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2015年3月28日 (土)

歴代3社長、やっぱり無罪…JR宝塚線事故

   歴代3社長、やっぱり無罪…JR宝塚線事故

 

 

 乗客乗員150人を乗せたドイツ機墜落の原因は副操縦士の精神疾患によるとの見解が強まっている。副操縦士の殺人容疑を視野に入れた捜査が展開されることになりそうだという。その場合、航空会社の責任がどう問われるようになるのかが今後の焦点になりそうだ。

 

 一方、日本では鉄道の脱線事故に対する会社経営陣の責任が問われた裁判で無罪判決があった。107人が死亡した2005年のJR宝塚線の脱線事故で業務上過失致死傷の罪で強制起訴されたJR西日本の歴代社長3人の控訴審判決で、大阪高裁は死亡した運転士が速度を出し過ぎたのが直接の原因であり、現場カーブで事故が起きる危険性を歴代社長は具体的に予見できなかったと無罪を言い渡した。

 

 現場が急カーブに切り替えられた上に電車の本数が増え、脱線の危険性が高まったのに、列車自動停止など安全装置はつけられなかった。元社長らは「安全対策は担当者に任せていた」「安全装置を設置する法的義務はなかった」と責任回避の証言を繰り返してきた。裁判所は、JR西日本に安全対策が求められた事態は認めたものの、個々の社長に具体的な責任を明確にできないとして無罪判定をした。

 

こんな大事故なのに経営陣は何ら責任を問われない。ただ一人、直接事故を引き起こした運転士のみ責任を問われて終わる。運転士を使っていた最高責任者の責任はないのだろうか。現場の危険に常に気を配って安全な運行に配慮する責任は経営陣の基本じゃないのか。誰だってそう思う。表現は穏当でないかもしれないが、遺族にしてみたら「死に損」じゃないか。

 

事故で人が死亡した場合、会社、組織を処罰できるよう法整備をなぜ図らない。事故から間もなく10年になるというのに動きさえない。大きな事故があるたびに「事故の犠牲を無にしないよう安全対策を進めよう」というのに、現実はその場限りだ。まさに死者にムチ打つような話じゃないか。安全対策を講じることは生きている人間の務め、最低限の責任だ。

 

川柳「朝囀」責任が あるよでないのが 社長さん  (誠)

 

 

 

 

 

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