イスラム過激派2人目の処刑公開…残虐、狂気そのものだ
ジェームズ・フォーリー氏に続いて2人目の米国人ジャーナリスト、スティーブン・ソトロフ氏を処刑する動画をシリアのイスラム過激派「イスラム国」がネット上に公開した。衝撃を超え恐怖が世界に広がっている。生きている人間の首を切り落とす場面を公開するとはまさに狂気だ。憎悪のかたまりのような集団に命の尊さなど説いても無駄だろうが、むごい。
私たちはどうすればいいのか。2人の処刑は米国のイラク空爆に対する報復だと過激派は宣言しているが、巨額の身代金要求もしている。米国は応じなかったが、過激派が軍資金を集めるのに血眼になっていることが明らかになった。みせしめに手段を選ばなくなっていることも明らかになった。
危険を無視した現地取材を慎み彼らの魔の手にかからないことだ。
各国が身代金要求に応じないことを表明はしているが、必ずしも歩調は整っていない。交渉の内容など個々のケースで身代金が払われるからで、交渉代理人などの質にもよる。1人でも身代金が支払われれば過激派はそれに味をしめ、兵士として誘い出した上で人質にしてしまうという手まで使っているという。人質狩りの足を止めるには今こそ世界が協力し合うことだ。
フォーリー氏の首を切り落としたのは過激派に加わった英国青年とみられるが、英国ではイスラム過激派の戦闘に加わる若者が急増しており、その1人が殺害に関与したことに英国社会は衝撃を受けている。彼らが英国に戻ってテロを起こす恐れがあるからだ。若者が過激派に加わっている疑いは米国でもフランスでも現実化している。人種や貧困を超えた憎悪に手が打てるのか。
中東ガザでは敵同士が相談し人殺しを休んで弔いをし、再び殺し合いを始めるというバカげたことをやってきた。3000人に迫る命が散った。停戦に合意したとはいえ、武装解除をめぐって不信が広がり、いつ殺し合いが始まるか分からない。私たちのアジアだってミサイルやロケット弾が飛び交っていないだけで、人と国が憎悪むき出しでいがみ合っている。世界が病んでしまっている。
川柳「朝囀」地球号 憎悪の連鎖 いつ果てる (誠)
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