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2013年12月

2013年12月31日 (火)

対話の門戸閉ざしたのはどっちだ

 

 「近隣諸国への配慮と外交への気配りが足りなかった」

安倍首相の靖国参拝に外交に手を染めたこともない政党がそう批判している。

立ち位置は少なくとも日本とは思えない。中韓両国の反発におじけづいて、すっかり中韓の側に立ってオンモノ申している。

 

そんなことだから中韓両国から日本が戦争犯罪人に仕立てられ続けるんだ。

なぜ、安倍首相の靖国参拝を日本の立場から説いて理解を求めようとしない。

国のためとはいえ戦争に巻き込まれていった人々を悼み不戦を誓い平和を祈る。

安倍首相は参拝の本意をそう説明している。

多くの国民が念ずるところもそこであり、何も民意とずれてはいない。

 

 左翼集団が混じった前政権からみて安倍政権が右傾化して見えるのは当然だ。

しかし、その先が軍国主義に直結するとどうして言えるか。

あのみじめな、つらい敗戦から私たちは平和主義を学び取った。

そんなみじめな戦争に逆戻りすることなんか私たちがさせない。

私たちはそんなに忘れっぽい国民ではない。

 

 いかなる罪を犯した者も死したあとは仏(ほとけ)さまだ。分け隔てなく霊やすかれと祀られる。それが私たちの死生観であり宗教文化だ。私たちの歴史観だ。

伊藤博文首相を中国ハルビン駅頭で射殺した安重根を抗日運動の英雄として韓国が銅像を建てて祀ることに私たちはくちばしを入れたこともない。

それが韓国の歴史認識だと受け止めているからだ。

 

 中韓両国が戦争で受けた痛みは分からなくはない。

だが、靖国を軍国主義の象徴として決めつけている以上分かり合いは難しい。

分かり合いの可能性は対話にしか残されていないだろうに、中韓首脳は就任1年間首脳会談を拒否してきた。対話の門戸を閉ざしたのはどっちだ。

 日本の政党や新聞、テレビが外交無視を糾弾すべき先は中韓両国だろう。

 

 ナショナリズムとかいって国益主張をわるいことのように新聞、テレビは言うが国益をめぐりテーブル挟んで闘うのが外交だ。外交に博愛主義なんてない。

ましてや国益を放棄したジャーナリズムなんて絵空事だ。同盟国だとお互いに言い合っているアメリカだってもし日本がどこかの国から侵略されたら命がけで戦ってくれるとは限らない。新聞、テレビは国を守れるのか。

 

 

 川柳「朝囀」ことあると 敵になっちゃう お人好し (誠)

 

 

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2013年12月28日 (土)

日本はアジアの問題児…米有力紙が酷評

 

 

 米国の有力新聞ニューヨーク・タイムズが、安倍首相の靖国参拝について、日本が戦後の平和主義から離脱しようとしているという論説記事を載せたという。

アメリカにとってもはや日本は、中国に対抗するうえで頼りになる存在ではなく、中国との緊張を高める ”アジアの問題(児)“だと酷評している。

 

 いくら有力紙といっても“アジアの問題(児)”呼ばわりはないだろう。

その問題児に自らのアジア戦略の重荷を背負わせてきたのはどこの国だ。

自衛隊の強化はおっしゃる通りリスクだ。そこに追い込んでいるのはどこの国だ。

特定秘密保護法だって防衛大綱でって他の国との同盟強化のためじゃない。

それを分かっていて問題(児)呼ばわりしているのか。

 

それも分からないで日本の右傾化だ、軍拡だと言ってるのか。

あのみじめな敗戦から学んだ平和主義を踏みつけに私たちがすると思うか。

安倍政治の積極的平和主義、集団的自衛権の先に戦前への逆戻りがあるというのか。私たちはそんなに忘れっぽい国民ではない。

安全保障の核心に平和主義がしっかりと根を張っている。

 

わずか5センチほどの認識票1枚になっても帰ってきたいと英霊たちが念じた国、ふるさとを守ってやりたいと私たちは心に誓っている。平和を約束し不戦を誓っている。それが私たちの平和主義の真髄だ。

安倍首相が英霊に手を合わせたのも一点、その平和主義のためだ。

それを単純にナショナリズムと置きかえることは間違いだ。

 

中韓両国やあなたたちが靖国神社を軍国主義の象徴として決めつけている以上分かり合えないだろうとさえ思う。ただ、分かり合うためには対話が必要だ。

それなのに就任から1年間、首脳会談を拒否している中韓首脳こそ問題(児)ではないか。米国が中韓両国といっしょになって日本を孤立化させようとしている姿こそ戦前への逆戻り、平和主義からの離脱だ。

 

  川柳「朝囀」頼りない なんでお前に 言われるか  (誠) 

 

 

 

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自己主張ない新聞各紙…野党や外国新聞に代弁させる

 

 首相の靖国参拝に野党のコメントで自らのスタンスを代弁させた新聞、テレビが今度は外国有力新聞の論評でポーズをとっている。他人の行動を批判したり否定しながら、自分はこう思うとは言わない。無責任すぎる。

 

新聞各紙の論評のつじつま合わせには驚いてしまう。

戦争で理不尽な死を遂げた人たちを悼む(安倍首相の)気持ちに異論はない。だが、現職の首相や閣僚が参拝すれば、純粋な哀悼を超える別の意味が加わる。政治と宗教を切り離す…憲法が定める原則をふみにじる。そう論じる。

軍国主義と国家神道が結びついた苦い経験が…とつなげる。

 

 その上で首相の哀悼の発露や参拝を個人的な思いとして決めつけている。

中国や韓国へ毅然たる態度を示せという圧力から発しているなら無意味だと断じ、安倍首相の個人的なナショナリズムにすぎないとまで言い切っている。

歴史認識問題が背景にあるとはいえ、挑発的な言動を続ける中国、韓国に対してどうすればいいかをきちっと示してほしい。

 

そして外国、特に「失望した」と評した米国の反応を寸借する。

「日本の軍国主義復活という亡霊は、軍拡への口実が欲しい中国への贈り物になった」とするウォールストリートジャーナル紙の主張を取り上げ、さらに「安倍の究極の目標は平和主義的な憲法を書き換えることだ」というニューヨークタイムス紙の社説を援用した。古い亡霊に脅えているのは米国じゃないか。

 

 何度読み返しても新聞各紙の評論の核心も主張も分からない。

中国や韓国が尖閣領有権や従軍慰安婦などの歴史問題で日本に強硬姿勢を取っていることに文句を言えず、刺激するなと靖国参拝を叩く手法だ。

安倍首相にひたすら対立が軟化する時を待てと書けばいいじゃないか。

いつでも「いい人」でいたいというのが新聞各紙のジャーナリズム観なのだ。

 

 他人の家に上がり込んで自分の家だとすごむ国、犯罪者を英雄だと言って銅像を建て自ら歴史認識をねじ曲げようとする国、スーダンで弾薬を提供したら些細な話を大げさに言うなと水をかける国…米国が「失望」すべき国はそっちだ。

そのお門違いな声明に「(同盟国の)米国でさえ、安倍首相を見放したぞ!」「さあ、政権交代だ!」とばかりに煽りたてる新聞、テレビ…。こんな輩にまともな世論の形成ができるだろうか。

 

 

 川柳「朝囀」なぜないの 首相の言動 かばう声 (誠)

 

 

 

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2013年12月27日 (金)

首相の靖国参拝を各党が批判…みんな日本の政党か

 

 安倍首相が就任以来初めて靖国神社に参拝した。

中国や韓国の反発、抗議は予想されたが、日本の各政党の反応はどうしたんだ。

一体、日本人の日本人による政党の言葉なのか、われを疑ってしまう。

中国、韓国の政党じゃないのか。

 

 関係が冷え込んでいる時、さらに亀裂を生じさせる。この時期に唐突に参拝とは理解できないと民主党の大畠幹事長。微妙なこの時期に参拝した理由を測りかねていると結いの党の柿沢政策調査会長。禍根を残すことになる、慎むべきだと生活の党の鈴木幹事長。社民党の又市幹事長に至っては、相手の気持ちを逆なでする暴挙だ…言うに事欠いてそこまですべったことを言っている。

 

 共産党の志位委員長の批判は例によって一刀両断で、歴史に逆らおうとする本性をあらわにした…世界全体を敵に回す行為だと切り捨てた。

それでも維新の会の松井幹事長は、先の大戦で亡くなった方々の御霊に哀悼の誠を捧げるのは日本人なら自然のこと…戦争を美化するものではないことを政府は各国にしっかりと説明していくべきだとまともだった。

