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2014年9月19日 (金)

本当に菅元首相に政治責任はないのか

 

 福島原発事故をめぐる、いわゆる「吉田調書」を読み返してみるとどうしても突き当たる。本当に菅直人首相(当時)に政治責任はないのか―という疑問だ。

危機管理の最高責任者として「最低だった」(政府調査委員会報告書)というひと言で片づけていいのだろうか。

 

「吉田調書」からは菅氏が当時の吉田昌郎所長にとって混乱の極みだったことが手に取るように分かる。菅氏を「あのおっさん」と呼び、自分の立場ばかり主張する菅氏に「アンフェアも限りない」と扱き下ろし、「ばか野郎」とまで反発している。迷惑千万だったのだろう。特に所員が現場から逃げるのを自分がとめたようなことを言っている菅氏に「そんな発言する権利があるか」と吐き捨てている。

 

所員を一時安全なところに待機させた吉田氏なのに、それを撤退、全面撤退、つまり現場を捨てて逃げようとしていたように言い、自分が「命をかけろ」と命じてとめたと言っている菅氏には命がけの自分や所員への侮辱だと吉田氏は怒った。「逃げた者は一人もいない」「撤退なんてことを誰が言い出したんだ」と菅氏に対してむき出しで怒っている。

 

「アホみたいな政治家」とまで憤っている。「退避」という報告を受けた海江田経産相(当時)は「退避といい撤退ではなかった」と調書で述べており、菅氏と枝野官房長官(当時)に「退避と伝えた」と明言している。それが「撤退」「全面撤退」という言葉に変わったのは菅氏、枝野氏に話が伝わった段階からだ。それを菅氏は「食い違っているのは吉田氏の方だ」と物言えなくなった故人のせいにしている。

 

朝日新聞は「吉田氏の待機命令に違反して所員は原発から撤退した」と報じたことの責任を取って謝罪し社長辞任のケジメをつけた。撤退という言葉をめぐる問題は菅氏と枝野氏へ話が伝わった後で起きており、その撤退を自らの命令で食い止めたと明言している菅氏の発言にかかる責任を明確にすべきだ。それは故人となった吉田氏に対する最低限の道義だと思う。

 

川柳「朝囀」 道義など 赤じゅうたんには 落ちてない () 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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