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2013年12月13日 (金)

尖閣国有化、やっぱり野田前首相の拙劣さが問題だ

 

ヘーゲル米国防長官が、中国が東シナ海上空に設定した防空識別圏について、設定したことが問題なのではなく、一方的に事前調整もなくやった手続きこそ問題だと語った。その伝でいくといきなり中国のほっぺたをなぐりつけるように尖閣諸島の国有化をやった野田佳彦前首相の手法も問題になる。

 

領土、領海、領空など国の領有にかかることがらを変える場合には隣接する国との間で事前の話し合いをするのが国際社会の通念だ。

今回の中国の防空識別圏設定は事前に日本への通告、協議、調整などもなく、日本の識別圏に食い込んで設定された。ヘーゲル国防長官は日本の識別圏に食い込んで設定されたことを重く見て、一方的な設定を問題視したわけだ。

 

しかし、それは野田前首相の尖閣諸島国の国有化にも言える。

なぜあの時だったのか。なぜ事前相談もなく事前調整抜きの抜き打ちだったのか。

すべてはすぐムキになる野田首相の幼稚な性格のせいだ。当時の石原東京都知事の挑発的な都による尖閣購入発言に短絡的に対抗した石原発言に「やられた」と思ったのだ。在留邦人の安全も考えず即国有化に走ってしまった。

 

それも得意の「決められる政治」の証明にもなると考えたらしい。

最も基本的な外交チャンネルを通した事前通告と政府間の話し合い抜きにして突っ走った。しかも、なぜあの時?という点では、当時の中国の胡錦濤国家主席との首脳会談で自重を求められていたのに2日後に中国リーダーの直接の申し入れを撥ねのけて国有化を強行したのだ。

 

国際上の信義を裏切っているという点で野田前首相の行動は分が悪い。

尖閣諸島が日本固有の領土であることに間違いはない。

だからこそ周辺国と軋轢を起こさないよう国有化を運ぶていねいさが必要だった。

当時の駐中国大使、丹羽宇一郎氏は「ことを荒立てようとするつもりか、何でそんなことをするのだろうと疑問に思った」と述懐している。

 

 尖閣諸島についてわが国が主権を譲る必要はさらさらないが、外交の作法もろくにできない人がリーダーだったことを憂える。いきなり相手のほっぺたをなぐりつけておいて、「話し合いをしよう」なんて外交は通用しない。

そんなお粗末を演じたことを野田前首相は公式の場で釈明したこともない。

中国との関係修復のために何かをやったという形跡もない。

私たちはよくよく政治家に恵まれぬ時代に生きていることを実感する。

 

 

 川柳「朝囀」手続きの まずさはこっちが 先でした  ()

 

 

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