渡辺さんすごむ…みんなの党は私の党だ
みんなの党は渡辺喜美さんにとっては「私の党」なんだろうね。
浅尾慶一郎さんが党代表になっているのは乗っ取られたような気持ちなんだね。
政治家もそれくらい愛党の精神が強ければ立派だが、残念ながら渡辺さんの場合は党への愛惜じゃない。党代表という権力への執着なんだろう。
8億円の借入金問題でみんなの党代表を辞任、沈黙していた渡辺さんが5か月ぶりに報道陣の前で口を開いたと思ったら、いきなり浅尾さんに代表辞任を迫った。
与党との連携を深めることによって与党再編をめざす渡辺さんにとって、野党再編を模索する浅尾さんは気がかりで、「政策を地道に実現することで支持が得られる」と述べ、牽制した。
浅尾さんも負けてはいない。「政策提案は一緒にやれる野党とはやっている」「与党の下請け機関になるということであれば違う」などと反論している。
党内は党への不信感を生んだ巨額借入金問題の禊(みそぎ)は済んでいないとする厳しい空気であり、渡辺さんの言動に対する批判は強い。浅尾さんに対する批判に同調する雰囲気は生まれていない。
それよりも渡辺さんが代表辞任後は通常国会にも出席しなかった経緯などについて説明すべきだという厳しい声もある。渡辺さんは国会にも出す、地元で有権者をめぐって支持を訴えて歩いていたという話も伝わってきており、その人から政策実現が最優先だ…などという話が出ては納得できないだろう。志を抱いて党に参加した若手に失望感を与えるようではもはや党の生みの親とは言えない。
みんなの党に参じた若手政治家はすでに3つ、4つの党に散っている。
その多くが党を率いるリーダーの「お山の大将」たらんとする野望に振り回された結果なのだ。政策や政治理念の違いならまだしも、党内支配という小さなコップの中の争いに過ぎない。そんなところから国家の将来なんか見えてこない。
結局、私たちは政治家に恵まれない時代を生きることになる。残念だ。
川柳「朝囀」うりふたつ お山のサルに 金バッジ (誠)
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