 

 川柳「朝囀」安心せよ お前産んだは 自宅だよ  ()

学力調査一転公開だって…文科省は信じられない

 

 これだから文部科学省という役所は信じられない。

全国学力調査の学校別成績をどんなことがあっても公表しないといってきたのに

来年度調査から公表できるようにするという。

コロコロ教育の基本が変わるようじゃあ人づくりなんて無理だね。

 

この豹変ぶりを追及していくと思わず笑ってしまう。

教育委員会の判断で公表ができるようにするという。

へ~え、教育委員会ね…ここ数年教育委員会は信用できないからと解体論を展開していたのはどこのどなたですか。

解体も必要ないようにいつどこがどう改まったんですか。

 

それに公表することに方針を転換するんだというが、その理由が笑っちゃう。

子どもへの指導改善に役立てるために公表することにしたっていうんでしょ。

今までは何て言ってました? 過度の競争を避けるために公表を禁ずると言ってたじゃないですか。

もう、過度の競争を招く恐れはなくなったんですか。

 

学校別の平均正答率だけを公表することは禁じ、学校全体の得点分布、改善点、改善すべき項目などと合わせて公表させるという。

つまり、得点が独り歩きするのを禁ずるというのだが、親が知りたいと強要したり校長教頭が個々の教師の評価や人事に使ったりする可能性はあり過ぎるくらいあるだろう。元々、自制心がない世界じゃないか。

 

一部の教科成績が全国最下位になったことをめぐって県政、教育界、学校現場が下や上への大騒ぎになり教育現場に不信感が醸成されてしまった自治体もある。

もっと早く公開容認を決めれば建設的な活用につながったかもしれない。

文科省と言えば文部省時代はいったん決めたことはテコでも動かさない「石頭」といわれたが、「ゆとり教育」の朝令暮改以来はすっかりユルフンだ。それだけ自信がないということだろう。

 1年もしないうちにまた「公開禁止」なんていうことがあるかもしれない。

 

 

 川柳「朝囀」 なぜ公開? お役人さえ 分からない  () 

 

 

2013年11月26日 (火)

中学職員室で拳銃暴発、オモチャと思った?

 

 

 

福岡県の話だが、中学校の職員室で拳銃が暴発した。

状況はどうあれ前代未聞、あってはならん話だ。

ケガ人もなかったのだからいいじゃないかと済まされる話ではない。

道徳の教科化は子どもたちよりも教師に先にやるべきだ。

 

問題の中学校は福岡県志免町の公立中学校というだけでどんな地域環境にあるのか分からないが、問題ありそうだ。

今月20日昼前、男子生徒の持ち物検査をしたところ拳銃のようなものが見つかった。担任教師が没収して職員室で保管していた。

 

3日後の23日に別の男性教師が職員室でこの拳銃をいじっているうちに暴発し、弾は木製のいすに当たって床に落ちたという。

この軽率教師はオモチャと思って撃ったら弾が出た、と教頭に電話した。

休み明けの25日朝、教頭から報告を受けた校長らが拳銃と弾を持って警察に行き暴発があったことを説明した。

 

 校長は、警察で本物と言われるまで弾の出るモデルガンだと思っていたと言い、教頭も生徒が本物の拳銃を持っているなんて想像もしなかったと言っている。

 拳銃にはまだ数発の弾が込められていたというから、その通りモデルガンだと思って教師あるいは生徒が引き金を引いたらどんなことになっていたか分からない。

そのことを校長も教頭もよく考えるべきだ。

 

 警察は生徒の父親を銃刀法違反で逮捕したというが、担任教師はオモチャか本物か生徒に問い詰めなかったのか。オモチャか本物か分かっていない危険なものを他の教師が手にできるような状態で職員室に置いたとはいい加減だ。それを誰かがいじったら大変だと思わなかったのか。

今となってはその軽率教師が銃口を生徒や教師仲間に向けなかったのが不幸中の幸いだが、学校は安全なところでなくなったのは確かだ。

 

 

  川柳「朝囀」暴発が なければモデル ガンだった  ()

2013年11月25日 (月)

今度はどんな言い訳用意したか、猪瀬さん

 

 

 

 猪瀬さんは土曜、日曜の2日間にどんな言い訳を考えたんだろう。

きょうの発言が興味津々です。自分で自分の首を絞めるような発言だろう。

これまでの発言や関係者の証言を総合すればとんでもない食わせ者だね。

とっとと荷物をたたんで都庁を出てって欲しいね。

 

1億円、5000万円という大金を担保も利子もなしで融通、いや、猪瀬さんの説明では頼みもしないのに徳洲会側が差し出したそうだが、そんな要らない金があるなら震災被災地の仮設暮らしの人たちを助けてやってほしいね。

もう、ここまで来たら知事の言ってることがまともだと考えている都民は恐らくいないだろう。都知事選で投票した人たちは怒り心頭だろう。

 

知事の発言が矛盾だらけ、つじつまが合わないというのは困ったもんだ。

徳洲会側は、1億円用立ててくれという話だったが前理事長がとりあえず5000万円で応じたというが、知事はお願いはしていないという。

 じゃあ、頼みもしないのに徳洲会側が出してきた金ということかと記者団に追及されると知事は、個人として借りた金だと訳あり発言になる。

 

さらに記者団に突っ込まれると、選挙にはお金がかかる…資金提供という形で応援してもらったと選挙資金だったことをほのめかす。

それが2時間もすると、選挙資金じゃなかった…選挙で使うつもりはなかった…たまたま個人として借りただけだと元の話に戻っちゃう。

個人として借りたなら借用書はあるのか追及されるとしどろもどろ…

 

5,000万円を返した時にその借用書が返っているのかどうか答えられない。

その借用書に書かれた貸し主名は徳洲会か前理事長かも答えられない。

知事自身は、「借用を申し出ていない。徳洲会から申し出があったからあずかった。金は使わなかったから手つけずで返した。借用書に書かれた貸し主の名は誰だったか分からない。返そうとしたら待ってくれと言われ遅くなった」と言っている。

 

 仮にこの知事証言が真実だとすると、知事と徳洲会との間をつないで、知事選

にかこつけて巨額の裏資金作りを画策した人物がいたとも推測できる。

知事はその人物の言うがままに資金を借りたことになったのかもしれない。

いや、賢い知事のことだから闇の世界に足を突っ込むようなことはしまい。

小人はそう考えるのだが、政治は闇の世界だから何があってもおかしくない。

 

川柳「朝囀」 アリ地獄 もがけば深み 断末魔  (誠)  

2013年11月23日 (土)

言い訳すればするほど苦しくなる猪瀬知事

 

 

 

