また汚染水あふれ出る…しっかりしろ東電!
福島第一原発の汚染水処理施設ALPSで放射性物質を取り除くタンクの洗浄作業に使った水があふれ出すトラブルが起きた。
性能の低下やポンプ故障が起きたのに続く洗浄水漏出とトラブルが後を絶たない。一体、東京電力はどうするつもりだろう。
2日前の14日には使う予定のない仮設ポンプ4台が動き、本来移送されるはずのない建屋の地下に汚染水約203トンが流れ込んだ。
汚染水は放射性セシウムが1リットル当たり3700万ベクレルも含まれている高汚染度で、誰が何の目的でポンプのスイッチを入れて動かしたのかも分からないという心もとない管理ぶりだ。
原子力規制委員会は16日の定例会で東電の管理無能を非難し、ポンプのスイッチ盤近くに監視カメラを設置したり、スイッチ盤にカギを取りつけるなどの再発防止策を18日までに講ずるよう求めた。
原子力規制委員会の怒りは当然だ。トラブルが起きた後で「2度と起こさないよう厳しい対策を講じます」と繰り返される東電の釈明は聞き飽きた。
言葉だけで再発防止が実現できるなら金も資材も要らない。
国民のなけなしの税金を投入して支援していることがかえって東電の気のゆるみを助長しているのではないのか。
危ない作業を次々と下請け、孫請けと丸投げしていくやり方に問題があるのではないのか。東電は当事者意識が薄弱すぎるのではないか。
なぜかって、起きているトラブルや問題はほとんどが人為ミスじゃないか。
200トンを超える汚染水の建屋流入が故意に引き起こされたものなら論外だ。
その原因調査がはかどっていないことに苛立ちを覚える。
福島原発事故対策が原発政策の進路を左右することを東電は自覚しているのか。
まさか東電に原発事故に対する意識風化が起きているのではあるまい。
川柳「朝囀」東電よ 未来とふるさと 返してよ (誠)
http://gonbee-72.cocolog-suruga.com
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