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2014年12月24日 (水)

実現できるのか…理想詰め込んだ大学入試改革答申

 

人物や思考力を総合的に評価する大学入試へ改めよ、と中央教育審議会が文部科学大臣に答申した。実施は今の小学3年生が高校3年になる6年先だが、理想を詰め込んだ改革案の実現には首を傾げざるを得ない。文科相も聞きっ放しにはできないから大変だ。高校や大学の入試や教育改革審議に長い間かかわってきた者として感ずるがままを述べてみたい。

 

センター試験を廃止して基礎学力テスト、学力評価テスト、大学ごとの個別試験の3本立てにし、学力評価テストは年に複数回行うという。テストを重層的に行うことにより知力、学力を厳密に探ろうという意図は分かるが、これまで以上に知識、知力偏重の教育に陥る危険がある。高校はもちろん中学までもテスト漬けに追い込んでいく心配がある。

 

思考力や発想力を評価するという考えは学力偏重からの脱却が狙いだろうが、どう評価するが問題だ。間違いなく入試の難問奇問化につながる。元のもくあみだ。人物評価の名のもとに集団討論やプレゼンテーションが想定されているようだが、自己表現に長けた者と奥手な者と分離する微妙な17、8歳にそれが真の人物評価に直結するかどうか疑問がある。

 

また、人物評価には面接なども重視するとしているが、何万人という受験生を対象にするとなれば莫大な時間とものすごい数の面接官が必要になる。きちっと評価できるような面接官をそんなに確保できるのか。1人5、6分という面接で人物の何が分かるのか。現に就職試験の面接が就職情報業者の作ったマニュアルで行われている。その二の舞にならない保証はない。

 

大学外の巨大な受験組織に頼らなければならなくなる。つまり、今まで以上に予備校や学習塾に依存した受験社会が生まれる。その先は難関大学とそうでもない大学との二層化を招くだろう。それは経済的に恵まれた者がより有利な社会を意味する。大学入試、大学がすべてのような社会を出現させ、大学に進まない者との間の教育格差も心配だ。学力偏重のゆがんだ社会を招いてしまう。

 

川柳「朝囀」改革と いう幻想が 墓穴掘る  ()

 

 

 

 

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