 猪瀬東京都知事は言い訳すればするほど苦しくなっていくようだ。

早く本当のことを話して楽になった方がいいのではないか。

徳洲会側は「知事側から1億円お願いしたい」と申し出があったが、前理事長が「5000万円で対応しろ」と指示したと言ってる。

知事は「一切言ってない」と否定しているがそんな言い訳がたちますか。

 

依頼もされないのに大金を用意するなんて常識であり得ない。

選挙資金じゃないと知事が否定している言い訳にも道理がない。

立候補の挨拶に行って応援の約束を取りつけ5000万円を受け取った流れは選挙資金だったことを明確に物語っている。政治資金収支報告書に書いてないのは虚偽記載の罪になるから政治資金じゃないと否定しているだけだ。

 

「自分から金のことを言ったことはない」と知事は繰り返し、あくまでも徳洲会側からの申し出で受け取ったという主張をしている。その一方で5000万円は「個人の借入金だ」と説明している。どっちが本当なのだ。

弁の立つ人だから寸分の狂いもないような応対を用意してきているように見えるがそれでも少しずつほころびが見えはじめた。

 

徳洲会側から申し出があった金だったとしてもそれを奥さんの貸金庫にしのばせておいたのはなぜか。バレなければもらっちゃおうという腹だったのか。いやしいじゃないか。徳洲会側から何か便宜を求められていたのか。それがうまくいったらそのままもらっちゃおうとしたのか。それなら請託の犯罪じゃないか。

徳洲会だけわるものにしちゃうことには無理があるのではないか。

 

 5000万円もの大金を金庫に放り込んでおくほど猪瀬家は財政豊かなのか。それがなぜ「個人の借入金」が必要だったのか。不自然です。何に使う金だったのか納得いく説明もできないのだから100%政治資金だったことは明らかだ。選挙には使わなかったし、手つかずでお返ししたという話を誰か証明できるのか。

オリンピック東京招致の裏資金だったなんて言わないでくださいよ。

 

川柳「朝囀」わる知恵が 会見のたび 磨かれる  (誠)

2013年11月22日 (金)

猪瀬東京都知事、8割方逃げ切れまい

 知事選挙で徳洲会グループから5000万円の資金を受け取っていたことがバレた猪瀬東京都知事は、今、7割は知事を辞職せざるを得ないだろうと心の中で瀬踏みしているのではないか。逃げ切れるとの思いは3割もないだろう。

 

普段強がっている人、特に政治家は最初はつじつま合わせの抗弁、釈明をするが1つ2つ盲点を突かれると案外弱いものです。

その盲点を地検特捜部があばくだけの能力があるかがまず1つで、その次は新聞、テレビが正義感を持って猪瀬知事に迫り続けることが出来るかだ。猪瀬知事の権力にひるんでしまえばあっさり逃げられてしまう。

 

これまでの報道から考えておかしいなと思うことを列挙してみる。

まず、猪瀬知事側も徳洲会側も5000万円は「借りた」「貸せた」といっている。これは双方で口車を合わせたかもしれないから信用できない。

知事が選挙を前に徳田虎雄前理事長を訪ねたのはなぜか。出馬の挨拶という説明は容易に信じられない。

 

「金」の話がどっちから出たかが捜査の狙い目だ。

資金を借りる話を知事側が出したら徳田氏が「提供しよう」と言ったのか。

それとも知事側が借りる話じゃなくズバリ提供を求めたのかもしれない。

それは特捜部の捜査力そのものがかかっている部分だ。

新聞、テレビが執拗に証言取材を続ければポロっと崩れるかもしれない。

 

 じゃあ、9月に返却したという知事の証言はどうだ。

早く返そうと思っていたが相手側の都合で遅れ9月になったという。

相手側の都合とは何だろう。貸した金を返すというのに待ってくれとは奇妙だ。

折しも徳洲会グループに衆院選の選挙違反容疑で地検の強制捜査が入ったのが9月だった。それとかかわりはないだろうか。

 

地検捜査で5000万円の件がバレるとまずいと知事側は考えたかもしれない。

慌てて返却した、いや、返却したことにしたのかもしれない。

それも地検の捜査能力や新聞、テレビの粘り強い取材攻勢にかかっている。

分かっていることは「5000万円を受け取った」という知事の証言だけだ。

この1つから奥深い闇にたどり着けるか大江戸捜査網の見せどころだ。

 

 

川柳「朝囀」秘書のウデ 捜査の手察知 返金す (誠) 

票でなく負託の平等を論じよ、「1票の格差」論

 

最高裁が「1票の不平等」のまま行われた衆院選を無効としなかったのは政治に対する甘やかしだと騒ぎになっている。果てしない攻防だ。

「1人1票」が権利の基本には違いないが、選挙区の人口、有権者の数は変わるのだから、区割りがある以上格差は生ずる。

その格差をどこまでが合憲で、どこから違憲かを司法に判断させている。

 

絶対にと言っていいほど平等にならない「1票の価値」をいじり、その結果を司法に判断させていること自体が無茶な話ではないか。

政治家は人々の権利や利益を平等、公平に守るために国民に代わって働く代理者だ。等しく国民の負託を背負っていなければならない。

しかし、10万人の有権者から選ばれている議員と24万3000人の有権者から選ばれている議員とでは負託は2・43倍の格差がある。

 

今の格差論はこの「2・43」をいかに「1」に近づけるかの論理だ。

それを選挙区の区割りをいじったり、選挙区の定数を動かしたりしている。

つまり、格差があることを承知の上で字面のつじつま合わせをしているだけだ。

バッジをつけている者はバッジを外したくないから反対する。

政党だって党勢を失いたくないのだから党利党略に走る。

 

そうした邪魔をされずに「1票の格差」を最小に縮める方策を考えるべきだ。

例えば議員が背負う「負託の平等」という考え方だ。議員報酬は議員活動、つまり有権者の負託に応えた見返りだから、背負う負託量=選挙区内有権者数=に応じて調整する。その場合有権者数が基準選挙区の2倍だから報酬を機械的に2倍にするのではなく、1・2倍とか1・3倍とか逓減率を導入する。

 

有権者数、つまり負託量の多い都市部に候補者が集まり激戦になるだろうが、負託に見合った議員活動論、即負託に見合った議員報酬の概念は合理的だ。

元々、その活動ぶりが反映もされず均一になっている議員報酬の矛盾も改善されることになる。議員の抱える有権者数が議員報酬、強いては議員の働きぶりにつながれば政治の再生になる。区割り修正などもそう大がかりにやらなくてもいいし、政界は現行制度の手直しでお茶を濁すのでなく改革に挑戦してもらいたい。

 

 

  川柳「朝囀」 センセイの 格差是正が 先かもね (誠)

2013年11月21日 (木)

好戦的外交諌める国がなかったこと案ずべし、朴政権

 

 

