佐村河内さんのこと一切触れず…新聞、テレビは卑怯だ
名曲が別人の作品だった“全聾のピアニスト”佐村河内守さん(50)のことはもう新聞、テレビはひと言もふれない。いつものことだが…
全聾、広島生まれ、被爆2世…美談好きな新聞、テレビが作り上げた「幻のピアニスト」なのに、バレたら沈黙を決め込んでしまう。卑怯じゃないか。
「全聾のピアニスト」は、まあ、新聞もテレビも耳が全く聞こえないと信じ込まされていたのだから仕方がないとしよう。ゆるすとしよう。
しかし、人気を集めた楽曲につられ「現代のベートーベン」はもちあげ過ぎだ。
本当に耳が聞こえなかったベートーベンが「私も耳が聞こえたのじゃないかと疑われているかもしれないな」と天国で心穏やかでないだろう。
かつて佐村河内さんに取材したことのある人たちが今ごろになって「こっちの質問を聞き受け、言葉が返ってきた」と言っている。
しかし、佐村河内さんの顧問弁護士は「耳はまったく聞こえない」「2級の障害者手帳を持っている」と言っている。
これも佐村河内さんを含め誰かがウソをついていることになる。
世の中をペテンにかける一端を演じておきながら「ウソ寒い話だ」と書いた新聞もある。ぞんぶんもてはやしておきながらひと言の説明も釈明もしないで、佐村河内さんに対する批判報道をしている一部の新聞やテレビよりまともだが、安直な取材で膨らめた報道に走る記者の不勉強のせいだ。
読者、視聴者はもう何を信じていいか分からないだろう。
世の中には障害を乗り越えて活動している人たちは大勢いる。
音楽はもちろん美術、芸術、学術、スポーツ、仕事…とあらゆる分野だ。
今回の出来事は多くの障害者を裏切り、失望させ、傷つけた。
黙々と励む人たちには世間の冷たい目が気になるだろう。
新聞、テレビはその主犯格だということを自覚しなければならない。
川柳「朝囀」バレたなら 蟻んこ散らす ように逃げ (誠)
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