辞任騒ぎに調子づく各党談話…小沢さん、そこまで言えますか
小渕優子、松島みどり両大臣の辞任をめぐる各党談話をお聞きになりましたか。
その中でもテレビ画面を前にびっくり、あっけにとられてしまったのは生活の党、小沢一郎代表の談話だ。特に小渕氏の政治資金問題について「大臣を辞めても議員としての責任は取ったことにならない。自ら進退のケジメをつけるべきだ」って言っていたではないか。
ちょっと待ってくださいよ、小沢さん。
小渕氏のことをそこまで言えるんですか?
ご自身の資金管理団体が東京都内に土地を購入した際の資金の出どこや政治資金収支報告書疑惑(不記載)をめぐって小沢さん自身、検察審査会の裁決で強制起訴されたじゃなかったですか。
小沢さんについては嫌疑不十分で無罪になったとはいえ、関係した3人の秘書たちは全員が有罪になった。小沢さんの無罪は小渕氏と同じように「秘書任せだった」という主張が通っただけでしょう。
4億円を超える大金の扱いを秘書まかせにする政治家が本当にいるんですか。
秘書たちは処理を小沢さんに一度も相談しなかったんですか。
小沢さんの「無罪」にはそんな疑念が残ったままなのです。
それを小渕氏のことになったら、一方的に非難するというのはどうみてもおかしい。反論したい人たちは大勢いるのではないだろうか。
新聞、テレビ、メディアだってそうだ。小沢さんの口車に乗ったわけでもあるまいが、「小渕氏は国会の政倫審で説明すべきだ」なんて言ってる。
小沢さんの事件の時に「政倫審で説明を!」なんて言わなかったじゃないか。
小沢さんに対しては沈黙していたのに女性の小渕氏にはかさにかかって迫る。
メディアがその時の気分や相手次第で追及に違いがあるようでは話にならない。
記者たる者、胸に手を当ててみるがいい。分け隔て、使い分けは全くないかどうか。党代表たる者、談話の前に自らの身辺の整理をお忘れなく!
川柳「朝囀」政治家は 他人の疵を よく見抜き (誠)
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