 

みんなの党の水野政策調査会長も、個人の信仰、宗教観の問題であり、他人が論評するものではないと穏当な論評にとどめていた。

批判、非難の言葉しか発していない政党は、靖国と英霊、参拝に対してどう考えているのか国民の前に明らかにすべきだ。小さな真ちゅう製の認識札1枚になっても帰ってきたいと念じながら散った英霊にそんな冷酷な姿勢を取り続けるのか。

 

戦犯とされた人々も死した先は仏さまだ。その霊を悼み安らかな眠りを願うのは私たち日本人の宗教観だ。宗教文化だ。批判、非難ばかりするのでなく、その宗教文化を諸外国に理解してもらうようなぜ働きかけないのだ。

それぞれの身内にも英霊がいるだろう。その英霊に向かって冷酷な言葉をあびせるような批判、非難を続けるのか。

 

政治家、政党の役員である前に1人の人間であるべきだ。

国のために生涯を捧げた尊い行為を敬い、悼む心情を大切にすべきだ。

安倍首相の参拝の大事なところは不戦の誓い、平和への祈りだ。

海の向こうの声に政治的な言辞を使い分けて迎合するとはどういうことだ。

あなたちは日本の政治家ではありませんか。

日本の国民から国づくりを託されたのではありませんか。

 

 川柳「朝囀」忘れたか 国より党が 大事かい? (誠) 

 

 

 

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2013年12月25日 (水)

医者に殺される!  また手術ミス

 

 

 医者に殺される! という警告本のような話がまた大学病院で起きた。

山口大学医学部付属病院で腎臓がんの女性患者から腎臓を摘出する手術で、腎動脈と間違えて別の動脈を切断し女性を死なせてしまった。

病院は過失だというが、患者の親族は到底納得できない。

 

 病院の説明では腹腔鏡手術をしたのは40代の医師で、わるい腎動脈と誤認して上腸間膜動脈と腹腔動脈を切断してしまった。さらに正常な方の腎動脈にクリップをかけて血流をとめてしまったのだという。

誤切断の可能性があると判断、翌日、緊急手術したが女性は助からなかった。

動脈を誤って切断した上、健康な動脈の血流を止めるなんてそれでも医者か。

 

腹腔鏡による手術の難しさなんて言い訳しないでもらいたい。

多くの病院が導入し間違いのない手術治療をやってるじゃないか。

臓器を誤認するなんて交通警察官が信号機を見間違えるような基本ミスだ。

こんな医師にかかったら患者は手術後に生還することはできない。

一体、どんな医学,医療教育をやっているんだ。

 

 聞くところでは緊急手術の際に摘出した胆のうを紛失したというではないか。

病院長は「遺族には誠意をもって対応したい。今後、こんな事故を起こさないよう対策と取り組む」と言ってるが、当然のことだ。

こんなあぶない手術過誤をそうそう起こされてはたまらない。

こういう医師には2度とメスを握らせないでほしい。

 

 それにしてもとんでもない医療ミスが多すぎる。

臓器や患部を間違える。別人を手術してしまう。人命軽視じゃないか。

医学、医道教育がおろそかになっているからじゃないのか。

医者不足や偏在が叫ばれているが、医道教育の徹底が先だろう。

このままじゃ安心して手術台にはのれない。

 

川柳「朝囀」動脈を 切ってもミスで 通る国 (誠)  

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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しっくりしない辞職都知事の1千万円退職金

 

 上京する新幹線で隣り合わせたご婦人と猪瀬東京都知事の辞職の話になった。

「辞職するっていうけど1000万円も退職金をもらうそうだ」といったら、ご婦人が口元に人差し指をあてて「シイッ」と合図、周囲を見やった。

人に聞かれたら気まずい、お金の話だからということらしい。

 

それが分かったからこっちもその話題はやめた。

このご婦人だけではない。多分、この国の善良な人々は世の悪事の批判,うわさにもそんな風に気づかいをしながら生きているのかもしれない。

別にそんな世相が悪人、悪事をはびこらせる土壌になっているんだと決めつけるつもりはないが、何となくむなしい思いがする。

 

 不名誉な騒ぎで都民、国民に迷惑をかけた。疑惑の真相は別にしても世を混乱させた責任を取って都知事の職を辞する決心をしたのだ。その人が退職金を手にするという。これまで働いたことに対する慰労金には違いないが、しっくりしない。

知事の資格もない! 辞めろ、辞めろと叫んできた都民がこの人を慰労する気になんかならないだろう。

 

 誰が1000万円もの大金を支給することを決めたんだ。

誰がOKしたんだ。事務当局は特別職の退職金支給規定に沿って決めたというだろう。議会は司直によって手錠をかけられ、罪が立件されたわけじゃない…現状では推定無罪だ。退職金支給の提案を反対なんかできない。そういうだろう。

流れはいつしか無関心を装う方向へ向かう。

 

 肝心の都民はどうだろう。1000万円を返せ! と都庁を取り巻いて大声をあげるところまでいっていないところをみると、気分の上ではもう許しちゃったんだ。

辞めたのだから、もういいだろうというのだ。

社会的制裁を十分に受けたじゃないか。罪一等を減ずる…だ。

酷な言い方だが、この国の正義、信義のモノサシはそんなところなのだ。

 

 1年分の給与返上も撤回した。1000万円の退職金はもらいっ放しで、このまま司直が辞職以上の懲罰はない、と不問に付すようなら首都の番人が薄汚れた大金を手にしたスキャンダルは何が何だか分からなくなってしまう。

冒頭のご婦人ではないが、政治家の悪事は職を辞したらそれでおしまい…この国の裁きなのだ。金にまつわるうわさは卑しいことだろうか。

 

 川柳「朝囀」1000万 誰も慰労の 気分なし (誠)       

 

 

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2013年12月24日 (火)

体罰批判どこ吹く風…体罰監督が全国大会へ

 

 

 大阪・桜宮高校バスケ部主将男子の体罰自死から1年、体罰がなくなるどころか増えているとはどういうことだと本稿に書いた。

アクセスがまるきりないのは文章の下手さゆえだと諦めよう。

しかし、世の中は一体何を考えているんだ。

こんなことでこの国の将来はあるのか。

 

京都の高校駅伝では体罰監督が堂々と復帰し前線に立ったそうじゃないか。

さらには体罰監督が大会直前まで指導に立ち、レース直前に選手たちには内緒で姿を消すという姑息なことをやってたチームもあった。

監督の体罰は選手たちには関係ないことだから出場させたという。

これまでも同じような扱いをしてきたのか。そうじゃないだろう。

 

 過去に優勝したこともある有力チームだから出場停止にしなかったのだろう。

もちろん自ら辞退しなかった高校のいい加減さは問題だが、競技団体にも体罰容認論があるからじゃないのか。

主催者側も突然有力チームが不祥事で欠場じゃあ大会に傷がついちゃう。

体罰の話なんか誰も知らんからそのままやっちゃえ…そんな気分じゃなかったか。

 

 体罰と指導の分別の指導書まで作って配布した文部科学省はどうしたんだ。

主催者に押されて体罰監督が加わった大会を容認してしまったのではないか。

あれだけ大騒ぎして体罰排除を確認し合ったのに何もならなかった。

桜宮高校バスケ部主将の死は、学校スポーツの現場に体罰が歴然としてあることを世に知らしめただけで大して生かされはしなかったのだ。

 

 バスケ部主将の自宅に文科省の参事官が弔問に訪れたそうだが、なぜ大臣じゃなかったのか。大臣の職務の中では児童生徒の生命を守ることが第一じゃないか。

両親は体罰、暴力は連鎖するし学校を変えなければなくらない、と訴えたという。

今の政治家や役人は自分の子どものことでない限り動こうとしない。

それならスポーツ推薦による進学就職制度廃止に向けて国民運動を起こそう。

 

 

 川柳「朝囀」忘れたね 体罰廃止の 大騒ぎ (誠)

 

 

 

 

 

 

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2013年12月23日 (月)

天国の父、愛娘の強情を泣いている

 

 安倍首相の就任1年目の外交日程は終了した。

とうとう隣りの朴槿恵(パククネ)大統領から挨拶も首脳会談もなかった。

そで触れ合うも多生の縁という。出会いの挨拶ぐらいはちゃんとする。それが人としての礼だ。それもせず会う人ごとに安倍さん家のわる口を吹きまくった。

 

