とんだ恥…ゴホン、ゴホンでコンサート中止騒ぎ
大阪・フェスティバルホールで行われた米国人ピアニスト、キース・ギャレットさんのコンサートでとんでもないことが起こった。5月3日のことだ。
静まり返った演奏中、「ゴホン、ゴホン」と大きな咳が続いた。
演奏は何度も中断、集中力をそがれたギャレットさんは演奏を中止して帰ってしまった。高い料金を払って入場した人たちは演奏中止に怒り狂った。
咳の主は謝罪したのかどうか知らないが、さて、あなたならどうする。
咳をしようが、鼻をかもうが個人の自由だという国もあるが、私たちは大衆の中、特にコンサートや能など芸術鑑賞の場では作法を大切にする。
音楽や歌を鑑賞するコンサートは演奏者の邪魔をしないことが基本だ。
風邪で咳き込む状態ならキャンセル、突然の咳ならハンカチで抑える。
高い入場料を払っている多くの人たちは「中断、中止はけしからん」と怒る。
多少の邪魔があったにしても最後までやり遂げるべきだという。
一方、ギャレットさんに同情し、「マナーを守れない人間が情けない。最低だ」と大咳の主を含めてコンサートをぶち壊した人たちに怒りをぶっつける聴衆も多かったのは言うまでもない。
主催者側もライブ録音を予定していたこともあって開演前のアナウンスや会場掲示は十分にしてあったという。何年か前にもギャレットさんのコンサートは咳や雑音で演奏中断があったそうで、この日も舞台の袖からギャレットさんの注意発言もあったようだ。それでも騒ぎ立てる聴衆もいたのだから、ファンとはいいながらも大阪人としては見苦しいところを見せてしまった。
再三の不作法、中断騒ぎにもめげず来阪してくれたギャレットさんに本当のファン、ジャズ愛好家なら感謝し、しっかりと詫びるべきだ。
この失態が音楽家の間に知れ渡ってしまえば大阪には誰も来てくれなくなる。
そんなことになったら恥ずかしいじゃないか。
橋下市長、強がりもいいけど市民のマナーがこんなじゃ話にならないでしょう。
川柳「朝囀」マナーとは 他人にだけ 問うものか (誠)
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