 朴槿恵(パククネ)韓国大統領と安倍首相の会談は行なわれず1年が終わる。

これだけの長期、隣り合う国の首脳会談がないのは異例、いや異常だ。

朴大統領は無駄だ、何も得られない…と首脳会談開催を否定しているが、これまでのリーダーたちが積み上げてきた両国関係をすべて否定するのか。

断絶、絶交まで覚悟しているのだろうか。

 

 朴大統領の日本の歴史問題に対する認識に不信感が強いのは分かるが、好戦的な姿勢は国家のリーダーとして常軌を逸している。

就任初年の首脳外交を欧米、中ロに限ったのは大統領の勝手だが、行く先々で露骨に日本批判を展開するのは、外交知らずそのものだ。

各国首脳も無責任なあいづちを打ったそしりを免れない。

 

歴史問題の大切さを言いながら日本の初代首相で初代韓国統監を務めた伊藤博文を中国ハルビンで暗殺した抗日運動家・安重根をたたえる石碑を暗殺現場に建てる話に至っては尋常ではない。それに協力を示している中国の姿勢も気になる。

中国の歴代政権は国内の反日活動をあおるとして協力には慎重だったが習近平政権は路線を変えたのかもしれない。

 

 菅義偉官房長官が「わが国では安重根は伊藤博文を殺害して死刑判決を受けた犯罪者だ。(石碑の建設は)日韓関係のためにならない」と述べたのに対して、朴大統領ら韓国側は「尊敬すべき歴史的人物だ」「歴史を無視した発言だ」と反発している。日本にとって「犯罪者」が韓国では「歴史的英雄」だという。ここがまさに朴大統領が言っている歴史認識の問題だろう。

 

 自分たちの主張を相手にのませるために石碑を立てる示威行動に出る。

それは傷口を広げるだけで歴史認識の溝を埋めることにはならない。

従軍慰安婦像を米国に建てたこともそうだが平和外交路線に逆行する。

外交の要諦は話し合い、対話だ。それを拒んでは前進はない。矛盾だ

朴政権は欧米訪問への歓迎を喜ぶより好戦的外交を諌める国がなかったことを案じるべきだろう。

 

 

  川柳「朝囀」 外交は 共通の敵 作る賭け (誠)

 

 

2013年11月20日 (水)

気になるね、小泉親子の食事と会話

 

 あなたが小泉進次郎氏ならこの際どうします?

知り合いに片っ端からそんな質問をぶっつけてみた。

案の定、みんな気にはなっているが心の中は「他人事」だね。

「ねえ、小泉さん、息子のことを考えないんですかね」「殿、ご乱心だよ」…

中高年者からはそんな返事が多かった。

 

 「私の立場がないじゃないかと言って叱り飛ばしてやるよ」。

「私も今、党の中で地位を得て上に向かっていけるかどうかの大切な時だ、少し発言を控えてくれないかって泣いて頼むね」。

「親族会議を開いて破門宣告をするかもしれないね」。

「いや、何言ったって聞く人じゃないからあきらめだね」。

 

 若い人たちからはそんな返事が多かった。世代で微妙に違う。

進次郎氏もきっと悩みに悩んでいるに違いない。

エライおやじを持っちゃったなという実感だろう。

復興担当政務官だ、被災地を無視して原発推進だ原発だなんて言ってられない。

被災地を毎月11日に訪問する「TEAM-11」の足も鈍らせちゃならん…

 

苦悩は想像を絶するものがあろう。

その進次郎氏が記者団に父純一郎氏の「原発ゼロ」発言を自民党内できちんと議論してほしいと漏らしたそうだ。

原発が必要だという側にも課題があるし、原発をなくすべきだという側にも課題がある。それをぶっつけ合って議論すべきだというのだ。

 

堪えに堪えてきたがもう耐えきれないという風情だったという。

いくら変人だ、ご乱心だと言われてもたった一人の父親だ。首相までやった。

安倍政権は「原発ゼロ」発言を聞き置くと受け止めているが、このまま葬られては息子としても見るに堪えないのだろう。かといって父親の即「原発ゼロ」では産業経済、国民生活すべて破たんしてしまう。

 

外国人記者会で講演し「原発ゼロ」の叫びは外国にまで広がった。

マスコミが好んで使う表現なら「国際公約」だ。

今さら引っ込めることも揉み消すこともできない。

一応,俎上にあげて正式に議論した跡は残してほしい…本心だろう。

進次郎が不憫ではないか…小泉さん、安倍さん、考えてやったらどうです。

 

 

川柳「朝囀」 気になるな 小泉さん家の 晩ごはん (誠)

2013年11月19日 (火)

反発の辞意、なんで撤回したんだ三木谷さん

 

 

インターネット通信販売の大手楽天の三木谷社長はのネット販売をめぐる政府の方針に反発し、産業競争力会議の有識者議員辞任をほのめかしていたが、安倍首相との話し合いで撤回したそうだ。

そうですかと聞き置けばいいかもしれないが、少し話がおかしい。

 

なぜって、政府が一部の薬のネット販売を認めないとの決定をしたことに三木谷社長は自らのネット通販事業に影響が出るから反発したのであり、安倍首相が改善を進めるからと取り成したのは個人的な取引きだ。

そこでは三木谷社長は有識者議員としてではなく通販会社経営の利害関係者として話をしたことになる。

 

安倍首相は、三木谷社長が「薬のネット販売について網羅的に検討する会議を政府内に作ってほしい」と要請したのに対し前向きな回答をしたそうだ。

一国のリーダーが一企業者の個人的な意向に応じたわけだ。

一部の薬についてネット販売を認めない決定をした他の大勢の委員の総意よりも一社長の意見を支持したということであり公正ではない。

 

利害関係のある人物をそうした会議に加えることに異論がある。

有識者議員なら利害にからむ意見を控えるべきだという声もある。

現状を変え改めるということは直接、関係業界に影響は避けられない。

作業を進める過程で当然、利害の衝突は予想される。

それなら最初から業界代表の委員として就任してもらうべきだという意見もある。

 

 役所が業界の専門家を委任するのは会議の裏で専門的な意見を聞きたいからだろう。だから、会議の場や報道陣の前では発言を控えてもらいたいと考えているのだ。三木谷社長は役所のそんな裏事情など構わず本来言うべき正義として辞任を意思表示したのだろう。それならその意思を貫くべきだった。

裏取り引きみたいなイメージだけが残ったのはいただけない。

 

川柳「朝囀」 言うべきを 言わぬが花と 教えられ (誠)

 

 

2013年11月16日 (土)

与党は現実対応しっかりやれ…変人なんか放っておけ

 

 現代の妖怪、小泉純一郎の「即時原発ゼロ」の叫びが続いているが、政府・与党はそんな揺さぶりに振り回されずしっかり現実対応を進めるべきだ。

福島原発事故の収束に早くメドをつけ被災者の帰還と生活再建を進める。

被災地住民の健康維持に全力をあげる。

目の前にやるべきことが山積している…余計な議論をしている余裕はない。

 

