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2014年3月 7日 (金)

怒りを超えてあきれる…幻のピアニスト謝罪会見

 

 楽曲が別人の作品だった“全聾(ろう)のピアニスト”佐村河内守氏(50)の謝罪会見を聞いてますます人が信じられなくなった。

全聾、広島生まれ、被爆2世…人々の心を虜にする要素を巧みに利用した。

人々、特に高齢者の苦悩、苦しみにつけ入る振り込め詐欺と何も変わらない。

バレたら「うそだった」とわるびれず謝って、そこに同情を呼び込もうとする。

 

 それをある人は典型的な詐欺師といい、またある人はペテン師という。

不安なことはそういう裏切りに社会がそれほど怒っていないことだ。

別人の作だと疑いもしなかった…欺かれたと気づかなかったじゃないか。

作曲者は誰でもいい、いい曲ならそれでいいじゃないか。

社会の隅々からそんな声さえ聞こえてくるではないか。

 

全聾というハンデを乗り越えて生きるピアニスト…本物ならすごい。

その人々の驚嘆につけ入ってだました。金と名声を手にした…犯罪だ。

しかも、障害者であるかのごとく装ってだ…人間性としては最低だ。

その人間性を見破れず「全聾のピアニスト」「現代のベートーベン」と虚構を作り上げる主役を演じた新聞、テレビはどうする。

 

 本当に耳が聞こえなかったベートーベンが「私も耳が聞こえたのじゃないかと疑われているかもしれない」と天国でにがり切っているだろう。

 世の中をペテンにかける一端を演じておきながらどこ吹く風と批判報道をしている新聞やテレビ、18年間も人々をだまし続けてきたゴーストライターも同罪だ。一片の謝罪で済むだろうか。

 

社会には障害を乗り越えて活動している人たちが大勢いる。

音楽界はもちろん美術、芸術、学術、スポーツ…とあらゆる分野だ。

そういう人たちを裏切り、失望させ、傷つけたという点で今回の出来事は罪深い。

世間の冷たい目を気にしなければならないとなったら気の毒だ。

「一杯食わされた」程度の話ではない。

 

川柳「朝囀」またですか 美談好きを つけ込まれ(誠) 

 

 

 

 

 

 

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