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2014年10月30日 (木)

術中にはまった訪朝…家族会が心配した通りだ

 

 政府代表団の平壌訪問は、拉致が後回しにされる恐れがあると拉致被害者家族会が懸念した通りの展開になった。話し合いをつないでいくことが大切だとする安倍首相ら政府の意向も分からなくはないが、こっちから動けば相手の術中にはまるだけだという厳しい視点がそれ以上に大切だろう。

拉致解決への第一ラウンドは完全に負けだ。

 

拉致問題が最重要と伝える目的は達したというが、今ごろ相手に伝えてどうなるんだ。小泉首相(当時)が乗り込んで一部拉致被害者を救出した時から伝わっている。相手は百も承知だ。だから終戦前後に亡くなった日本人の遺骨、終戦の混乱で北朝鮮に残された日本人、帰還事業で在日朝鮮人の夫と北朝鮮に渡った日本人配偶者などの調査結果を並べ立て、拉致問題を後回しにしたじゃないか。

 

これから日本側が調査の進展を問いただすことになっても「すでに説明した通りだ」と言うだろう。今回の代表団の平壌訪問はその足場づくりにされただけだ。

私たちが一番重要視している拉致被害者12人について、北朝鮮は「8人死亡、4人未入国」とする小泉訪朝時の説明をもって「すでに説明した通りだ」と繰り返し、「拉致問題は解決済みだ」とさえ言っている。

 

家族会の懸念にもかかわらず代表団派遣を強行した安倍首相は、最重要の拉致問題解決に向けてどんな道筋を開くのか、北朝鮮ペースをどう回避するのか、正念場に立たされることになる。政権の政治生命にもかかってくるかもしれない。

5月29日夕刻、スウェーデンでの日朝協議決裂の直後、北朝鮮側から一転「拉致被害者の全面調査約束」の一報が飛び込んだ時を思い出す。

 

本稿は「こんな話に何度もだまされてきた」「調査したが新たな被害者はいないというかもしれない」「調査を長引かせ、制裁措置を次々と外させる作戦かもしれない」「そのくらいのことは平気でやる」と書いた。

半信半疑だった家族会を向こうに「制裁措置解除」の段取りまで示して興奮気味だった政府の面々は今、どんな思いだろう。

 

川柳「朝囀」お人好し 犯罪者にも 気をつかい (誠)

 

 

 

 

 

 

 

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