すぐゼロにしたら国の産業や経済、国民生活はどうなる。

自然エネルギーへの転換といったってとても賄えるような状況ではない。

地域社会の極一部を賄う太陽パネルが設置されたと大ニュースになる段階だ。

放射能がこわい、処理場もないのにこれ以上核ゴミが増えたら大変だ。

そんな話を並べて「即時原発ゼロだ」と叫べば世論は浮足立つに決まってる。

 

首相時代に原発推進論をぶち上げ、現実に推し進めてきた張本人じゃないか。

核ゴミ処理場がないというがその確保に向けていつ何をしたか。

国会で核ゴミ処理について何か指針を示したことがありますか。

電力会社にその処理問題をめぐって問題提示をしたことがありますか。

外国の処理実態を自ら確かめたことはありますか。

 

それらしい手立てもやらなかった。

その人が突然、今すぐ原発をやめようと言いだしたのだ。

原発の恐怖をあおることにはなっても、不信感が膨らむばかりだ。

大新聞、外国メディアまで支持してくれそうな状況は願い通りかもしれない。

でも、政治家、それも首相までした人なら世間が慌てるさまを気遣うべきだ。

 

 あれこれ判断してみるに今起きていることは古い殿さまのご乱心そのものだ。

自民党とてこのまま原発推進ではない…原発比率を下げていく、原発ゼロに近づいていくということだ(菅官房長官)と言っている。その言やよし! である。

 処理場問題で与野党が超党派の検討会議をスタートさせるのは朗報だ。

これをきっかけに原発政策に1つの方向が築かれるよう期待したい。

 

 川柳「朝囀」 変人は 忘れた頃に 答え出し  (誠)

 

道徳教科化だって…一体誰が教えるの?

 

 小中学校の道徳教育を「特別の教科」に格上げする文部科学省構想をめぐって教育界が揺れている。

 教科書導入では、心のあり方を教える道徳に検定がなじむのか。

 成績の数値評価は、道徳性の評価になじむのか。

 特定の価値観の押し付けにつながるのではないか。

予想通りの賛否両論、いや、疑問符がつけられている。

 

道徳の教科化はこれまでにも検討されたが評価記述が困難として見送られた。

今は教科外として週1回、副読本による活動が行われている。

それもやってるところとやってないところとばらばらなので統一する狙いもある。

文科省は中教審に諮問し、2015年度から教科化すると打ち出した。

2年しかないのに強行しようとは随分せっかちだ。

 

 教科化となれば検定教科書を導入することになる。

その場合、検定基準をどう定めるのか。心のありように関わる記述をどう基準として提示するのか。また、それが出来るのか。

多用な価値観を反映した教科書というのが道徳にどこまでゆるされるのか。

丸っきり雲をつかむような範疇の話だ。

 

教科化となれば評価が義務付けられる。

その評価結果を成績として数値で記述することになるが、心のあり方を学ぶ道徳に応用できる評価手段は考えられるのか。

それを数値として段階化したりするのが可能か、なじむのか。

疑問というよりもほとんど暗中模索の話ばかりだ。

 

それに重要なことは教えるのも評価するのも教師だという現実だ。

教科化の仕組みが立派に整ったにしても教師がそれにかなう存在でなければ何もならないという重大な問題が潜んでいる。

教師の教育力、指導力を高めない限り絵に描いた餅、形式的に終わってしまう。 

最近の教育論議は仕組みや制度論ばかりで肝心な教師の問題をド忘れしている。

 

  川柳「朝囀」 道徳か 校長も教頭も 苦手だね (誠) 

2013年11月15日 (金)

また大阪の高校バスケ部で体罰、橋下さん何か言ったら?

 

 

 大阪の高校で男子バスケットボール部の主将に顧問の教諭が体罰を加えていたことが発覚、処分を受けたことが分かった。

体罰といえば桜宮高校でバスケ部主将が顧問教諭に暴力を振るわれて自殺するという事件があったばかりだ。一体何をやっているんだ。

 

桜宮高校事件では油紙に火をつけたようにツイッターで叫び続けていた橋下徹大阪市長だから、今度も何か言ってるだろうと思ってページを開いてみたが、何も叫んでいない。一体、どうしたんだろう。

スポーツ界の大物を顧問に迎えたり、名選手たちを講師に招いてスポーツ指導の実践論をばら撒いたというのにどうしたんだ。

 

その一人元プロ野球投手の桑田真澄さんが講師役の体罰防止研修を受けた31歳の男性教諭が、練習中に2年生の主将の態度に文句をつけて尻を9回も蹴り上げ頭までたたくという暴力を加えていた。

大会前で、チームづくりを焦っていたと言ってるそうだが、そうじゃないだろう。気に入らないから頭にきて、憂さ晴らしをしただけだろう。

 

桜宮事件の後、全国調査でも体罰は日常茶飯の如く行われてきたことが判明した。そして今も行われているということを今回の事件は示している。

文部科学省が税金を使って「指導と体罰」などという手引書を作成し学校現場に配ったことも笑い話になりそうだ。

桑田さんも今ごろ、研修での話を思い出しながら苦笑いだろう。

 

「やる時はやるんだ。私のやることには間違いはないんだ」。

桜宮事件の事後対応のあと報道陣にそう言っていた橋下市長は苦笑いどころか穴があったら入りたいような思いかもしれない。

新聞、テレビも怠慢じゃないか。カラスの行水のようにちょこちょこっとお茶を濁すような報道とはどういうことだ。

未来ある少年が命を断つような悲劇を繰り返さないために小じっかり報道せよ。

 

川柳「朝囀」バスケ部に どうして暴力 住みつくの?  (誠)

2013年11月14日 (木)

レール数値改ざんはJR北海道だけの話か?

 

JR北海道のレール検査の数値改ざんは、組織的な作業だった疑いがある上、国交省が監査に入る前日に行われていたことが分かった。

そのことから他のJR各社でも改ざんが行われていた疑いがもたれるほか、監査が前もって漏れていた疑いがある。

国交省はすぐにでもJR各社のほか省内の調査を進めるべきだ。

 

 9月19日の函館線の脱線事故をきっかけにレールの異常を放置していたことが発覚したが、函館保線管理室はJR北海道本社にはレールの基準値超えはないと報告していた。ところが国交省の特別保安監査が函館保線管理室にも及ぶことが事前に伝わったため、管理室社員たちが監査前日にレールの基準値を超えているポイントを基準値内の数値に改ざんしたという。

 

改ざんをした社員は内部調査で、会社のためと思ってやったと話しているという。

レールの異常を放置していたことが発覚するのを恐れたからだという。

改ざんすれば監査は交わせるが、事故が起きれば元も子もない。

今回のように改ざんがばれてしまえば、会社のためにはならない。

それより何より事故になって人命が失われるような事態になったらどうする。

 

