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2014年4月25日 (金)

また老老介護に鬼の判決…92歳老女に賠償命令

 

 

 91歳の認知症の男性が徘徊中に愛知県のJR東海駅構内で列車にはねられ死亡した。列車の振り替え輸送などで損害が出たとしてJR東海は遺族に720万円の損害賠償を求めた。その第二審、控訴審判決で名古屋高裁の長門栄吉裁判長は、離れて暮らしている長男の責任は免じたものの、当時、85歳だった妻には介護責任を果たしていないとして359万円の賠償を命じた。

 

 男性は妻がまどろんでいるちょっとの間に家を出たが、裁判長は「目を離さず見守る義務を怠った」「徘徊防止の出入り口のセンサーを切っていたなど対応は十分でなかった」として妻に責任を求めた。もちろん、JR東海に対しても「注意深く監視して事故を防ぐよう努力すべきだ」と注文、その分を斟酌して賠償額を第一審の半額に減じた。

 

 さて、みなさんはこの裁判と判決をどうお考えになりますか。

私は長門裁判長は老親、認知症の親の介護経験がないなと第一感思いました。

介護する家族の実態も考えず、ただ民法の規定に押し込めただけの判決です。

介護をめぐる問題を法律だけで片づけようとする血も涙もない判決です。

85歳という高齢の妻に「対応が十分ではない」とはまさに鬼の判決です。

 

私も10年ほど前まで90歳を超す母の自宅介護をしました。部屋の高いところへいくつかのカギをつけ徘徊に出ないよういろいろな試みをしました。でも、自分の親を部屋に閉じ込める…それこそ鬼のような話です。カギをかけないでおきたいと思うんです。でも、ちょっと用足しのため目を離したスキに徘徊に出られてしまう。老人の足とはいえ想像もつかぬほど遠くまで行ってしまうんです。

 

監視が不十分だ、目を離すな。裁判長はそうおっしゃるが、介護は肉体も精神もズタズタにするんです。腰を下ろした瞬間、目を閉じた瞬間、たちまち睡魔におそわれてしまうんです。ちょっとうたた寝、まどろんだことがそんなに罪になるんですか。世の中は高齢者、認知症患者が急増しています。司法の市民化が叫ばれるのは司法に携わる人々にもっと市民感覚を持ってほしいという意でしょう。

 

川柳「朝囀」また出たか 老老介護に 鬼の断  () 

 

 

 

 

 

 

 

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