自信も希望も先進国中最低だって…当然でしょ
調査の結果よりも費用がいくらかかったのかを知りたいくらいだ。
だって、最初から分かっているような結果だし、そういう結果になるような社会情勢じゃないですか。慌てたってはじまりませんよ。
何って? 世界7カ国子ども・若者白書のことです。
昨年11月~12月の間に日本、韓国、米国、英国、ドイツ、フランス、スウェーデンの7カ国の13歳~29歳の男女、各国1000人前後にインターネットで行った意識調査で、3日に閣議決定の後で公表された。
それによると自分自身に満足しているのは日本が最下位で45・8%。ほかの国は米国の86%を最高にすべて70%を超えた。
将来に明るい希望を持っているという若者の割合も日本が最低で61・6%。ほかの国は米国の91・1%を最高にすべて80%以上と差が出た。
ほかに自分に長所があるは68・9%、40歳になった時に幸せになっているは66・2%でともに7カ国中最下位だった。自分自身への満足や長所を知っていることは自信に通じるから、日本の若者は自信が持てないでいると言えそうだ。
入学試験然り、入社試験然り、希望を抱いて門をたたいても冷たく押し返され、
いつでも拒絶される運命を繰り返している。何を学んできたか、何ができるか…ではなく、どこの学校を出たか、の学歴フィルターで分別されている。
そんなもみくちゃな選別に打ちのめされてきた若者がどうして自信が持てる。
どうして将来に明るい希望なんか持てるのか。
それでも自国のために役立つことをしたいは54・5%で7カ国中のトップ。
打ちのめされ、拒絶されても国の役に立ちたいと若者は願っている。
何ともけなげではないか。いや、いたましいほどである。
そんな若者たちの思いに教育は答えているか。政治は寄り添っているか。
それがかなわないなら血税をドブに捨てるような調査はやめるべきだ。
川柳「朝囀」 変ですね 政治家だけが 自信過剰 (誠)
http://gonbee-72.cocolog-suruga.com
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