美玲ちゃん殺害で47歳男逮捕…恐怖に震える子を持つ親たち
神戸市長田区で複数のポリ袋に入った遺体は、行方不明になっていた近くの小1女児、生田美玲ちゃん(9)と判明、警察は近くに住む47歳の男を逮捕した。
無事でいて欲しいという願いは届かなかった。都市のど真ん中でどうしてこんなむごい事件が起きるのか。子を持つ親たちは恐怖にふるえている。
今度の事件も考えさせられることがらをたくさん残した。
まず、一つはあまりにも近いところで犯罪が行われていることだ。
遺体は美玲ちゃんの自宅から100㍍、眼と鼻の先に捨てられていた。
他所で殺害され運び込まれた可能性もあるが、暮らしの周辺にまで恐怖が迫っているという現代社会の病理を改めて思い知る。
遺体が見つかった草むらは何度か警察による捜索が行われたところだった。
見つけることができなかったという、つまり見落としだったのだろうか。
それともここ数日の間に、それも捜索のスキに遺棄されたのかもしれない。
もし、後者だとすれば犯人はごく近辺にいると思われたがその通りだった。
私たちは盲点の中で暮らしているということになる。
近くでは以前から、変な人がいるという不審者情報があったと言われる。
特にそれは公園周辺でささやかれ、親は子どもたちに向かって「公園に近寄るな」と注意をしていたという証言もある。
安全、安心で楽しいはずの公園が危険な場所になっているというのは尋常ではない。私たちの都市政策は犯罪を誘発していることにならないか。
子どもを持つ親たちも多くの子どもをあずかる学校、幼稚園などは安全教育をどうしたらいいのか戸惑っている。「大人を見たら犯罪者と思え」「大人に声を掛けられたら逃げなさい」と教えなければならないのか。やわらかな心にまず人間不信を教えなければならないとはまともではない。今度の事件が子どもたちをどんなに傷つけてしまったか、真剣に考えなければならない。
川柳「朝囀」また1つ ポツリと消えし いのちなり
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