ここまでくるとわがまま娘だ、じゃじゃ馬だと笑って済まされない。

いくら経験不足だと言っても許されることとそうでないことがある。

事態を気遣う外国首脳の発言をほとんど聞かずして誹謗中傷を続けるとは非礼だ。

故人のことに触れても仕方ないが、わが国には親の顔が見たいという古言がある。父親の朴正煕大統領はどんな教育をしたのだろう。

 

数少ない韓国人の友だちの中にもここまで頑なな知識人はいない。

反日、抗日教育の徹底ぶりは分かるが、そのせいばかりではないだろう。

反日もここまで攻撃的、好戦的な言動では理解できるものもできなくなる。

 日本の歴史問題に対する認識への不信感が根っこだろうが、ここまで攻撃的な姿勢を取り続けるとリーダーとして素養に疑問符をつけざるを得ない。

 

歴史問題の重さを言いながら日本の初代首相で初代韓国統監を務めた伊藤博文を中国ハルビンで暗殺した抗日運動家・安重根をたたえる石碑を暗殺現場に建てる話に至っては尋常ではない。それも関係が悪化する中国の対日不信に油を注ぐようなタイミングを狙うとは平和外交の担い手とはとても言えない。

 自らの主張をのませるための示威行動は子どもじみている。

 

傷口を疼かせるようなことばかりする…と日本を批判するが、それをやり返すのでは感情対立を煽っても歴史認識の溝を埋めることにはならない。

国民同士のいがみ合いや感情対立を鎮めてこそリーダーだ。

それを自ら古傷に塩をぬるようなことをして騒ぎ立てている。

国民はどうしていいか分からないのだろう。

 

 

川柳「朝囀」 愛娘 しでかす抗日 父知らず (誠)

 

 

 

 

 

 

 

 

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2013年12月22日 (日)

なくならぬ体罰、スポーツ推薦を全廃せよ

 

 大阪・桜宮高校でバスケットボール部主将の2年男子が顧問教師の体罰に苦しんで自ら命を断って1年になる。あんなに大騒ぎをしたのに教育現場では体罰がなくなるどころか史上最多記録を刻んでいる。

社会に体罰容認論があるからだという。その背景には子どもの精神鍛錬を顧問教師に丸投げするという親たちの無責任がある。

 

本当にそれだけだろうか。

本欄は体罰容認がはびこる根っこにスポーツ推薦による進学、就職の制度があることを指摘し、その改善を求めてきた。

進学や就職の実績を出してくれるなら多少の体罰も構わないという親たちが多い。

むしろそういう指導を望んでいる。

 

 そういう社会が勉強かスポーツかという教育の二極化を生んでいる。

進学指導は学力かスポーツの成績で振り分けられ、全国大会上位入賞者はほとんど希望する高校、大学、職場へ推薦してもらえる。

そういう実績をあげた指導者は学校が大事にしてちやほやする。

もちろん実績をあげるべく指導者にもプレッシャーがかかる。

 

 指導が厳しくなり、指導力の足りないところを体罰で補うようになる。

そんなことでは推薦の枠から外してしまうぞ、などという暴言が浴びせられる。

生徒の方も推薦してほしいのがやまやまだから体罰、暴言に耐える。

その結果は、体罰、暴力、暴言がスポーツ技量を維持する決め手になってしまう。

 

それに耐えられなくなった時に生徒が親に相談することもできず自らの生涯を断つことですべてを終わらせる。

自死というむごい結果にならないためにはスポーツ推薦制を廃止するしかない。

文科省は指導と体罰の違いを分からせるといって特別に手引書を作って教育現場に配布したのに1年も経ずして書架でほこりをかぶっている。

 

そんなもの読んだこともないと公言する指導者もいる。

文科省はそのことは想定の内だというのだから2度びっくりだ。

文科省はスポーツ指導が子どもの死につながっている事態をどう受け止めているのだろう。体罰は指導ではない。暴力であり、犯罪なのだ。

そんなタコ部屋のような部活動で育てられたスポーツ技量は推薦の価値もない。

 

 

 川柳「朝囀」手引書を 片手に体罰 やる教師 (誠) 

 

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2013年12月21日 (土)

86日ぶり、ドイツ大連立政権が誕生

 

 

 すっかり忘れていた。ドイツでは総選挙の結果を受けた政権作りが遅れに遅れ、ずっとメルケルさんが暫定政権を動かしていたんだ。

それがやっと連立交渉が整って3期目のメルケル政権がスタートした。

選挙から何と86日もたっている。

 

 仮の姿の政権が続くことになったそもそもの原因はメルケルさん率いるキリスト教民主社会同盟が9月の総選挙で単独過半数にわずかに届かなかったことと、それまでの連立相手の自由民主党が議席を失ってしまったことだ。

さっそく代わりの連立相手探しを開始したが、なかなか折り合わず、最後に残ったのが大野党の民主党だった。

 

緑の党との連立で政権奪取を狙った社民党だから簡単に切り替えができない。同盟が場をつくろって頭を下げたくらいではOKしない。

メルケルさんの同盟も過半数を割ったとはいうものの勝利者、第1党だから、選挙で勝ったのは私たちだというところがちらついてしまう。民主党の無用の抵抗を買うというチグハグだった。どこの国も同じだ。

 

 最後はやっぱり政策で歩み寄るしかない

法定最低賃金制度導入という民主党の強気の条件を同盟が受け入れた。

2代政党の大連立で総議席の8割を占める巨大与党が誕生した。

17日の首相選出投票では621人のうちメルケルさんには462人が投票した。

巨大与党の誕生で野党の声をどう議会に反映させるか問題になっているそうだ。

 

 メルケルさん、任期満了まで頑張ればアデナウアーの14年に次ぐ長期政権になる。今は亡き「鉄の女」英国のサッチャーの11年を超える。

長い連立政権交渉のためかブラウン管に映ったメルケルさんは幾分スリムになったようだ。米国諜報機関による電話盗聴にケリをつけなければならないし頓挫している脱原発と自然エネルギーへの転換も目鼻をつけなければならない。

「欧州のまとめ役」には休息もない。

 

川柳「朝囀」 メルケルさん 粘って勝った 巨大与党 (誠)

 

 

 

 

 

 

 

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2013年12月19日 (木)

猪瀬知事辞職、何百倍返しでただの「直樹」に

 

 猪瀬直樹知事がとうとう辞職した。

改革請負人を自認し首都の番人になってわずか1年、あっけない幕切れだった。

素性も分からぬ金を懐に入れ、都民の信任状とともにその何百倍返しに追い込まれ、とうとうただ以下の「直樹」になっちゃった。

 

 説明する言葉からすぐまた疑惑がわいて出る。

正直、どうしてこの程度の人が首都の番人に登りつめていったのか不思議だ。

作家兼ジャーナリストが道路公団民営化でひと暴れ、解体に追い込んだ。

前知事がいっぺんに惚れ込んで腹心の副知事に迎え入れた。

ここまでは暴走じいさんの思い込みと独善ということで済んでいた。

 

 ところが暴走じいさんは首都の仕事に飽きたのか、突然、都知事のいすを放り出し、その後釜にこのいんちきくさい改革請負人を指名してしまった。

人気でおどる選挙風土の首都はたちまちこの請負人に史上最多の票を寄せた。

人品骨柄もわきまえず、誰かがいいといえばみんながいいと言い出すお笑い世相に乗って請負人はそれらしい顔をつくっていた。

 

しかし、貧乏だとは言わないが、所詮は人間が卑しい。

都が補助金を給付する医療法人が差し出した訳も分からない5千万円に飛びついてしまった。魔が差したのではない。欲しそうな顔をしてたのだ。

訳も分からない金に理由をとりつくろって説明しようとしたが、相手があることだからたちまちバレてしまう。

 

辞職会見を聞いていても最後までわるびれず言い繕いだった。

2020年東京五輪に影響が出ないよう身を退くことにした、と都議会でのつくろい答弁を引きずって英断を装った。ただでは起きない、いや、ただでは辞めない。

こういうのを「居直り」というのだろう。

新聞、テレビはなぜこういういい加減なところを切り込まない。

 

辞職を決断させたのも政治家やオリンピック関係者だった。

新聞、テレビが乾坤一擲の言論でギュウと言わせることがなぜできない。

聞けば5千万円の裏には東京電力病院がちらついているという。

何だか被災地で苦しむ人たちのうわまえをはねるような話じゃないか。

1か月間喧騒をあおったメディアに都職員の怒りは嘆きに変わった。

 

 

 川柳「朝囀」 濡れ手にあわ 何百倍返しで ただの人 (誠)

 

 

 

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「愛国心」をそんなに悪者にしたいのか

 