そんなことも分からないで鉄道事業に身を置いているのか。

事実、今回は会社のためになってはいない。馬鹿げた結果になった。

改ざんに加わったのは1人ではないらしい。

組織ぐるみでやっていた可能性が強い。

現場の安全配慮や法令順守の精神を疑わざるを得ない。

 

それに特別保安監査の実施日が事前に社員らに伝わっていたことも問題だ。

特別監査といえば脱線事故原因や規則遵守を厳格にチェックするものだろう。

それが事前に伝わっているというのは馴れ合いそのものだ。

監査結果さえ信用できないじゃないか。国交省は早急に調査すべきだ。

人心の乱れは必ず大事故につながる。歴史が示す通りだ。

 

 

 川柳「朝囀」 改ざんの レールが列島 めぐってる  (誠) 

2013年11月13日 (水)

小泉原発劇場炎上する…大新聞も暴走気味

 

 小泉純一郎という政治家は警醒の人か、単なる出たがり屋か。

「脱原発」が「原発ゼロ」、そして「即時原発ゼロ」とエスカレートしている。

首相時代は原発を推進してきたのに無責任だ、という批判に耳もかさない。

処理場もないのに原発を続け核ゴミを増やす方がよほど無責任だと噛みつく。

煽られたのか、渡りに船と見たのか大新聞が一面トップで暴走気味だ。

 

今すぐ原発ゼロに踏み切れ! 安倍首相、そう言われても困る。

国民の圧倒的支持を得て政権に返り咲き、原発維持にカジを据えたばかりだ。

目の前の国民生活や産業経済、医療保健…電力なしでは一日として過ごせない。

自然エネルギーへの転換といったって賄えるわけではない。

太陽パネルが設置された、地域の電力需要の2割を賄える…といった程度だ。

 

理想は理想、現実を無視できないのが政治だ。

今、決断すればできるというが、言葉の上だけで社会は路頭に迷ってしまう。

仕組みを替えだけで対応できた「郵政」改革と同じに論ずるのは無茶だ。

安倍政権は原発維持にカジを保つとはいえ、この先は原発依存度を減らす方向だ。

将来、「原発ゼロ」に向かうことは小泉さんと同じだと政権は言っている。

 

フィンランドの「核ゴミ処分地」オンカロを見た衝撃が豹変させたというなら、まず、それを国民に説明する必要がある。

原発推進者だったのが180度変わる、そして政権の政策をそれに沿って転向させようというのだから、政権選択の問い直しをしなければならないほどの重大事だ。

小泉さん得意の「ワシがやってやる」式が通用する話ではない。

 

それになぜ自民党が野に下っている野党時代に叫ばなかったのだ。

福島原発事故から1年9か月もの間、「反原発」の民主党が政権与党だったのだから、小泉さんの叫びがもっと小さくても「即時原発ゼロ」が実現しただろう。

民主党は勢いを得て政権にとどまれたかもしれない。

小泉民主党政権、いや民主・自民大連立政権が誕生していたかもしれない。

 

国民が望んで自民党を政権復帰させ「一強時代」を作った時に揺さぶりをかける。

党総裁だった大物が公然と古巣の根幹政策を脅かすとはご乱心でなくて何だろう。

まさか、かつての約束「自民党をぶっ壊してやる」を果たそうというのか。

政界を去って1年、寂しさも出てくるころだ…安倍さんの順調な政権運営が少し妬ましくなってきた…いや、それは俗人の勘ぐりに過ぎない。

でも、小泉さん、自民党だけでなく国をぶっ壊しちゃ困りますよ。

 

川柳「朝囀」 郵政も 推進のあと 豹変だ (誠)  

2013年11月12日 (火)

暗たん、虐待された障害者半年で1,700人

 

 昨年10月の障害者虐待防止法施行から今年3月までの半年間に虐待を受けた障害者が全国で約1700人に上ったという。

全国で1700人という数が多いのか少ないのか判断が難しいが、少なくとも1人でもあってはならないものだろう。

 

県や市町村が相談や通報を通してキャッチし調べた結果、虐待と判定したものだけで氷山の一角に過ぎないという。

虐待したのは大半が家族や福祉施設職員だという。

何という恐ろしい時代だろう。

暗たんたる思いになる。

 

 家族も福祉施設も障害者にとっては“味方”“身内”だ。

一番の理解者で愛情を注いでくれるはずの人々から虐待を受ける。

全く予期できない不幸であり悲しみだ。

暴力を振るったり暴言を浴びせるだけでなく食事を与えないというのもある。

人間であることを否定されたようなむごさだ。

 

現実に虐待によって死に至った例もある。

そんなことが日常起きているなんて見逃していい訳がない。

厚生労働省が「深刻に受け止める」とひと言だけなのはどうしてだ。

人権にかかわる、人の死にかかわる重大事ではないか。

1人でも悲劇の犠牲者を生まないために何をするのか言って欲しい。

 

 障害者を抱えた家族の苦悩は想像に難くない。

特に親にとっては自分たちが亡くなった後のことが心配でたまらない。

自立できるような仕事を身につけさせることに一生懸命になる。

でも、すべてがうまくいくとは限らない。

結局は兄弟や施設に世話になることになる。

 

 あたたかい兄弟なら心配はない。やさしい職員と出会えば助かる。

だが、現実はそんなにうまくいかない。予期さえしなかった事態に出会う。

それも虐待に出会うというのでは救われない。

しかし、それもこれも運、不運、宿命だというのか。

すべての市町村で虐待がなくなるよう質の高い方策を厚労省は示してほしい。

 

  川柳「朝囀」落ちていく 心つかめぬ ふびんな手 (誠)

2013年11月11日 (月)

朴大統領にいつまで叫び続けさせる

 

そのうち吠え疲れて静かになるよ。そんなのんびりした声もあるが、韓国の朴槿恵(パククネ)大統領はいつまで反日の叫びを続けるつもりだろうか。

「日韓首脳会談なんかやったって無駄だ」「そのつもりもない」…失礼ながら女性リーダーとも思えないような乱暴な言葉づかいだ。

 

言葉だけならまだしもパフォーマンスまで剥き出しだ。インドネシアでのAPEC会場で日韓首脳会談を蹴っ飛ばし、中韓首脳会談、韓ロ首脳会談を開いた。

その前のワシントンでの米韓首脳会談ではそこにいない日本批判に及んだ。

外交、特に首脳同士の会談ではそこにいない国の批判や中傷はご法度だ。

それをあえてやることは一つの敵視行為であり断交宣言である。

 

 それもオバマ大統領から発言を制されたのに無視してやった。

子どもの告げ口みたいなことを恥ずかしげもなくやる。

外交の何たるかも分からず、そのマナーも心得ていないようだ。

最近訪問したフランスや英国でも日本批判を繰り返している。

両国首脳ともどう応じていいのか困惑したに違いない。

 

