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2014年8月12日 (火)

故笹井副センター長の遺書あばく行儀のわるい新聞、テレビ

 

 亡くなった笹井芳樹・理研副センター長が小保方晴子・ユニットリーダーに宛てた遺書の内容が新聞、テレビで報道されていることに疑問や批判の声があがっている。正しいか、誤まりかというレベルの話じゃなく、新聞、テレビがすっすり行儀がわるくなったという恥ずべき話だ。

 

世界の科学界をこれだけ揺さぶっている論文の共著者の遺書だから関心を寄せるのがわるいとは言わない。論文をまとめるにあたっての指導者から直接の著者への遺書だから新聞、テレビが根掘り葉掘り内容を探ろうとするのも理解できなくはない。その遺言が論文不正につながるようなことがらが書かれていたならその部分が捜査当局から公表されることはあろう。

 

だが、その疑いがないことや小保方さんらに謝罪を込めた内容であることは早くから明らかにされており、根掘り葉掘り探る対象ではないことも明らかだ。

本来、個人宛ての遺書の内容は遺族や関係者の意向を踏まえて公表されないのが社会の通念でもある。今回も理研は何よりも遺族の意向を踏まえて具体的な内容は一切明らかにしなかった。

 

しかし、断片的ながらも遺書の書き込みが具体的に報道された。

明らかにそこは人権配慮を飛び越えて興味本位の意思が働いている。

記者が自ら「知りたい」気持ちを関係者にぶっつけ、ほじくり出した文言がズバリと報道されている。知っても書くべきでないという自制心が欠落している。

自分だって遺書の内容が公にされてしまうとなれば不安だろう。

 

追及すれば国民に「知る権利」がある、「真実を追及するのがメディアの使命だ」というだろう。でも、それは死者を含め関係者のプライバシーや人権が最大限に守られる状況下での話だ。それを無視して「知る権利」だ、「報道の自由」だというのは興味本位、暴露主義だ。新聞、テレビは安っぽい週刊誌とは違うだろう。「知りたがる声」は「知る権利」とは似て非なるものだ。

 

 川柳「朝囀」キーボード たたいて剥き出し 遺書だって  ()

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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