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2013年12月25日 (水)

しっくりしない辞職都知事の1千万円退職金

 

 上京する新幹線で隣り合わせたご婦人と猪瀬東京都知事の辞職の話になった。

「辞職するっていうけど1000万円も退職金をもらうそうだ」といったら、ご婦人が口元に人差し指をあてて「シイッ」と合図、周囲を見やった。

人に聞かれたら気まずい、お金の話だからということらしい。

 

それが分かったからこっちもその話題はやめた。

このご婦人だけではない。多分、この国の善良な人々は世の悪事の批判,うわさにもそんな風に気づかいをしながら生きているのかもしれない。

別にそんな世相が悪人、悪事をはびこらせる土壌になっているんだと決めつけるつもりはないが、何となくむなしい思いがする。

 

 不名誉な騒ぎで都民、国民に迷惑をかけた。疑惑の真相は別にしても世を混乱させた責任を取って都知事の職を辞する決心をしたのだ。その人が退職金を手にするという。これまで働いたことに対する慰労金には違いないが、しっくりしない。

知事の資格もない! 辞めろ、辞めろと叫んできた都民がこの人を慰労する気になんかならないだろう。

 

 誰が1000万円もの大金を支給することを決めたんだ。

誰がOKしたんだ。事務当局は特別職の退職金支給規定に沿って決めたというだろう。議会は司直によって手錠をかけられ、罪が立件されたわけじゃない…現状では推定無罪だ。退職金支給の提案を反対なんかできない。そういうだろう。

流れはいつしか無関心を装う方向へ向かう。

 

 肝心の都民はどうだろう。1000万円を返せ! と都庁を取り巻いて大声をあげるところまでいっていないところをみると、気分の上ではもう許しちゃったんだ。

辞めたのだから、もういいだろうというのだ。

社会的制裁を十分に受けたじゃないか。罪一等を減ずる…だ。

酷な言い方だが、この国の正義、信義のモノサシはそんなところなのだ。

 

 1年分の給与返上も撤回した。1000万円の退職金はもらいっ放しで、このまま司直が辞職以上の懲罰はない、と不問に付すようなら首都の番人が薄汚れた大金を手にしたスキャンダルは何が何だか分からなくなってしまう。

冒頭のご婦人ではないが、政治家の悪事は職を辞したらそれでおしまい…この国の裁きなのだ。金にまつわるうわさは卑しいことだろうか。

 

 川柳「朝囀」1000万 誰も慰労の 気分なし (誠)       

 

 

 http://gonbee-72.cocolog-suruga.com 

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