 安倍内閣が初めて策定した外交・安全保障の基本方針となる国家安全保障戦略・NSSに盛り込まれた「愛国心」に風当たりが強い。 

国の安全保障政策が、憲法で保障された個人の思想信条より優先され、心の領域に踏み込むことにつながりかねないからだという。

 

かつてたどった忌まわしい大戦、敗戦につながるという懸念からだろうか。

その敗戦から学んだ平和主義を踏みつけにする日が見えるというのだろうか。

安倍首相が描く「積極的平和主義」「集団的自衛権行使」の先にそれが見えるのか。愛国心が昂じて戦前へ逆戻りするというのだろうか。

東アジアの不安定を誘発するというのだろうか。

 

確かにそれらをすべて完全否定できるような国際情勢ではない。

いつ、不測の事態に及んでもおかしくない危うい状況にある。

しかし、私たちはそんなに忘れっぽい国民ではない。

あの大戦のみじめさ、悲しさ、むなしさをしっかりと胸にしまって生きている。

安全保障の核心に平和主義がきっちりと根を張っている。   

 

真鍮札1枚になっても帰ってきたいと英霊たちが念じた国、ふるさとを守りたいと私たちは心に誓っている。それが私たちの平和主義の心棒なのだ。

国を愛する態度を養っていくことは平和主義を育てることなのだ。

 単純にナショナリズムと置き換える考えは間違いだ。 

人心をワシづかみにするような教条主義が跋扈することを私たちは許さない!

 

「平和」を唱えていればそれだけで平和が約束される時代ではない。

備えるべきを備え、万一の時へ最低限の態勢をつくっておくことは当然だ。

昨今の日本を取り巻く安全保障環境は極めて厳しく危うい。

軍事力強化が止まらず国際秩序への挑戦を続ける中国、やはり軍事力強化に加え統治体制に不安を抱える北朝鮮の核ミサイル問題など目を離せない。

 

それをひたすら徒手空拳で眺めていられるわけがない。

わが国はいたずらに軍事力を増強するわけではなく、平和主義の則を超えない。

だからこそ日米同盟への結束を重んじて過剰な行動を慎むことを誓っている。

重ねて強調しておきたい。私たちが国を愛することは英霊たちに平和を誓うあかしなのだ。平和主義を取り違えてなんかいない。

 

川柳「朝囀」 愛国心 ないのはなぜか メディアだけ (誠)          

 

 

 

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2013年12月18日 (水)

新聞、テレビは体罰問題にもっと真剣に取り組め

 

 体罰教師は史上最多を記録したというのに新聞、テレビは批判どころか、社会に体罰容認論がある以上どうにもならんと投げやりだ。

自分たちに直接利害がからまないことには極めて冷淡なメディア界の実態を映しているのではないかと心配になる。

 

先の特定秘密保護法案をめぐっては「国民の知る権利」と「取材の自由」という面から連日「反対論」をぶち続けた。かつての治安維持法などを持ち出して、国の機密に及ぶような話をしただけで取り調べを受けるかのごとき恐怖感をふりまいた。知名度の高い文化人を次々と登場させて、市井の人々の言論が捜査当局に狙われるとでも言わんばかりの報道をした。

 

消費税率の引き上げをめぐっては新聞を軽減税率の適用対象とするよう協会としての声明を発表、政府に直接陳情まで繰り返した。

商品の性格、役割を考えれば軽減税率適用は当然だが、現実に児童生徒の自死につながっている体罰問題はそれに劣らず重いものだ。

絶対にあってはならない―という厳しい姿勢で新聞、テレビは取り組むべきだ。

 

 史上最多を記録したにもかかわらず文科省は何の手も打とうとしていない。

静岡県教委に至っては、軽微な処分が集計対象になったから増えたのだとまるで気にもとめていない様子だ。

文科省は指導と体罰の違いを分からせるといって特別に手引書を作って教育現場に配布したのに、そのこと自体も忘れているのではないか。

 

新聞、テレビはそういう文科省のていたらくを厳しく糾弾すべきだ。

社会に根強く体罰容認論が残るのはスポーツ推薦による進学と絡んでいる。

暴力をもってしても結果を出す指導者は保護者に頼られるからだ。

だが、それが子どもの死につながる事態は絶対に許されない。

体罰は指導ではない。暴力であり、犯罪なのだ。

 

それでも保護者や社会が容認するなら、その元を断つしかない。

つまり、子どもを危険にさらす舞台をなくすしかない。

スポーツ推薦による進学や就職の制度を完全に撤廃することだ。

そして一番大切なことは子どもたちをめぐる教育視点が「勉強か」「スポーツか」に二極化していることを即刻改めることだ。

 

 川柳「朝囀」手引書を どれだけやれる 文科省  (誠) 

 

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2013年12月17日 (火)

いつになったら政治をやるんだ

 

 

新党を結成するという集団が国会の中を動き回る姿がテレビ映像で垂れ流しされている。メモ帳を手に聞き耳を立てて記者たちが群がり、テレビの取材クルーに 囲まれてマンザラでもなさそう。気のせいか、大政治家にでもなったようなポーズ

をとっているようにさえ見える。

 

 国会に上がって何年、いや何か月になる。

政治家、国会議員として何をやったのか。「1票」を託した人たちにこういうことをやりましたと報告できるのか。報告したのか。

あなたたちに支給される報酬、手当は1年間に1人当たり1億円を超える。全部、国民が汗して働いて納めた税金です。それに政治資金の浄財が加わります。

 

 あなたたちが一人前の政治家になるのを待っている余裕は国民にはありません。

バッジをつけた日から国民の暮らしに直結した仕事がやれなければならない。

だって選挙の時に国会議員の見習いをさせてくださいなんて言わなかったでしょ。

あなたたちを国会に上げれば即日暮らしが良くなると約束したでしょ。

それが守れないとなれば「1票」の振り込め詐欺じゃないか。

 

 党を出たり入ったり、新党を作ったりするのは自慢にはならないんです。

国民に約束した政見、政策をやれない集団だということがバレたんです。

それもリーダー格がお互いを気に入らんと言って喧嘩わかれ、どっちについて行ったら得になるかで動いているだけじゃないか。大義はどこにある。

テレビカメラの前で得意然としているような時じゃないんだ。

 

 みんなと一緒にやっていけない人たちが「結いの党」なんて作れるの?

離脱は認めないなんて言ってる渡辺代表だからみなさんも嫌うんでしょうが、じゃあ江田さんはそんなに政治家としての魅力があるんですか? 

正直、世界広しと言えど政党の結成や分裂をこんなに繰り返しているような国はありませんよ。志を抱いて政治家になったんだったら原点に立ち返ってください。

政治家なんだから少なくとも政策を語れるように早くなってください。

 

  

川柳「朝囀」 赤じゅうたん 最近やけに すり減った (誠)

 

 

 

 

  

 

 

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マンデラさん、故郷で眠りにつく

 

5日に95歳で死去した、人種の垣根を越えて人々から「国父」と尊敬された元南アフリカ大統領ネルソン・マンデラさんの遺体は、生まれ故郷東クープ州クヌに埋葬された。父や母と同じ墓地で眠りについた。

 

クヌがどんなところか行ったこともないが、丘陵地帯の農村だそうだ。

マンデラ少年はそこで仲間たちといっしょに遊び、牛や羊を追った。

きっと人間性豊かな父母に見守られながら育ったのだろう。

それでなければあんなにゆったりとした語り口で、心やさしい語り掛けのできる「静かなる闘士」が育つわけがない。

 

27年半の獄中生活に追い込まれながらも対話による人種解放に徹した。

それも95年の生涯の大半を差別撤廃に捧げた気高さは言葉で言い表せない。

チャールズ英皇太子ら4500人が参列した葬儀で、お孫さんが「祖父は裸足で学校に通ったが、最も高いところへ上りつめた。生きる手本だ」とあいさつしたと現地からの新聞記事にあった。

 

人種間に横たわる貧富の差はあまり縮まってはいない。

神はひとにぎりの豊かな国と圧倒的に多くの貧しい国をつくって、人類に助け合いの試練を与えた。だが、私たちはまだまともな答えを出せない。

それどころか地球上のあちこちで民族の対立が牙をむきあっている。

そんな中で生涯を閉じたマンデラさんはさぞ心配だったろう。

 

人の融和を求め続けたマンデラさんはそれが一番の難題だと知っていた。

今も天国でその難しさを世界の人々に分かってほしいと念じているだろう。

自らとらわれの身になって差別される苦悩を体験しながら取り組んだ。

今、世界のリーダーにはその情熱がない。権力に浸かり、財にまみれることしか念頭にない。そんなことに何の価値があろう。

 

