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2014年7月25日 (金)

傷をなめ合う「死の商人」たる大国…人の命は虫けらだ

 

 

武器も持たぬ市民の命を虫けらのように散らしているのは世界の大国だ。その非人道は今も昔と何も変わりがないとつくづく思う。

マレーシア航空旅客機を撃墜したウクライナの親ロシア軍にミサイルを提供していたのはプーチンのロシアだというので、欧米はロシア制裁の声を荒げている。だが、その中でロシアに武器を売却するフランスが足もとを揺るがせている。

 

フランスはミストラル級の大型強襲揚陸艦2隻の売却をロシアと契約済みだ。

ロシアが「死の商人」だというならフランスも「死の商人」だということになる。だが、フランスもそんな大きな契約をみすみす反故にしたくない。

何とか今回のロシア制裁には加わらないで過ごしたい。だから、あの手この手を使って「お前さんたちはそんなに人を批判できるのか?」と切り返している。

 

イラクがクウェートに攻め込んだあの湾岸戦争だって米軍が目にしたイラク軍の兵器は米国製ばかりだったという話もあった。先のシリア内戦では地上戦突入寸前のオバマのアメリカに「シリアの化学兵器を国際管理下に置く」と提案したのはプーチンだった。プーチンがオバマを救った―という国際評価が広がったが、その実はシリアに兵器を提供し続けるプーチンの陰謀だった。

 

プーチンは「死の商人」であることを隠し、オバマに貸しをつくったのだ。

プーチンの提案は一見人道的に映るが、サリンという非人道兵器を使用したアサド政権に逃げ道を与えた巧妙な戦略でもあった。アサド政権は自ら兵器を持たない一般市民を大量殺戮してきたことを帳消しにできるのだから素早く受け入れた。元医師としての人間味の欠片もないアサドをプーチンは延命させた。

 

 国連調査団はアサド政権の攻撃着弾地からロシアの刻印がある砲弾を多数発見、サリンを運ぶ大きなロケット弾も明らかにした。それでもアサドとプーチンが逃げ切れたのは大国が自ら「死の商人」であることに負い目を感じケジメをつけられないからだ。「死の商人」の素顔を隠し平和と人道の使者になりすます大国を糾弾するのは私たち一人ひとりの怒りをつないだ国際世論でしかない。

 

 川柳「朝囀」 死の商人 互いの傷を なめ合って  ()

 

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