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2015年1月13日 (火)

年金がもらえなくなる…深刻な若者の年金不信

 

「年」と書いて実り(みのり)と読ませる。「金」は美しい、立派なさまを表わしている。「年金」は立派に生きた生涯に与えられるご褒美といっていいだろう。

 時代や舞台はちがっても誰もが等しく受ける資格がある。生涯の実りを等しく受け取る権利がある。

 

だが、現実はそんな実態からどんどん離れた方向に進んでいる。くる年もくる年も減らされ、手にするものはやせ細っている。ご褒美どころか毎日の暮らしさえ満足に支えてはくれない。目の前を繕うことに汲々としている政治家は、給付額を減らすことと給付開始年齢を先延ばしすることしか考えていない。それを学者がさまざまに理屈をつけて国民の反発を抑えるお手伝いをしている。

 

「年金生活」という言葉が「ゆったりした老後」をイメージさせた時代もあった。

だが、今や「つらい、苦しい老後」の代名詞になってしまった。支えた後に支えられる世代間のバトンタッチのイメージはほとんど消え、現役世代に負担感、受給世代に肩身の狭さを醸している。世代をつないで支え合うというわが国伝統の価値観が損なわれつつあることを政治家も役人もよく考えてもらいたい。

 

 20代以下の17%が老後に年金をもらえないと考えているという日本生命保険が実施したアンケート調査の結果が先日、公表された。若い世代が年金制度に対して想像以上の不信感を抱いていることを浮き彫りにする話だ。

 年金をもらえないと考えている比率は世代間で顕著で、60代は0・8%、50代は1・8%、30代10・6%、20代以下が17・4%だった。

 

アンケート調査した日生の担当者は、少子高齢化や経済の先細りを目の当りにして、若者たちに将来の年金に対するあきらめの気持ちが広がってしまっているのではないかと心配している。次代を背負う若者たちが将来に不安、不信を抱きながら生きるという深刻な状況をもっと真剣に考えないといけない。老後の生活の支えを早くから備えておけ―というだけでは無責任のそしりを免れない。

 

川柳「朝囀」メス入れる 患部まちがえ 国亡ぶ (誠)

 

 

 

 

 

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