 強がりばかりの朴大統領に国内の政界、メディアも少し不安になっている。

このまま日韓関係が冷え切ってしまえば元に戻せなくなる。

経済成長に陰りが見え若年層の失業率上昇など先行きの不安も見えている。

かといって「反日」を人気取りの支えにしている方針を変える動きもない。

日本の外交当局もこっちから慌てて手を差し伸べる必要もないとのんびりだ。

 

 でも、それでいいのだろうか。

こんな剥き出しの発言を続けさせたら引き時も失ってしまうじゃないか。

韓国の政界、言論界は一体、いつ進言するつもりなのか。

自国のリーダーがボロボロになって去るような事態になってもいいのか。

わが外交当局だってそうだ、アジアの同胞と決裂して生きる勇気があるのか。

向こうが気づくまで待つしかない…それは隣人として冷酷すぎる。

 

  川柳「朝囀」強がりに 口惜し寂しさ 同居する (誠)

2013年11月10日 (日)

車いすのわが子に火…先を案じた老母

 

 

静岡市駿河区の遊歩道で車いすが燃えさかる炎の中から86歳の老女が通行人によって助け出された。傍らでは55歳の障害のある息子が大やけどを負って倒れていた。6日早朝のことだ。息子は助からなかった。

 

地元の警察は息子に灯油をかけて火を放ち殺した疑いで母親を逮捕した。

母親は「間違いありません」と容疑を認めている。

息子は障害があり介護保健施設に入っていたが、母親は毎日バスに乗って施設を訪れ、息子を見舞っていた。

施設からは母親が書いたとみられる遺書のようなものが見つかった。

 

母親は施設の職員に「私が死んだら、この子はどうなっちゃうのか。あんたら仲良くしてくれるね」と話していたという。

介護疲れも加わり先をはかなんで無理心中をはかったものとみられる。

母親を逮捕して聴取する署員も心を痛めている。

近所の人々もそこまで追い詰められていたことを知って悲しんでいる。

 

障害を背負った子どもの将来を案ずる親の苦悩ははかり知れない。

それでも若いうちは兄弟など力になってくれる人がいる。

でも、容赦なく歳月がたち、自分も周囲も年取っていくと不安になる。

子どもが若いうちに自立の道を探ろうと職業訓練に力を入れる。

それでもどの親も自分が先立った後の心配は大きくなるばかりだ。

 

そうそう人の世話になるわけにもいかない。

肩身もせまく、心苦しさもあってかえって孤立してしまうことが多い。

声掛け社会、助けあう近隣…地域社会の結びつきが強まる反面に危惧もある。

老老介護、老病介護、孤老介護…ひと口に言えないほど介護の実態は微妙なのだ。

それが悲しい結果につながらない知恵を私たちは求められている。

 

こんな悲しい事件が二度と起きないようみんなで考えよう。

政治には、もう少し真剣になってそこに光を当ててほしい。

行政には、ポーズだけでなく自分ならこうしてほしい…の視点に立ってほしい。

静岡市はわが国の『福祉元年』を唱えた故神田博厚生大臣の地元だ。

無理心中事件が投げかけた問題は重い。

 

川柳「朝囀」車いす 生きる力を 私にも  (誠) 

 

 

2013年11月 7日 (木)

皇室行事への出席自粛だって…それが「良識の府」のケジメか

 これが「良識の府」の良識あるケジメなんだろうか。

園遊会で天王陛下に私状を差し出した山本太郎参院議員の非礼に参議院は各党の総意として皇室行事出席の自粛を求めることにしたそうだ。

これが何日もかかってひねり出した処分といえるのか。

 

 山本議員にとっては痛くもかゆくもないお咎めだ。

人がやらないことをやってアッと言わせるのが狙いで、その目的は十分果たした。

文句が出たら「ルールを知らなかった」といえばいい。

議員を辞めろというなら「選挙で投票してくれた人たちに報いたい」といえばいい。

1人じゃ何もできない政治家ばかり…処分だってまとまりゃしない。

 

 山本議員の思う通りに運んできた参議院、いや、国会。

望外の収穫は山本議員の行動を恥も外聞もなく擁護する声があがったことだ。

国会の中でさえ山本議員への懲罰をいぶかしがる政党が出てきた。

首相官邸前のデモでは反原発運動にラチがあかないと直接、皇室、さらに国会へと乱入した山本議員の思い通りの結果になった。

 

「私に投票してくれた67万人余の人々に約束を果たさねばならない」。

議員辞職を求める声に山本議員は間髪を入れずそう答えた。

国会の中で先輩議員たちがこう漏らした…「いっぱしのことを言うじゃねえか」。

そうだ、先輩議員たちが不祥事の責任を問われた時に言ってきたせりふだ。

わるいところばっかり真似しやがって…怒っても始まらない。

 

参議院の許可も得ずに北朝鮮訪問を強行したアントニオ猪木議員への処分もこの分ではへなへなで終わってしまうだろう。

何が問題なのかも分からない人たちがどうして人を裁けるだろう。

生き延びた山本議員は、天皇陛下に差し出した訴状を口外し「アッ」と言わせようとするかもしれない。そうなっても参議院は何もできないだろう。

政治の劣化は救いようもない。

 

  川柳「朝囀」 太郎さん あなたの正義も 偽表示 (誠) 

 

2013年11月 6日 (水)

辞職しません…所期の目的果たした山本太郎

 

 

 山本太郎参院議員は岩城参議院運営委員長に辞職の意思がないことを伝えた。

「陛下の『ごしんきん』を悩ませたことを猛省する」「思慮が足りなかった」とまことしやかな言葉は並べたが、もちろん、それも予定のうちだろう。

 

これですべてが終わった。

懲罰動議を出そうが議員辞職勧告決議をしようが、すべて儀礼でしかない。

山本議員のやり得で終わった。

 

園遊会という舞台で天王陛下に直訴状を渡すハプニングを演じよう。

それは必ず世間をアッと言わせるだろう。

騒ぎになったらシキタリを知らなかったと言えばいい。

最低でも投票してくれた67万人に応えるのが責任だと言えばいい。

その通りにやって、その通りに答えたら参議院は何もできなかった。

 

みんな先輩議員たちがこれまでに言ったりやったりしたことだからだ。

生意気だ、ずうずうしい、良識がない…そんな批判ができるのか?

