ガザの狂気…人殺し一時休んで葬式、また再開
人殺しを一時休んで、避難や死者の弔いの時間を取り、また人殺しを始める。
そんなバカなと思うかもしれないが、イスラエルとハマスのガザの戦いはそんな狂った話なのだ。その一時停戦は24時間延長され、3度目の一時停戦にもつれ込んでいる。
人種と宗教の対立に基づく人間の憎しみ合いを解消することができるのか。
その調停役をまかされたエジプトが果たしてその指導力を備えているのか。
ガザの戦いが始まってからすでに2000人以上の死者、そのうち500人以上がいたいけな子どもたちだという。この世に生れ出た瞬間から戦火に見舞われ、アッという間に生涯を断たれた。
モノ言わなくなった幼な子を抱えて「なんで子どもを殺すんだ」と絶叫する父親母親の姿がテレビ映像で茶の間に送り込まれてくる。それを「かわいそうなことをする」とやるせない思いになりながらも、私たちは何もすることができない。
国際世論を味方に役割を果たすべき国連だが、今や犬の遠吠えのような非難ばかりで具体的に動き出す勢いも感じられない。
エジプトは双方が長期停戦に基本合意した上でパレスチナ側が求めるガザの空港や港の境界封鎖の解除について交渉することを提案しているがハマス側が難色を示しているという。お互いにエジプト取り込みに神経を消耗しており、再び戦闘状態に戻ることは避けられない。「人間のあらゆる宗教のうち戦争は最も手ごわい宗教だ」というノーベル賞作家エリアス・カネッティーの言葉通りだ。
ウクライナ軍と親ロシア派武装集団との停戦協議も暗礁に乗り上げている。
国を捨て白旗を掲げて避難する車列にロケット弾が撃ち込まれ女、子ども多数が犠牲になったという話が飛び込んでいる。避難を指示した武装集団側の仕業だという説がもっぱらだ。人間の狂気はとどまるを知らずだ。
川柳「朝囀」 殺し合い 人も国とて 亡びゆく (誠)
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