原発避難の自殺で東電に賠償命令…被災者に寄り添った裁判長
原発事故でわが家を失い避難生活で傷つき自ら命を断った弱者に法律で対抗するってむごいと思いませんか。東電は控訴なんかしないで裁判所の賠償命令を受け入れて故人の霊にひざまずいて欲しいですね。
みなさん、そう思いませんか。
東電福島原発事故で避難生活に追いやられていた福島県川俣町の渡辺はまさん(当時58歳)が自殺したのは「長い避難生活で精神的に追い詰められた結果だ」と遺族が損害賠償を求めた訴訟判決で福島地裁は26日、自殺と避難生活との因果関係を認め、東電に約4900万円の賠償を命じた。
福島原発事故による自殺で賠償命令判決が出たのは初めてになる。
渡辺さんは事故後、居住地域が政府による計画的避難区域に指定され、家族とともに避難生活を送っていたが、一時帰宅が許された7月1日、自宅の庭で全身にガソリンを浴びた上火をつけて焼身自殺した。避難生活が長引く中で「生きているうちにわが家に戻れるか」と口走るようになり、うつ病を発症して自ら命を断った。
東電側は事故前から睡眠障害があったとして因果関係を否定している。
裁判は弁護士による法廷闘争だと承知しているが、過去の判例や論拠で判断する形式的なやり取りにはいたわりを感じることができない。原告、被災者に寄り添うこともできない司法の担い手をいくら増やしても私たちの社会は人間味のあふれるものにはならない。睡眠障害を抱えていたとはいえ、わが家を失い前途に望みのない避難生活が自死に追いやったことは十分に推認できる。
それを評価し因果関係を認めた裁判長に頭が下がる。
防災、避難の備えも欠き、これだけ無残な結果を招いている東電は、当事者として被災者に全面的に責任を負うべきだ。
いの一番に被災者、被災地に寄り添うべきだ。抗弁の資格はないだろう。
控訴など断念して早期に賠償に応ずるべきだ。
川柳「朝囀」 再稼働 死者の無念 踏みつけて (誠)
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