対応を話し合う席は時間がたつにつれて尻すぼみになっちゃった。

 

中には「これを機に園遊会のルール作りをしよう」などという声まで出る。

常識、良識がないのはどっちもどっちじゃないか。

そんな政治家たちのために身を切って血税を供するのは馬鹿馬鹿しい。

それにしても山本議員に投票した67万人の中から「今すぐに議員を辞めろ!」と声をあげる人はいないんですかね。

 

  川柳「朝囀」 辞職しろ! 資格もないに 声をあげ  (誠)  

2013年11月 5日 (火)

山本太郎がVサイン…けじめもつけられぬ参議院

 

 

このまま処罰もできず半端な謝罪程度で終われば山本太郎議員の勝ち逃げだね。

天皇陛下に直訴状は非常識だが騒ぎは予想外に広がった。

山本太郎は思い切ったことをやったね…参議院は何もできなかったね。

偉そうなことを言ったって異端議員にケジメ一つつけられない。

山本議員は「やってやったぜ!」とVサインしているだろう。

 

 憲法上、政治的に中立の天皇陛下に訴状を出しても政治利用にならない。

あっちの学者もこっちの識者もよくも恥ずかしげもなくそんなことを言う。

天皇陛下に直訴することは非礼だから政治家としてはやらない。

それだけの話でしょ。それを山本議員がやったのは、やれば騒ぎになる、反原発の活動を世間に知らしめることが出来る、効果百倍だ。それだけの魂胆なんだ。

 

 「そんなルールが国会にあるのは知らなかった」「非礼になったなら申し訳ありません」。それを山本議員に言わせたらそれでおしまいなんだ。

そんなこと百も承知でやっているのであり、そう言って謝ればそれ以上責められることもないだろう。知らなかったと言ってるのに議員バッジまで外しにはこれないだろう。参議院の運びは山本議員にはすべて読み込み済みなのだ。

 

 山本議員に何度、出処進退をただしたところで議員辞職なんていうわけない。

百戦錬磨のベテラン議員が国会に上がってきて間もない若造に翻弄されてる。

「良識の府」たる参議院がすでに「政局の府」に成り下がって、良識はもちろん常識の欠片もなくなっているから、人気取り一つで世の中を渡ってきた若造の売名行為を戒める方法も分からない。

 

結果的に大山鳴動してネズミ一匹…のそしりを免れない。

園遊会という売名行為をやってのけるにはまたとない舞台をねらった。 

「人気さえあれば政治家になれるのか」なんて愚問を発したところで何にもならぬ。

人気を与え、「票」を与えているのは民主主義の主人公たちだ。

その主人公たちは自分たちが選んだ政治家が愚にもつかんことをやっているのに反省の欠片もない。

 

  川柳「朝囀」 青二才 くちばしばかり 偉くなり  (誠) 

 

朴槿恵大統領、おひとやかに語れませんか

 

 

しゃべっている方はさほど気にしていないだろうがこっちは不快だ。

韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領が繰り返している日本批判だ。

自国で語るならまだしもわざわざ外国へ行ってあしざまに扱き下ろす。

まるで熱病にでも罹ったようにしゃべるのだから、聞かされる方は心穏やかならざるものがあるだろう。

 

フランス訪問を前に仏フィガロ紙のインタビューに答え日本批判を展開した。「日本には過去について失言を繰り返す政治家がいる。欧州統合はドイツが過去の過ちについて建設的な態度をとったことで可能になった。日本は欧州のこのプロセスをよく見るべきだ」「日本に対し国際社会との協力を強化するため態度を変えるべきだ」。もうほとんど口癖になっている。

 

 英国訪問を前に英BBCテレビとのインタビューでも日本とは首脳会談するつもりはないと明言した。先のインドネシアAPEC会場では中韓首脳会談、韓ロ首脳会談をやって中韓、韓ロの蜜月ぶりを見せつけ、安倍政権の孤立イメージを国際社会に印象付けようと演出した。いじめっ子が仲間外れをつくっている図だ。子どもじみた大統領を韓国民はどうみているのだろう。

 

 国交断絶し関係を断つ積もりならしょうがないがその勇気もないだろう。

その品格のない反日・非日政治に呼応している中国、ロシアもどうかしてる。

そんな中でわが安倍晋三首相に救いがあるのは、「対話の窓口はいつも開かれている。どんな国とも対話を惜しまない」と語り、泰然自若、正面から立ち向かおうとしていることだ。

 

経験不足、強がりばっかりの朴大統領の外交では持たない。

いずれの国にも固有の文化がある。それを受け止めるしなやかさが欲しい。

戦犯と呼ばれる人たちも死すれば仏(ほとけ)さまだ。それが日本の死生観、分け隔てなく悼み、弔うのが日本の宗教文化なのだ。

英霊への参拝は過去のキズをほじくり返すためなんかではない。

 

 ドイツ、ドイツというけど、北部のグラスゴーではナチスの指導者ヒトラーに贈った名誉市民の称号をついこの間、80年もたって取り消した。

戦争の後片付けは簡単ではない。心に深く刻まれた傷は癒すのに時間がかかる。

傷を受けた方はもちろん与えた方も苦しんでいる。時間をかけてお互いにそれを分かり合おう。ただ、相手を責めるだけでは歩み寄れない。

 

  川柳「朝囀」 じゃじゃ馬じゃ 寄りつく人も いなくなる  (誠)

 

2013年11月 4日 (月)

軽自動車増税は弱いものいじめ…私もそう思う

 

 

 スズキの鈴木修会長が軽自動車税増税構想に「弱い者いじめだ」と食いついた。

「今まで安かったから増税というのは安直過ぎる」。

「交通機関が十分でない地方で庶民の重要な支えになっているのが軽自動車だ」。

「税収が足りないから取れるところから取っちゃえというのも乱暴だ」。

そんな発言だったが、その通りだなと思う。

 

軽自動車はまさに地方の「生活開拓者」だと思う。

働く女性たちが増えたがその足を確保してきたのは軽自動車だ。

子どもの幼・保育園への送り迎え、パート勤めや買い物を支えてきたのも軽自動車。

高齢農業者が田んぼや畑に道具を積んで出かけられるのも軽自動車のお陰だ。  地方にあって人々の生活をここまで助けてきた。

 

2分、3分間隔で電車がやってきて手をあげればタクシーをひろえるような大都会で暮らしているお役人には分からないだろう。

いや、田舎では年取った父母が軽自動車のお世話になっているだろう。

そんなことも忘れてあたりかまわず絞り上げちゃえというのか。

たまには田舎に帰って地方のつましい暮らしをのぞいてみたらどうだ。

 

税金といえば今年も「黒字」を「赤字」と偽って申告した企業が続出らしい。

6月までの1年間に全国の国税局が調査したところ9万3000社で約1兆円の申告漏れがあり、2000億円あまりが追徴課税された。

その中で「赤字」申告した3万7000社のうち4466社が実際には「黒字」だったことが分かり、416億円を追徴課税されたという。

 

