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2014年8月24日 (日)

「吉田調書」の公開、政治責任の立証につなげよ

 

 福島原発事故について調査検証委員会が当時の吉田昌郎所長から聴取した証言「吉田調書」を政府が公開する。推測や想像が事実であるかのように独り歩きを始めているので公開に踏み切るのだというが、生の証言を隠しておいて情報が独り歩きしているなんて言い過ぎだ。公開が遅すぎたんだ。

 

 未曾有の原子力災害に対して現場で対応を指揮した生き証人の証言だから、基本的に公開が望ましいことは言うまでもない。特に吉田氏は生前、原発事故発生直後の菅直人首相を先頭に当時の政権が過剰に介入、干渉し現場の初動対応の障害になったなったことを憤っており、その辺が赤裸々になることが期待される。そして最終的に政治責任の立証につなげてほしい。

 

国会と政府の調査検証委は事故後の菅首相の対応を「危機の取り組みとしては最低だった」と断じた報告書を提出している。福島原発告訴団は、菅首相が現場視察を優先し、圧力容器のベント(蒸気弁の開放)の判断を放置したことが水蒸気爆発を招き、原発災害を大きくしたとして告発したが、検察は放射線量が高く停電も重なってベントができなかったのだ、と不問に付している。

 

「ベントに踏み切りたいと東電から話が来ているが、総理が専門知識をお持ちなので現場視察の後、あるいは視察途中で指示があると思います」。当時、枝野官房長官は菅首相が現場視察に出た後の会見でそう語っている。菅首相が危機管理を放り出し現場視察を強行、阿鼻叫喚の中で緊急対応にあたる吉田所長らに横から口をはさんで干渉し邪魔をしたのではないか。

 

大学の同窓を鼻にかけてくちばしを入れる菅首相が吉田所長にどんなに障害になったか調書で探れれば、不問に付されてきた菅首相への告発結果の見直しだってあるかもしれない。危機管理の最高責任者の初動対応のまずさが3つの原子炉の炉心溶融、メルトダウンにつながったのかどうかもはっきりしてほしい。未曾有の大事故の政治責任の存在がぼけたままになっているのは納得できない。

 

 

川柳「朝囀」真実を 新聞にあばかれ フタ開ける  () 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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コメント

朝日新聞のスクープ報道で終わらせないためにも公開は絶対に必要だ。
検察審査会の再起訴立件の資料としても重要だ。このままだと慰安婦報道同様に朝日の恣意的捏造報道が罷り通ってしまう。

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