生活の格差はほとんど世襲のように引き継がれる。

働き口にありつける機会の格差だって学歴、学校歴で引き継がれる。

人生というキャンバスに描ける希望さえ格差の中だ。

それを政治は解決することもやわらげることもできない。

マンデラさんの足もとどころか影も踏めない指導者ばかりだ。

 

 

  川柳「朝囀」 巨星墜つ 暗夜の明かり 消え入りぬ  (誠)  

 

 

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2013年12月16日 (月)

暴走首長を増やしてどうする気か、文科省

 

文科相の諮問機関、中央教育審議会の部会がおかしな答申を出した。

例の教育委員会解体に向けた諮問に対し、権限を自治体の首長に移してもいいが、現状のままでもいいという、どっちでもいいような答えなのだ。

今だって介入し混乱させているのに暴走する首長が出てきたらどうしようもないじゃないかと立ちはだかった良識派がいたからだ。

 

この珍答申をもとに文科省は地方教育行政法の改正案をまとめて来年の国会に提出するそうだが、さて、どんな改正案になるのだろう。

そもそも教育委員会解体論が出てきたのは「いじめ死」への対応がまずい教育委員会が相次いだためだが、それはその教育委員会のお粗末さに起因したもので教育委員会制度そのものに問題があるわけじゃない。

 

そんなお粗末な教育委員会が生まれている原因は元々、教育に口出しをするうるさ型の首長たちが増えたからだ。学者出身首長などが増えたのがその背景だ。

教育長は、退職校長、それも現役時代に声の大きかった校長の天下り先になり下がり、教育委員は地方の名士や顔役のひな壇になっている。その人選はすべて事前に首長に情報開示されている。つまり、首長が決めているのだ。

 

首長も文科省もひどい勘違いをしている。

元々、知事や市町村長が担う行政は単年度主義の予算制度の下でその年その年の成果を出さなければならないが、教育は結果が出るまでに長い年月がかかる。生涯を要するものだってある。それを遅い、時間がかかり過ぎるとせっかちに迫る。それに文科省が同調しようとしている。

 

 手っ取り早く教育権限を教育委員会から取り上げてしまえという。

教育委員会を骨抜きにし権限を知事や市町村長に集約してしまうとは乱暴すぎる。

首長が法的に教育行政権の執行者になり、教育行政の大綱的な方針を示す。教育長は首長の補助機関としてその大綱的な方針に基づいて日常事務にあたるという。

そんなことをしたら教育への政治介入うんぬんどころではないだろう。

 

教育長や教育委員長の任免権を首長がにぎるとなれば、首長の顔色をうかがい、媚びへつらう教育長や教育委員長ばかりになってしまう。

知事や市町村長は「行政」も「教育」も掌中にした絶対権力者になる。

そんなことになったら大変だという良識派の声で珍答申になったが、それがどこまで教育委員会解体のブレーキ役になれるか。

 

川柳「朝囀」 教育者 無理すじ承知で 無理を言う ()

 

 

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2013年12月13日 (金)

失脚の張氏は即死刑、残忍なみせしめ

 

 失脚した張成沢国防副委員長は祖国に反逆した逆賊ととして死刑判決を言い渡され、直ちに死刑執行されたという衝撃的なニュースが飛び込んできた。

自らの後見人たる叔父を体制固めの生贄にした金正恩独裁者の残忍さをさらしているが、それでもわが国の新聞、テレビは金体制に揺るぎはないと報ずるのか。

 

金正恩氏が自ら張氏の悪業を確認し断行した粛清とは思えない。

韓国政界では趙然俊朝鮮労働党第一副部長の進言がきっかけだともっぱらの噂だ。

建国65周年の9月、金正恩氏が体制安定化を家族で協議した席に趙氏はいた。

その席で趙氏は内部にも標的を作るべきだと進言、張氏の反党行為について内偵した結果を披露したという。その席には張氏はいなかった。

 

 それだけですべてを推し量ることはできないが、趙氏がすでに張氏の反党行為について調べ上げた結果を示したということは、趙氏が自ら張氏の悪業を調べ上げて粛清のマトにしていたということだろう。金正恩氏の指示に基づいて内偵していたというなら、わざわざ趙氏が内部にも標的を作るべきだなどと発言することはないし、またその必要もないだろう。

 

 裏切り者、敵は遠いところよりも身近なところにいるとはよく言われる。

独裁者は自らの支配力に自信が持てないからこそ人を疑い身内さえも退ける。

いつの時代でも、どこの国でもそういう歴史の繰り返しだった。

中国が古いものを打破するというスローガンの下に展開した文化大革命で肉親を密告のうえ粛清するという狂態を演じたばかりだ。

 

理屈なんか後で列車に乗ってやってくる…なんて迷言を残した政治家がわが国にもいるが、政治、力が支配する世界はいくらもつじつま合わせをやる。

張氏が軍を巻き込んでクーデターを起こし政権を奪おうとしていた…などいう話が早くも囁かれている。金正恩氏暗殺説などという話さえ出てくるだろう。

そんな国の狂態を金正恩体制は不動、より強固になどとまともに論ずる新聞、テレビは何もかもまともに見えない、乱視症候群だ。

 

 

川柳「朝囀」いましたね 地上の楽園と 言った人  (誠)         

 

 

 

 

 

 

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尖閣国有化、やっぱり野田前首相の拙劣さが問題だ

 

ヘーゲル米国防長官が、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏について、設定したことが問題なのではなく、一方的に事前調整もなくやった手続きこそ問題だと語った。その伝でいくといきなり中国のほっぺたをなぐりつけるように尖閣諸島の国有化をやった野田佳彦前首相の手法も問題になる。

 

領土、領海、領空など国の領有にかかることがらを変える場合には隣接する国との間で事前の話し合いをするのが国際社会の通念だ。

今回の中国の防空識別圏設定は事前に日本への通告、協議、調整などもなく、日本の識別圏に食い込んで設定された。ヘーゲル国防長官は日本の識別圏に食い込んで設定されたことを重く見て、一方的な設定を問題視したわけだ。

 

しかし、それは野田前首相の尖閣諸島国の国有化にも言える。

なぜあの時だったのか。なぜ事前相談もなく事前調整抜きの抜き打ちだったのか。

すべてはすぐムキになる野田首相の幼稚な性格のせいだ。当時の石原東京都知事の挑発的な都による尖閣購入発言に短絡的に対抗した石原発言に「やられた」と思ったのだ。在留邦人の安全も考えず即国有化に走ってしまった。

 

それも得意の「決められる政治」の証明にもなると考えたらしい。

最も基本的な外交チャンネルを通した事前通告と政府間の話し合い抜きにして突っ走った。しかも、なぜあの時?という点では、当時の中国の胡錦濤国家主席との首脳会談で自重を求められていたのに2日後に中国リーダーの直接の申し入れを撥ねのけて国有化を強行したのだ。

 

国際上の信義を裏切っているという点で野田前首相の行動は分が悪い。

尖閣諸島が日本固有の領土であることに間違いはない。

だからこそ周辺国と軋轢を起こさないよう国有化を運ぶていねいさが必要だった。

当時の駐中国大使、丹羽宇一郎氏は「ことを荒立てようとするつもりか、何でそんなことをするのだろうと疑問に思った」と述懐している。

 

 尖閣諸島についてわが国が主権を譲る必要はさらさらないが、外交の作法もろくにできない人がリーダーだったことを憂える。いきなり相手のほっぺたをなぐりつけておいて、「話し合いをしよう」なんて外交は通用しない。

そんなお粗末を演じたことを野田前首相は公式の場で釈明したこともない。

中国との関係修復のために何かをやったという形跡もない。

私たちはよくよく政治家に恵まれぬ時代に生きていることを実感する。

 

 

 川柳「朝囀」手続きの まずさはこっちが 先でした  ()

 

 

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2013年12月12日 (木)

江田新党、江田新党と大騒ぎ…新聞がおかしいぞ

 

 

みんなの党に砂をかけて離党した江田憲司衆院議員らの集団を新聞、テレビが早くも「江田新党」「「江田新党」と書き立てている。

まだ産声も上げていないのにまるで救世主でも現われたかのようだ。

これだから政治家は勘違いをするんだ。

 

 この伝では18日の新党設立総会の報道は新聞、テレビの上では新しい国家誕生のような騒ぎになるのではないか。

新聞、テレビがやるべきは、みんなの党の候補者として選挙を戦った責任と政党に対する考えを離党組にきちっと問うことではないか。

衆院選はわずか1年前、参院選に至っては半年もたっていないではないか。

 