 世間では納税義務も果たさない滞納者が一向になくならない。

総務省のお役人さん、そういう不心得者を懲らしめるのが先でしょう。

毎朝7時には作業着に着替えて社内を一巡し社員の働く環境を守っている鈴木会長のひと言には重いものがある。お役人さん、たまには人々が汗して働く現場をのぞいて税金の1円、2円がいかに尊いかを感じ取ってください。

その後で増税を考えたって遅くはないでしょう。

 

   川柳「朝囀」乗るならば 増税でなく スズキ車に  (誠) 

 

2013年11月 3日 (日)

常識も良識もない山本太郎議員の政治観

 

 

マスコミが騒ぐから(天皇陛下に手紙を差し出したことが)政治利用という話にされちゃうんだ…山本太郎参院議員がそう反発している。

事前にふさわしくないと忠告したのを無視され、問題になったらお前さんたちが騒ぐからだと言いがかりをつけられている。

報道陣のみなさん、なぜ怒らない。

 

なぜこんな無軌道を許しておくんだ。

政治がどんどん劣化する。政治家を叱るべきみなさんが沈黙してるからだ。

笑いばなしのように囲み記事でごまかしているなんて意気地がないぞ。

天皇陛下は政治的に中立なのだから手紙を渡しても政治利用にならないなどと説いている識者がいるのにもびっくりだ。

 

確かに憲法上は中立だが、その畏敬は憲法の条文など問題にならないほど重い。その存在に自分の政治活動の一端と思いをしたためた訴状を差し出した。政治利用でなくて何だというのか。それがいけないこと、参議院を著しく傷つけたというならどんな咎めも甘んじて受けると言ってるが、メディアのせいにしているくらいだからああこう言って逃れるだろう。

 

明治時代に足尾銅山の鉱毒に苦しむ農民を救おうと天皇の馬車に駆け寄って捕らわれた田中正造代議士の例を引いて、山本議員の行動を擁護する識者がいる。

田中代議士は議員を辞めて一個人として行動した。山本議員は国会議員のままの行動であり、園遊会という特別な舞台につけ込んでの行動だ。国会という本来、国会議員が政治活動をすべき場所とは異なる。

 

そこで訴状を差し出すことがどんなに話題性をもって世間に伝わるか、それを計算に入れての行動じゃないか。反響が大きいからこそ敢えてやったのではないか。           ふさわしくないから思い止まるよう進言したのに無視され、おまけに騒ぎ過ぎだと逆襲されている記者のみなさん、どうしたんですか。

ひと言も反論も、批判もないんですか。

 

政治利用かどうか判断がつかないんですか。問題にする方がおかしいですか。 しっかりしてくださいよ。政治家を叱るのは皆さんの仕事でしょう。

 それにしてもこんなご仁を相手に参議院はどう処分をするのだろう。

仮に辞職勧告を突き付けたところで、原発事故から子どもや作業員を守ろうというのにどうして批判されるんだと開き直るだろう。

 

 川柳「朝囀」 良識が へ理屈を着る 文化の日  (誠) 

2013年11月 1日 (金)

メニュー偽装は構造的、確信犯だよ

 

 表示と違うものを売ればウソ、それで利益を得ればサギだ。

お客は見分けなんかできっこないと値段にゲタをはかせていれば強盗だ。

今、騒ぎになっているホテルや飲食店のメニュー偽装はそのどれかだ。

 

わが国特有の構造的な犯罪ではないのか。

ホテルや飲食店、あるいはデパートがウソの表示をする。

それを新聞、テレビ、チラシ、広告屋がひたすら宣伝する。

ウソもごまかしも知らない消費者が飛びついてそれを買いあさる。

これが構造的犯罪でなくて何だというのだろう。

 

 その裏には消費者の狂ったグルメ志向がある。

美食家自慢や茶会でなく食事会を豊かさと勘違いの人たちが増えている。

滑稽だがグルメ番組で自慢の美食家ほど料理やワインの銘柄を当てられない。

テナガエビをほおばってもタイショウエビだと言い張る。

騙して高く食べさせようという人たちには願ってもないカモだ。

 

お客さんにアピールしようして細やかな表示を始めたという。

それが食材が手に入りにくくなったり高価になって安いものに変えた。

お客さんがそれに気づかないのでメニューや食材表をそのままにしちゃった。

多分、そんなケースが多いのではないか。

つまり、根っこはお客さんを騙すことに罪の意識がないからだ。

 

 産地や生産者まで標示するのは安心、安全を求めるお客さんのためだなんて言わないでもらいたい。たった一品でも違えばそれは騙しになる。

お客さんへのアピールと信じ込ませようとする欺瞞性とは紙一重だ。

お客さんを引き付けようとしたメニューがウソになったら裏切りだ。

モラルが低い者はお客商売なんかしないことだ。

 

  川柳「朝囀」 謝れば ハイそれまでよの 国だっけ (誠)

損じた暴れん坊にバッジ…軽率きわまる山本太郎議員

 

 山本太郎参院議員が園遊会で天皇陛下に手紙を渡したのは軽率そのものだ。

園遊会という舞台にかこつけての行為だったほか、天皇陛下への直接の行為だったこと、反原発という政治活動の一端だったということ、その3点において批判されるべきものだ。

 

原発事故の子どもたちの健康への気遣い、劣悪な環境下での事故処理の実情を訴えたかったと言ってるが、こともあろう天皇陛下に直接手紙を手渡すとはあまりに剥き出し、戦略的過ぎる。首相官邸前での反原発シュピレヒコールを園遊会に持ち込み、しかも天皇陛下に直接ぶっつけたということだろう。

これが天皇に対する政治利用でなくて何だというのだろう。

 

そういう原発問題への気遣いがあるなら関係省庁への働きかけでなぜやらない。そのために参院議員になったのではないのか。世間の裏をかいたり、奇抜な言動によって人心を取り込もうというのは煽動家がやることで政治家のまともな姿ではない。テレビ文化の寵児そのものの勢いを政治の舞台に持ち込んでひと旗あげてやろうなどというのはいただけない。

 

事前に記者団から天皇陛下を政治利用することになるのではないかと諌められたのを無視してやったということは、どんなお咎めにも文句は言えない。

記者たちの忠告に「政治以前の問題だ。身分を横に置かせていただいて、一人の人間として現状を伝えたかった」と訳の分からんことを言っていたそうだが、政治家である以前に一人の常識人であるべきだと言葉を返したい。

 

 こういう批判や非難がいつの間にか常識、良識を飛び越えてとんでもないところへ飛んで行ってしまうのが昨今のこの国だから困る。「知らなかったがために犯したミスを鬼の首でも取ったように問題にする。その騒ぎ方の方がひどいじゃないか」「騒いでいる方が天皇陛下の政治利用だ」といった声が出てくることだ。

そういう独善を排するためにも国会はしっかりケジメを示すべきだ。

 

 

  川柳「朝囀」 損じたな あばれん坊に バッジつけ (誠)  

 

 

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