高市総務相に一筆啓上、地方創生は地方組織の刷新から
高市総務相に一筆啓上、地方創生は地方組織の刷新から
拝啓 高市早苗総務大臣殿
突然、このようなお手紙を差し上げますことをおゆるしください。
都会の若者たちが地方に移住して活性化を支援する「地域起こし協力隊」の隊員数が今年度末に1500人を超える見通しになったと先日の全国サミットで公表されましたが、思うところあって書かせていただきました。
地域の人と汗を流す。そういう姿がたくさんできれば日本は変わる。そのきっかけを作るのが協力隊だ。大臣はそうあいさつされましたが、もちろんその考えは間違っていないと思います。そのための協力隊だということも100%納得です。
でも、どんなに立派なアイデアも狙いも思い入れ通りに進んでいません。丸っきり成果をあげていないとは言いませんが、それほどでもないんです。
特に今回は地方創生とからめて期待が持てるところから隊員数を増やし、来年度中には倍増の3000人にするというお話です。力み過ぎのようにも思えますが、望みは大きい方がいい。是非、実らせてほしいとは思います。
私が考えを異にするのはその目標や狙いではありません。肝心の地方の現状が隊員たちのやる気を生かし、所期の目的を本当にあげられるかという疑問です。
ズバリ申し上げて地方が若者を迎え入れる環境、態勢の中にあるとは言えないからです。地方の組織、団体はすでに権力構造化、既得権化して古い人たちの隠遁所のようになっている。だから、どんなに金を掛け、背中を押しても変わらない。地方創生の「創生」とは新しいものを作る意だと理解しますが、古いところに安住してきた人たちに新しい発想なんかあるわけがないんです。
若い人たちによる別の組織を立ち上げて取り組んでください。頑張ってほしくない古い人が多すぎるんです。「ご苦労さまでした」と古い組織に決別を告げることは「票」や「人気」を気遣う政治家にはむずかしいかもしれませんが、国策としての地方創生なら決意してください。古い組織にいくら号令をかけても動きません。貴い税金をドブに捨てるだけで終わってしまいます。何とかしてください。
川柳「朝囀」あちこちに 地方眠らす 人の影 (誠)
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