 党としての公約、政策を信じ「1票」を投じた人たちに答えも出していない。

新党の政策としては江田氏が脱官僚、地域主義、将来の原発ゼロ、増税より景気回復優先と発言しているが、人気ねらいに並べたものだけだ。

保守だ、リベラルだではなく政策ごとに国民本位で判断するなんて無責任だ。

少なくとも公党を立ち上げるなら目指す国家像ぐらい明確に示すべきだろう。

 

政党というものに対してあまりにも認識、理解が足りない。

やたらに党を立ち上げて、政党間の違いも何が何だか分からなくなっている。

はっきり言って、新党立ち上げの動機はお山の大将になりたいというだけだろう。

個人的な好き嫌いで仲間になって、好き嫌いで喧嘩して仲間割れする。

政治家を名乗ってはいるが政治なんかやっていないんだ。

 

 それも1月1日時点で国会議員5人をそろえていればもらえる政党交付金にあ

りつくために信念や政策なんか後回しだ。年間約320億円という大金に群がる徒

党の衆じゃないか。もらわにゃ損だという卑しい魂胆と新党結成とはあまりに隔た

りがある。その間を埋めるまやかしが国民本位、民意優先という甘言だ。

新聞、テレビはそこをきちっと問い詰めるべきだ。

 

 

 川柳「朝囀」また1つ 人騒がせな 山できる  ()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2013年12月11日 (水)

そのまんま東また変心…政界のワタリガニだ

 

  

 この人は政界の風見鶏じゃなく、政界のワタリガニではないか。

失礼ながら、日本維新の会のそのまんま東こと東国原英夫衆院議員が辞職して知事に転身する意向を表明した話を聞いてそう思った。

もちろん狙いは猪瀬直樹知事が五千万円受領疑惑で辞職も視野に入ってきた東京都知事選だが、古巣の宮崎県知事をもにらんでいるようだ。

 

 東国原氏は、10日夜、大阪で橋下徹日本維新の会代表と会って議員辞職と離党の意志を伝え、橋下氏もそれを了承したという。

その際、東国原氏は議員辞職の理由を「1議員としての活動には限界があるので転身したい」と述べたそうだ。大勢の中の1人では目立ちもしない、目を引くようなパフォーマンスの機会もない。当然じゃないか。

 

生まれ故郷の宮崎県知事になって全国をまたにかけて「宮崎」を宣伝した。

狂牛病対策で苦労もしたが、「なかなかやるじゃないか」の評価も受けた。

知事室が観光スポットになって全国から見学、視察が押し掛けた。

有頂天になって天下の自民党に「私を総裁にする気はないか」と持ちかけた。

そのまんまの勢いで前回の衆院選に出馬、当選した。

 

それから1年もたっていないのに議員辞職してお山の大将をめざすという。

それも猪瀬知事が日に日に窮地に追い込まれていくのを見て取ってのことだ。

こういう人を政治家に選ぶ人たちが大勢いるのだから仕方がない。

外交、防衛までお笑い番組の一角を占める国だから仕方がない。

東国原氏を節操がなさ過ぎると扱き下ろしたところで仕方がない。

 

親しい仲間には1年後に控えた宮崎県知事選も視野にあるといってるそうだ。

再選出馬を表明している現職の河野俊嗣知事もえらい迷惑だろう。

東の息も絶え絶えの知事を揺さぶり、西の志ある知事の進路を塞ごうとする。

政治家から政治家へ歩みをつなげる…まさに政界のワタリガニだ。

そんな姿勢への批判は続かない…いざ決戦となればがワンサと票を入れる。

私はそんな政治がまともだとは思わない。

 

 

 川柳「朝囀」 もうそろそろ そのまんまで いて欲しい  ()

 

 

 

 

 

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また一つ権力亡者の集団が…江田さん大丈夫ですか

 

 

折も折だから、江田憲司前幹事長が金正恩第一書記で渡辺喜美みんなの党代表が粛清された張成沢軍事委副委員長みたいに離党騒ぎが見える。

江田さんもちょっと調子に乗り過ぎていないだろうか。

まだ党首になったわけでもなく、渡辺代表と喧嘩して勝ったガキ大将で、集まってきたのはみんなお山の大勝になりたい権力亡者ばかりだ。

 

 それを野党再編の序曲が鳴りはじめた-なんて新聞が書くからおかしくなる。

そんな信念に基づくような高尚なものなんでしょうか。

政策、政見、理念、そんなもの関係なく身を寄せた徒党の衆じゃないか。

ちょっとしたことでいがみ合い、憎しみ合い、怨み合い、最後は喧嘩別れだ。

そんな連中のために国民は過労死なんて犠牲を払って税金を捧げている。

 

大体、政党政治の担い手だというのに政党の何たるかも分かっちゃいない。

大学の同好会か愛好会のようなつもりでいるのではないのか。

年内に党を旗上げすれば来年早々の政党交付金がもらえるからとは卑しい。

新党の政策は、脱官僚、地域主権、将来の原発ゼロ、増税より景気回復優先ですって…何ですか、人気取り先行の間に合わせじゃないですか。

 

野党再編をにらんだ勉強会に集まった面々、それぞれ胸中は近い将来の政権を当て込んでうれしそうだったが、前席を占めた幹部の視線はお互いを直視せず不信感をぬぐえないという風情だった。。

見るからにお前には主導権は握らせないぞ! と言わんばかりだった。

初顔合わせがこの風情じゃ先も思いやられるわと感じた向きも多いだろう。

 

 離党した14人のうち13人は比例代表選出だから議席を党に返すべきだ。

党名投票が基本の比例代表選挙の議席は党に与えられたものだ。

選挙区選挙のように候補者に直接投じられた票とは違う。

そのままバッジをつけて他党へ移るのは有権者への裏切りだ。

党から預かったバッジをネコババしちゃうようなものだ。

ケジメのない人たちに政治再生だ、野党再編だなんて言ってもらいたくない。

 

 川柳「朝囀」 既得権 胸に付けてる 勉強会 ()

 

2013年12月10日 (火)

金正恩の独裁強化称える…新聞がおかしいぞ!

 

 

一体、これはどこの国の新聞だろう。

9日から10日にかけたわが国の新聞各紙の北朝鮮報道を見てそう思う。

金正恩第一書記が叔父、張成沢国防副委員長を罵り追放した発表をそのままなぞって報道し、あたかも金正恩独裁体制強化を歓迎しているような異様さだ。

 

張氏が政治局会議の場から連行される現地のテレビ報道を再録して、容赦のない金第一書記の厳しい姿勢を称えているかのようだ。

「北朝鮮指導部に権力闘争の混乱や動揺は見られない。日米韓(の三国)は北朝鮮指導部の動向を冷静に見届け、金正恩体制の安定ぶりを冷静に受け止めるべきだ」という評論に至っては首を傾げたくなる。

 

「北朝鮮には金正恩以外の権力、親族といえどもナンバー2など必要はないということであり、金正恩の独裁体制への道は仕上げの段階に入った」などという記事にはこっちがわれを失ってしまいそうだ。

北朝鮮政局に混乱がないことに安堵しているというよりも金正恩氏への権力集中を歓迎しているかのようだ。

 

その流れはそのまま長老支配への決別、世代交代への期待感につながり、張氏粛清の先では指導部の若返りを図ろうとする動きともつながっているとしている。

その一方で若き指導者の行く末を不安視する声もあると綴る。

経済開発区の新設など経済再建に向けて進めてきた取り組みが失速しないか気がかりだ…と気遣っている。

 

 経済後退が核やミサイル開発に逆戻りする不安はあるが、新聞各紙が心配してやる必要があるか。張氏失脚は北朝鮮の内政問題、それも権力者の力比べだ。

新聞各紙がイの一番に紙面を割くべきは日本人拉致事件解決への影響だ。他国に不法に侵入し暴力で自由な市民を奪った国家犯罪だ。家族会は老い先短い身を案じ泣いているではないか。浮ついた国際評論なんておかしいぞ!

 

 

 川柳「朝囀」 親族を 生贄にして 食む独裁  () 

猪瀬さん、つじつま合わせは見苦しい

 

猪瀬知事、あなたの証言は幼稚園の年少組児童でも見破りますよ。

徳田前理事長を病院に見舞ったのは木村一水会代表が珍しいところへ連れてってやるといわれ面白そうなのでついて行ったですって…

その前に徳田議員や木村氏と会食した時に知事選と選挙に金がかかる話をしてるじゃないですか。そことつながった話だと分かっていたでしょ?

 

その会食の時、選挙になるとお金がかかると話したら、木村氏が徳田議員に貸してあげたらいいじゃないかと話していたと他人事みたいなことを言ってるが、木村氏があなたのための金策に動いていることを承知していたでしょ? 

それでも選挙資金じゃないというんですか。選挙後の生活資金のつもりだったから手つけずで貸金庫に放っておいたなんて理屈が通りませんね。

 

5,000万円取りに来いと唐突に言われびっくりした…ですか?

その時に借用証を目の前に出されたのでサインした…ですか?

あなたの意志とは関係なく徳田議員が大金を差し出したような話しぶりですね。

仮に一方的に差し出されたにしても頭の回転が素早いあなたがそれを受け取り、借用証にサインをしてしまうなんておかしい。承知してた話でしょ?

 

5,000万円は借金じゃなく、選挙資金にする裏金だった。

その裏金を徳洲会に出させるために木村氏が、自主的か依頼されたか別にして、仲立ちして仕立てられた話ではないのか。

それがバレてしまったから急きょ、借入れ話にしつらえて借用証を用意した。

急きょ、5,000万円をあれこれ算段して返金したのじゃないか。

 

厳しい追及を交わすため急きょ給与1年分の返上を持ち出した。

もう言い訳もつじつま合わせも底をつき苦しまぎれに飛び出した策だろう。

おかしいじゃないですか。1年間無給でもやっていけるほどゆとりがあるのにどうして生活資金としての5000万円が必要だったんですか。

次々、底が割れる言い逃れは見苦しい。早く身を退いた方がいいでしょう。

 

 

 川柳「朝囀」タマネギの 皮をむくよな はなしです ()

2013年12月 9日 (月)

みんなの党は半数離党で渡辺さんの「私の党」へ

 渡辺さん、「みんなの党」はあなた自身の「わたしの党」になっちゃいましたね。

7月の参院選当日、当時の江田幹事長が維新の会幹部と野党再編の話をしたのに激昂し幹事長から追放しましたね。さらには柿沢衆院議員が民主党や維新の会の若手議員と政界再編を視野に勉強会を立ち上げたのに腹を立て「党を出てけ!」と恫喝し目の前で離党届を書かせましたね。

 

 そんな荒れ狂っている渡辺さんじゃもう持たないなと思いました。

大阪から橋下市長も柿沢さん追い出しは野党再編の起爆剤になる…渡辺代表といっしょにやっていこうという政治家はほとんどいなくなったと扱き下ろした。

そのあたりで今回の大量離党はすでに見えていました。

あそこまで人前で人間否定されたんじゃあ恨みを買うでしょう。

 

 確かに「みんなの党」は渡辺さんが創った党かも知れない。

でも、それはあなた個人の私党ではない。不特定の人たちが参加する公党だ。

あなたの目的は自民党に対抗する政治勢力をつくることではなかったか。

そのために野党を糾合し新党を立ち上げようとする仲間をなぜ罵倒する。

自分の党を解党してもその流れを後押しするのが政党人としてまともじゃないか。

 

野党を糾合し新しい勢力をつくるのに各党がそのままでまとまる政党連合を主張していたが、それも自分の党を解体したくなかっただけではないのか。

「愛党の精神」と言えば聞こえはいいが政党の私物化と権力への執着でしかない。かつて父親のミッチーこと渡辺美智雄自民党副総理がそうだったように権力にこだわるところが多くなってきた。

 

2012年衆院選をめぐって日本維新の会の橋下さんとの共闘交渉で最後まで維新の会の党名を消し、みんなの党として存続することを譲らず、決裂したことを今も覚えているが、あそこで譲歩があれば「第三極」どころか二大勢力の一方になっていただろう。アジェンダ、アジェンダと叫んでいたころが小型ミッチーらしい愛すべき姿だったのかもしれない。

 

結局、党議員35人の何と4割にあたる14人が離党を申し出た。

政策や党運営が原因じゃない。単なる好き嫌い、憎しみ合いの清算じゃないか。

政治の再生、改革に期待を込めて投票した人々を裏切った責任は大きい。

もちろん、離党し新しい政治集団をめざす江田さんたちも責任を免れない。

でも、渡辺さん、権力の魔性に憑りつかれた哀れをあなたに感じざるを得ない。

 

  川柳「朝囀」オレの党 叫び続けて 墓穴掘る  ()

金正恩体制に何かが…おじの失脚は何を語るか

 

 

風に舞う枯れ葉の音でも敵の密使かと身構え、枕元の太刀をにぎる。

力、権力が頼りの武将や暴君はいつもそんな不安におびえている。

そして不信と思い込みの中で敵を葬り、最後は自分も同じやり方で葬られる。

北朝鮮で今、起きているのはそれに似ているのではないか。

 

 金正恩(キム・ジョンウン)第一書記の叔父で後見人、張成沢(チャンソンテク)国防委員会副委員長はやはり失脚に追い込まれていた。

金第一書記が国民への発表の中で「叔父は反党反革命的な分派行為を行い、強盛国家の建設や人民生活の向上のための闘いを阻害した。資本主義に染まって不正腐敗を行い、堕落した生活を送った」と厳しく糾弾したという。

 

張氏はすべての職務を解任され、一切の称号を剥奪され、党から除名された。韓国の情報機関が、張氏の側近2人が先月処刑され、張氏自身も失脚した可能性が高いという見方を公表していたが、その通りだった。

張氏は金第一書記の父親で2年前に亡くなった故金正日(キムジョンイル)総書記の妹の夫という立場を背景に、実力者として強い影響力を誇っていた。

 

張氏の反党行為が具体的に何か不明だが、張氏の失脚,更迭が金第一書記が主体的に行ったものか、権力闘争の結果として出てきたものかが不明だ。

最高権力者の近親者が失脚させられることはよほどの重大事犯を犯した場合だが、それをうかがわせる情報はない。それなら権力闘争の結果、粛清を断行することを金第一書記にのませた勢力があるということだ。

 

つまり、最高権力者である金第一書記の支配力に危機が迫っていると理解すべきだろう。金総書記の死去から2年を迎え、追悼行事が間近に迫っている中での粛清は金第一書記の指導力、統治力が依然として不動だということを示すより、最高権力者の親族といえども躊躇はないという恐怖を国民に示すことになる。

金正恩体制がより強固に独裁色を強めているのか、それとも金第一書記をおどらせて実質的な権力者を企てる勢力があるのか。しばらく目が離せない。

 

 

川柳「朝囀」北の国 鳥の羽音に おびえたか  () 

2013年12月 7日 (土)

反対論で埋まった新聞・テレビ…知る権利に応えたか

 

 

今さらという思いもするが、特定秘密保護法には自・公両党と一部野党の国会議員以外には賛成者、支持者はいないのだろうか。そんな思いに駆られた。

新聞のページというページは「反対」と「異議」の活字で埋められ、テレビのニュース、解説は「闇(やみ)」「暗黒」の言葉がおどっていたからだ。

 

 その新聞、テレビが「国民の知る権利が閉ざされてしまう」と叫び続けたのだから何が何だか分からない。国民が知りたいことをちゃんと報道せず、知る権利を妨害しているのは自分たちじゃないか。くる日もくる日も法案に反対する人を登場させて反対論をぶたせた。3人に1人、いや、5人に1人ぐらいは賛同者、支持者を登場させたって罰は当たらない。

 

 正直言ってよくもこう都合のいい反対者ばかり探してくるもんだと感心した。

「何でも都合が悪い情報は秘密にされ、国民には何も知らされなくなる」

「教科書の検定などを通して思想を縛り、教師は萎縮、子どもは闇に落とされる」「危うい情報は闇にされ、気づいた時は戦争にひきずりこまれているぞ」

そんな話を並べ立てて恐怖をあおる。

 

 くわしいことが分からない国民はそっくりそれを信じてしまう。

国民の知る権利を守るどころか、自分たちが情報操作をしているじゃないか。

情報しゃ断、思想統制、闇…などという言葉を並べられたら誰だって恐くなる。

世論調査をすれば日を追って法案への反対者が増えるのは当然じゃないか。

「国民の知る権利」をタテにして法案をつぶそうとしただけじゃないか。

 

 法律は人間が作るものだ。思い込みも欠点もある人間が作るものだ。

最初から完璧なモノなんかない。その効用を確かめながら改定、修正すればいい。

今からでも遅くはない。賛同者、支持者の声も登場させることが必要だ。

それでこそメディアは、国民に正しい世論を形成する機会を与えることになるのではないか。

 

 

  川柳「朝囀」知る権利 叫ぶあなたが フタしてる  ()

 

 

 

 

 

 

 

2013年12月 6日 (金)

巨星墜つ…マンデラさんの死、世界葬にしよう

 

 

 南アフリカのネルソン・マンデラ元大統領の死をテレビは静かに伝えた。

その淡々としたアナンサーの声が例えようもなく重々しく響いて聞こえた。

 苦難と人間解放の光とのダンダラ模様の生涯だった。

差別撤廃を求め続けた95年の生涯よ永遠なれ! 静かに祈る。

 

 今でこそ人間が肌の色で差別されることはほとんどない。

だが、マンデラ少年が目にしたのは差別と隔離の虐げられた社会だった。

居住区域はむろん買い物も学ぶ場も祈りの場さえ区別されていた。

ろくに食べるものもなく痩せ細った少年はこの人間差別の撤廃を心に決める。

人間、社会、国家の意義、そのあるべき姿について黙々と勉強した。

 

大学に進むと差別政策アパルトヘイトの撤廃運動の先頭に立った。

やがて国家反逆罪で逮捕され終身刑を受け、獄中に閉じ込められる。

不屈の闘士を、閉じ込められれば閉じ込められるほどたぎらせた。

戦いによるのではなく話し合いで人種解放を説いた。それが全ての人種隔離政策の撤廃へとつながり、ノーベル平和賞に輝いた。

 

そしてすべての人種が参加した選挙によって黒人初の大統領となった。

肌の色、人種、貧富の差による差別を地球上から追放するために闘った。

これほど長い年月を監獄で過ごし、監獄から人間解放を指導した人はいない。

その不屈の闘志と勇気は世界の人々に生きる喜びをもたらした。

南アだけでなく世界の人々がその安らかな眠りを祈る世界葬にしよう。

 

30年近い監獄生活から解放された直後に日本を訪問し国会で演説した姿を今でも覚えている。静かな語り口、苦難とともに刻んだしわだらけの顔が時々ほころぶ、哀愁さえ漂わせていた。オバマ米大統領が政治家を目指したきっかけはマンデラのアパルトヘイト撤廃運動だったという。この巨星に続く勇気と英知に満ちた指導者が出てくる日を鶴首して待ちたい。

 

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川柳「朝囀」 巨星墜つ 誰がつなぐのか その道を  ()

2013年12月 5日 (木)

学力順位に一喜一憂、真の教育忘れてる

 

 

昨日の新聞各紙は2012年の高1国際学力調査で日本が上位に返り咲いたことを熱病にでも罹ったように狂喜した紙面を掲載していた。

科学的応用力が5位から4位へ、数学的応用力が9位から7位へ、読解力は8位から4位へ回復したというのだが、それがそんなすごいことなのか。

 

 ちょっとでも順位を下げるともう教育破たんだと書き綴る新聞が、学力の上昇傾向が鮮明になった、学習指導要領の改定で授業時数が増えたことも好影響しているようだと上機嫌そのものだ。

ついこの間まで全国学力テストの成績が芳しくないと騒ぎ立て、特に読解力の伸び悩みは将来を考えると暗たんたるものだなんて書いてた新聞ばかりじゃないか。

 

 授業時数が増えたことが学力回復につながったなどとぬけぬけといわれたら今二十歳を過ぎたゆとり世代は黙っていないだろう。

他の公務員と同じように教育現場の週休2日制を実施するために3割もの教科量を減らして「基礎基本の強化」なんてもっともらしいことを言って授業を手抜きした。それで本当の学力とは「人間力」だなんて念仏みたいなことを言っていた。

 

 それなのに高1学力の回復に狂喜して、分からない問題にも取り組もうとする意識の向上がうがかえただの、学習意欲が向上した…などと各紙がべた褒めだ。

記者も評論家も喜びが冷めやらず、国は順位にこだわらず子どもが自信が持てるような教育改革と取り組み、子どもらが学ぶ楽しみを感じられる教育環境を作るよう努力を怠らないでほしいなどと書いている。

 

 それがつい1か月もしない前、現場の指導力に問題があると書いていた人たちの言葉かと思うとこっちの読解力を疑ってしまう。

文部科学省は「少人数教育の推進や全国学力テストで指導改善に取り組んだ成果が表れた」と自画自賛だ。手柄は自分たちのもの、悪いところは教育現場の責任…文科省のお役人さん、あなたたちこそ読解力を磨いた方が良さそうです。

 

 

川柳「朝囀」文科省 わが身かわいや 石に似て  ()

 

2013年12月 4日 (水)

五輪開催取り消し? その前に猪瀬知事辞職だよ

 

 猪瀬東京都知事のせいで2020年五輪東京開催が解消になるかもしれない。

一部メディアが報じはじめた話だが、あながちあり得ないとも言えない。

日中戦争の激化で1940年東京五輪を返上以来2回も予定通りの開催が出来ないなんてことになったら不名誉な話だ。

 

 いうまでもない猪瀬知事が徳洲会グループから5000万円を借用した話がちっとも解明されず薮の中に入ってしまったことと、それが元で五輪の大会組織委員会などの準備が停滞しているからだ。

組織委員会会長ポストをめぐってしゃしゃり出た森元首相との間でもめている。

森さんも森さんだが、鼻っ柱ばっかり強い猪瀬知事も猪瀬知事だ。

 

 5000万円借用のきちっとした説明もできていないのに3日、政治資金パーティーを開いたとは一体どういうことだろう。

大金借用が選挙資金だった疑いがもたれているのに新たに資金集めをする。

金の問題で追及されている時に金集めをやる。

都民、国民を何と心得ているのだろう。

 

道路公団解体論議の中で道路建設予算や利益処理の透明化を叫び、改革の旗手と持ち上げられて政界入りした人とは思えない。

知恵の働く、口のうまい人間は本当に信じられない。

都議会の与党、自・公両党は追及の場をあえて一問一答式の委員会に切りかえることを決めたが、そこでまた新たな墓穴を掘ることになるかもしれない。

 

借用書の存在発言と公表が唐突だったことなど疑惑は深まるばかりだ。

証言を拒否できない百条委員会が設置されれば追及を交わすのは難しいだろう。

難関の数々を交わしながら五輪開催の準備を進めることはさらに難しい。

ボロボロになった状態で晴れの舞台を迎えることはできないし、都民、国民、いやIOCがそれでは納得しない。

五輪開催決定取り消しの前に猪瀬知事の辞職しか見えなくなってきた。

 

 

2013年12月 3日 (火)

石破さん、国会で国民に謝ってください

 

 石破幹事長が市民のデモをテロに例えた話は、思慮もないような人物が政治家をやっているこの国の現実をあらためてさらけ出しただけのことだ。

原発再稼働に反対して首相官邸を取り囲んだ市民デモの叫びに野田前首相が「大きな音」と騒音扱いする発言をしたこともまだ記憶に新しい。

 

国民の思いを理解さえ出来ず、追い込まれた心理的圧迫を暴言で跳ね返そうとする幼児並みの行為だ。それは2人の政治家だけではない。いくらもいる。

そのたびに大臣を退いたり、党役員を下りたりしてきた。

いや、責任は感じるものじゃなく取るものだと厳しく追及されながら、威猛々しく開き直って、最後は世間の笑いものになった政治家もいる。

 

 政治家の思い上がり、傲慢、思慮不足…お粗末の限りだが、攻め立てる側も自らも同じ政治家だということを素直に考えるべきだろう。

世の中にはその日の暮らしにも困るような人たちが大勢いる。

医療費も払えず病院にも行けず命を縮めている人たちも大勢いる。

人の世はかくも不条理かと声もあげられず泣いている人たちなのだ。

 

 国会を1日開けば何千万円、何億円という税金が消える。

政局の芽を狙った国会空転がどれほど税金を浪費するかお考えになりませんか。

政治はどうあれ年に1億円を超える禄が懐に入る身分には分かるまい。

政治家の無責任な発言は非難されるべきだが、その言葉尻をとらえて政治的なパワーゲームのために税金を浪費しないでもらいたい。

 

 政治家が暴言や無思慮な発言をする背景にはおごりがある。

それも圧倒的な議員勢力を誇る数の論理だ。数は力-の政治だ。

その論理を作り上げたのは国民じゃないかという反論もある。

政治が強引すぎる、民意を反映していない…と言う前に反省しろという。

いや、それだけは政治家からは言われたくない。

石破さん、国会で国民に向かってはっきり謝っていただきたい。

 

 川柳「朝囀」 すわった目 いつの間にやら 口支配  ()

 

 

 

 

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